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2010年12月31日

カウンセリングの自己解決像 156

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。

なお常にカウンセリングは、迷路に入りがちです。
カウンセラーは迷路に入ったら、すばやく気付くことが必要です。
そして迷路を、抜け出さなければいけません。

またカウンセリングは、気付きのプロセスです。
よって気付いたことにより、自己解決像の変更も行う必要があります。
常に柔軟に、カウンセリングは進むのです。

解決像の変更も、とても大切です。
何ごとも気付いたことにより、変更の必要性が生じるのです。

カウンセリングは、内面の道を歩むのです。
よってあるところまで来れば、違う景色が見えます。

それまではここがゴールだと思っていたところが、ゴールではないこともあります。
それをある引きこもりの人の、母親の言葉から述べます。

その言葉は、「ここまで分かって、はじめてゴールそのものを変えなければいけないことに気付きました」というものでした。

さらにカウンセリングの初期の段階では、本人も家族もおぼれている状況です。
誰しもおぼれている状況では、将来に対する展望は語れません。

少なくともある程度、泳げるようになり、そこから将来に対する展望も出てきます。
とにかくおぼれている状態は、抜け出さなければいけません。

不登校の初期の状態では毎朝、火事のようなものです。
よって火を消すことに忙しく、展望も持てません。

大切なことは、先ずカウンセリングが進み毎朝が火事のようにならなくなることです。
そのときに、初めて展望も持てます。

毎朝の火事が消えていくときに、大きな世界も開けます。
そのときに、初めて大きく偽りのない展望も持てます。

正確に言えば、本当はもともと火事ではありません。
現実を正しく見れないがゆえに、火事のようなことが起きるのです。

現実を正しく見て、火事のようなことが起きなければ大きく偽りのない展望も持てます。
そこからを、再スタートと考えてもいいのです。

このように新しいカウンセリングでは、先ず解決像を決定してハンドルを切っていくのです。
次回からは、「新しいカウンセリングの実際のプロセス」を述べます。  

Posted by counsellor at 13:28Comments(0)カウンセリング