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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2010年10月21日

カウンセリングの自己解決像 97

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。
それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。
しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。
そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。
その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。
しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。
それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。
よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。
それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。
さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。
それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

次回に、さらに述べます。

  

Posted by counsellor at 13:34Comments(0)カウンセリング