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2010年06月18日

新しいカウンセリングの方向と目標の設定 138

今日も、「新しいカウンセリングの方向と目標の設定」を述べます。

不登校や引きこもりの人に対する「新しいカウンセリングの方向と目標の設定」は、カウンセラーが『方向と目標の設定』をしないことが大切です。不登校や引きこもりの人が、自分自身で『方向と目標の設定』をします。

現実に面接はまっすぐに進むのではなく、ほぼ最初の面接で壁にぶつかることもあります。
それは面接で、ほとんど発言しない人です。

多くの場合、新しいカウンセリングのカウンセラーは発言しないことも、その人も問題視しないでカウンセリングを進めます。そのために新しいカウンセリングでは、先ず発言しないことを誰にでもありがちなこととして伝えます。

そしてカウンセリングの深まりとともに、改善することも伝えます。そのための適切な時が、必要であることも伝えます。

それは「発言しなくてもいい」と実感されるまで、続きます。
逆に言えば、その実感こそが最大のポイントです。

「話をしなくていいんだ」ということが、こころの芯まで伝わることこそが大切です。
そのための関係性の構築が、新しいカウンセリングです。

「話をしなくていいんだ」という関係性が構築されれば、本人も話し始めます。
カウンセリングにはこのような逆説性が、常に含まれているのです。

そのために、本人がまったく話さない1時間も必要です。
その1時間、カウンセラーは親と話を進めます。本人の興味のある話を、親と話します。
それはゲームの話であったり、歌の話であったりします。

その話をしながら、子供の話したいというサインを見逃さないことが大切です。
そのサインを適切にキャッチすることが、前に進むための第一歩です。

ただしサインをキャッチして、すぐにその子供に話し始めることはミスです。
カウンセラーはいそがないで、そのキャッチしたボールを温めてください。

本人に関心を示しながら、直接の関係を持たないのです。
そうやってキャッチしたボールを温めて、充分に温まればボールは卵に変わり、やがてその卵からひなも産まれます。ただしこれは、とても困難なことです。

それをとても困難であると感じたら、カウンセラーは親とこどもの肯定的な側面を話し合ってもいいのです。それを通して、キャッチしたボールを温めていくのです。

やがてそれは、「カウンセリングの自己解決像」に向かいます。
次からは、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。



  

Posted by counsellor at 15:00Comments(2)カウンセリング