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2010年12月01日

カウンセリングの自己解決像 129

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが大きな困難から抜け出すためのスタートは、先ず何から解決をしたらよいでしょうか?」と述べました。

何から解決するかということを、このように問うのです。
こちらの方が、現実の困難に軸足を置いています。

モデルの引きこもり状態の男性には前者の方法により、家族全員を尊重と協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせました。希望に焦点を当てたのです。

日本では希望に焦点を当てて、家族全員の尊重と協力関係の一致のもとに自己を進める方が、カウンセリングの有効性は高いのです。

ところが変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求する家族もいます。いわゆる「急いてはことをしそんじる」という、ものです。急いた結果、迷路にはいりこんでしまったのです。

家族が不登校・引きこもりの人に要求ばかりしているだけで、不登校・引きこもりの人のこころの発達を阻害します。その結果、多くの人にもカウンセラーにもこころを開かなくなってしまうのです。

正確には、こころを開けなくなってしまうのです。
家族の要求の強さが、こころを開けなくなってしまう壁です。

その壁はカウンセラーの前にも立ちふさがり、こころを開けなくなってしまうのです。その壁を、不登校・引きこもりの人が自ら取り払うためには、カウンセラーのその人に対する深い理解が必要です。

なぜならばその壁は不登校・引きこもりの人に対する無理解ゆえに作られた、壁だからです。よって深い理解こそが大切であり、かつ必要です。

その壁は不登校・引きこもりの人に対する深い理解によって、消え去るものです。本当の意味で、壁はもともとありません。

正確に言えば、不登校・引きこもりの人に対する無理解が壁であり、その壁に家族が気付くことが、大切です。

カウンセラーもその壁に対する、不登校・引きこもりの人の不満を理解し、不満の正当性を肯定することも大切です。

不登校・引きこもりの人のこころの壁は、ヘルプのサインです。そう考えることによって、コミュニィケーションはスタートします。

そしてそのヘルプのサインを、受け入れることです。
そうすれば問題解決のためのコミュニィケーションは、スムーズに進みます。

それと同時に親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する見方も受け入れる必要もあります。不登校・引きこもりの人の視点と、親や家族の視点の2方向から現実を把握するのです。

この2方向からの現実把握ができなければ、迷路を抜け出せません。多くの場合、1方向のみから現実把握して、迷路をさ迷っているのです。

なおこのような親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する関係では、しばしば「子供が何を考えているのか分からない」ということが多いのです。

次に、モデルによりさらに述べます。
モデルは、男子中学生で不登校の人です。

この人の場合は家族が変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求ばかりしがちでした。「急いてはことをしそんじる」という、迷路にはいりこんでしまったのです。

新しいカウンセリングは、その迷路の中から始まります。
あえて迷路の中から、スタートします。

モデルの不登校の男子中学生は、母親とカウンセリングをスタートしました。この母親とは強すぎる要求の問題を入り口に、カウンセリングを進めました。

さらには、母親の「子供が何を考えているのか分からない」という疑問も踏まえて、カウンセリングを深めました。その疑問こそが、カウンセリングを深めるモーターになったのです。

先ず家族の強すぎる要求を入り口に、カウンセリングを進めました。具体的には、次の問いからスタートしました。

カウンセラー:もし息子さんが、お母さんや家族の言うとおりにすべてしたとします。

この問いにより、強すぎる要求をカウンセリングの入り口にするのです。
そして、次の言葉を続けます。

カウンセラー:息子さんはそうしたことによって、お母さんや家族は今までと違ったと言いますか?

この問いにより、母親に対して強すぎる要求そのものの意味を逆説的に問うのです。

母親:それだけです。何も言いません。

母親は強すぎる要求そのもののが、無意味であることを逆説的に知りました。
それに続けて、こう語りました。

母親:それだけですし、それに私には子供が何を考えているのか分からないことが多いのです。

このように母親は、自分でカウンセリングを深めていきます。
そうやって確信に迫っていくのです。

母親:子供が何を考えているのか分からないと、どうでもいいと投げやりになります。

現実は、このような投げやりな状態であることが多いのです。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:私は言うとおりにすれば、「おはよう」というかもしれません。

母親は自分から、「おはよう」というかもしれないことを述べました。
しかしそれに続けて、母親はこう述べました

母親:だけど子供はいつも機嫌が悪いので、私から「おはよう」ということはまずないでしょう。

母親はこのように、現実把握をしていました。
それに対して、カウンセラーはこう言いました。

カウンセラー:息子さんに、お母さんが「おはよう」といったらどうなりますか?
この質問に、新しいカウンセリングの特徴はあります。

新しいカウンセリングは、前に解決を構築するのです。それが大きな特徴です。
よって、「もし~したら」と問います。

いままでは母親が自分で、結果を決め付けていました。
だからそういう結果に、なっていった面もあります。

どちらかといえば、後ろ向きな解決です。
それに対して新しいカウンセリングでは、逆に前に解決を構築するのです。

次回に、さらに述べます。


  

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2010年12月02日

カウンセリングの自己解決像 130

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが大きな困難から抜け出すためのスタートは、先ず何から解決をしたらよいでしょうか?」と述べました。

何から解決するかということを、このように問うのです。
こちらの方が、現実の困難に軸足を置いています。

モデルの引きこもり状態の男性には前者の方法により、家族全員を尊重と協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせました。希望に焦点を当てたのです。

日本では希望に焦点を当てて、家族全員の尊重と協力関係の一致のもとに自己を進める方が、カウンセリングの有効性は高いのです。

ところが変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求する家族もいます。いわゆる「急いてはことをしそんじる」という、ものです。急いた結果、迷路にはいりこんでしまったのです。

家族が不登校・引きこもりの人に要求ばかりしているだけで、不登校・引きこもりの人のこころの発達を阻害します。その結果、多くの人にもカウンセラーにもこころを開かなくなってしまうのです。

正確には、こころを開けなくなってしまうのです。
家族の要求の強さが、こころを開けなくなってしまう壁です。

その壁はカウンセラーの前にも立ちふさがり、こころを開けなくなってしまうのです。その壁を、不登校・引きこもりの人が自ら取り払うためには、カウンセラーのその人に対する深い理解が必要です。

なぜならばその壁は不登校・引きこもりの人に対する無理解ゆえに作られた、壁だからです。よって深い理解こそが大切であり、かつ必要です。

その壁は不登校・引きこもりの人に対する深い理解によって、消え去るものです。本当の意味で、壁はもともとありません。

正確に言えば、不登校・引きこもりの人に対する無理解が壁であり、その壁に家族が気付くことが、大切です。

カウンセラーもその壁に対する、不登校・引きこもりの人の不満を理解し、不満の正当性を肯定することも大切です。

不登校・引きこもりの人のこころの壁は、ヘルプのサインです。そう考えることによって、コミュニィケーションはスタートします。

そしてそのヘルプのサインを、受け入れることです。
そうすれば問題解決のためのコミュニィケーションは、スムーズに進みます。

それと同時に親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する見方も受け入れる必要もあります。不登校・引きこもりの人の視点と、親や家族の視点の2方向から現実を把握するのです。

この2方向からの現実把握ができなければ、迷路を抜け出せません。多くの場合、1方向のみから現実把握して、迷路をさ迷っているのです。

なおこのような親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する関係では、しばしば「子供が何を考えているのか分からない」ということが多いのです。

次に、モデルによりさらに述べます。
モデルは、男子中学生で不登校の人です。

この人の場合は家族が変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求ばかりしがちでした。「急いてはことをしそんじる」という、迷路にはいりこんでしまったのです。

新しいカウンセリングは、その迷路の中から始まります。
あえて迷路の中から、スタートします。

モデルの不登校の男子中学生は、母親とカウンセリングをスタートしました。この母親とは強すぎる要求の問題を入り口に、カウンセリングを進めました。

さらには、母親の「子供が何を考えているのか分からない」という疑問も踏まえて、カウンセリングを深めました。その疑問こそが、カウンセリングを深めるモーターになったのです。

先ず家族の強すぎる要求を入り口に、カウンセリングを進めました。具体的には、次の問いからスタートしました。

カウンセラー:もし息子さんが、お母さんや家族の言うとおりにすべてしたとします。

この問いにより、強すぎる要求をカウンセリングの入り口にするのです。
そして、次の言葉を続けます。

カウンセラー:息子さんはそうしたことによって、お母さんや家族は今までと違ったと言いますか?

この問いにより、母親に対して強すぎる要求そのものの意味を逆説的に問うのです。

母親:それだけです。何も言いません。

母親は強すぎる要求そのもののが、無意味であることを逆説的に知りました。
それに続けて、こう語りました。

母親:それだけですし、それに私には子供が何を考えているのか分からないことが多いのです。

このように母親は、自分でカウンセリングを深めていきます。
そうやって確信に迫っていくのです。

母親:子供が何を考えているのか分からないと、どうでもいいと投げやりになります。

現実は、このような投げやりな状態であることが多いのです。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:私は言うとおりにすれば、「おはよう」というかもしれません。

母親は自分から、「おはよう」というかもしれないことを述べました。
しかしそれに続けて、母親はこう述べました

母親:だけど子供はいつも機嫌が悪いので、私から「おはよう」ということはまずないでしょう。

母親はこのように、現実把握をしていました。
それに対して、カウンセラーはこう言いました。

カウンセラー:息子さんに、お母さんが「おはよう」といったらどうなりますか?
この質問に、新しいカウンセリングの特徴はあります。

新しいカウンセリングは、前に解決を構築するのです。それが大きな特徴です。
よって、「もし~したら」と問います。

いままでは母親が自分で、結果を決め付けていました。
だからそういう結果に、なっていった面もあります。

どちらかといえば、後ろ向きな解決です。
それに対して新しいカウンセリングでは、逆に前に解決を構築するのです。

それが「息子さんに、お母さんが『おはよう』といったらどうなりますか?」という質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:現実に、長いあいだ「おはよう」と言っていません。
こう述べて、考え込んでしまいました。

次回に、さらに述べます。


  

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2010年12月03日

カウンセリングの自己解決像 131

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが大きな困難から抜け出すためのスタートは、先ず何から解決をしたらよいでしょうか?」と述べました。

何から解決するかということを、このように問うのです。
こちらの方が、現実の困難に軸足を置いています。

モデルの引きこもり状態の男性には前者の方法により、家族全員を尊重と協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせました。希望に焦点を当てたのです。

日本では希望に焦点を当てて、家族全員の尊重と協力関係の一致のもとに自己を進める方が、カウンセリングの有効性は高いのです。

ところが変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求する家族もいます。いわゆる「急いてはことをしそんじる」という、ものです。急いた結果、迷路にはいりこんでしまったのです。

家族が不登校・引きこもりの人に要求ばかりしているだけで、不登校・引きこもりの人のこころの発達を阻害します。その結果、多くの人にもカウンセラーにもこころを開かなくなってしまうのです。

正確には、こころを開けなくなってしまうのです。
家族の要求の強さが、こころを開けなくなってしまう壁です。

その壁はカウンセラーの前にも立ちふさがり、こころを開けなくなってしまうのです。その壁を、不登校・引きこもりの人が自ら取り払うためには、カウンセラーのその人に対する深い理解が必要です。

なぜならばその壁は不登校・引きこもりの人に対する無理解ゆえに作られた、壁だからです。よって深い理解こそが大切であり、かつ必要です。

その壁は不登校・引きこもりの人に対する深い理解によって、消え去るものです。本当の意味で、壁はもともとありません。

正確に言えば、不登校・引きこもりの人に対する無理解が壁であり、その壁に家族が気付くことが、大切です。

カウンセラーもその壁に対する、不登校・引きこもりの人の不満を理解し、不満の正当性を肯定することも大切です。

不登校・引きこもりの人のこころの壁は、ヘルプのサインです。そう考えることによって、コミュニィケーションはスタートします。

そしてそのヘルプのサインを、受け入れることです。
そうすれば問題解決のためのコミュニィケーションは、スムーズに進みます。

それと同時に親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する見方も受け入れる必要もあります。不登校・引きこもりの人の視点と、親や家族の視点の2方向から現実を把握するのです。

この2方向からの現実把握ができなければ、迷路を抜け出せません。多くの場合、1方向のみから現実把握して、迷路をさ迷っているのです。

なおこのような親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する関係では、しばしば「子供が何を考えているのか分からない」ということが多いのです。

次に、モデルによりさらに述べます。
モデルは、男子中学生で不登校の人です。

この人の場合は家族が変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求ばかりしがちでした。「急いてはことをしそんじる」という、迷路にはいりこんでしまったのです。

新しいカウンセリングは、その迷路の中から始まります。
あえて迷路の中から、スタートします。

モデルの不登校の男子中学生は、母親とカウンセリングをスタートしました。この母親とは強すぎる要求の問題を入り口に、カウンセリングを進めました。

さらには、母親の「子供が何を考えているのか分からない」という疑問も踏まえて、カウンセリングを深めました。その疑問こそが、カウンセリングを深めるモーターになったのです。

先ず家族の強すぎる要求を入り口に、カウンセリングを進めました。具体的には、次の問いからスタートしました。

カウンセラー:もし息子さんが、お母さんや家族の言うとおりにすべてしたとします。

この問いにより、強すぎる要求をカウンセリングの入り口にするのです。
そして、次の言葉を続けます。

カウンセラー:息子さんはそうしたことによって、お母さんや家族は今までと違ったと言いますか?

この問いにより、母親に対して強すぎる要求そのものの意味を逆説的に問うのです。

母親:それだけです。何も言いません。

母親は強すぎる要求そのもののが、無意味であることを逆説的に知りました。
それに続けて、こう語りました。

母親:それだけですし、それに私には子供が何を考えているのか分からないことが多いのです。

このように母親は、自分でカウンセリングを深めていきます。
そうやって確信に迫っていくのです。

母親:子供が何を考えているのか分からないと、どうでもいいと投げやりになります。

現実は、このような投げやりな状態であることが多いのです。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:私は言うとおりにすれば、「おはよう」というかもしれません。

母親は自分から、「おはよう」というかもしれないことを述べました。
しかしそれに続けて、母親はこう述べました

母親:だけど子供はいつも機嫌が悪いので、私から「おはよう」ということはまずないでしょう。

母親はこのように、現実把握をしていました。
それに対して、カウンセラーはこう言いました。

カウンセラー:息子さんに、お母さんが「おはよう」といったらどうなりますか?
この質問に、新しいカウンセリングの特徴はあります。

新しいカウンセリングは、前に解決を構築するのです。それが大きな特徴です。
よって、「もし~したら」と問います。

いままでは母親が自分で、結果を決め付けていました。
だからそういう結果に、なっていった面もあります。

どちらかといえば、後ろ向きな解決です。
それに対して新しいカウンセリングでは、逆に前に解決を構築するのです。

それが「息子さんに、お母さんが『おはよう』といったらどうなりますか?」という質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:現実に、長いあいだ「おはよう」と言っていません。
こう述べて、考え込んでしまいました。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:長いあいだ「おはよう」と言っていないので、びっくりするでしょうね。
こう言って、少し微笑みました。

次回に、さらに述べます。


  

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2010年12月04日

カウンセリングの自己解決像 132

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが大きな困難から抜け出すためのスタートは、先ず何から解決をしたらよいでしょうか?」と述べました。

何から解決するかということを、このように問うのです。
こちらの方が、現実の困難に軸足を置いています。

モデルの引きこもり状態の男性には前者の方法により、家族全員を尊重と協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせました。希望に焦点を当てたのです。

日本では希望に焦点を当てて、家族全員の尊重と協力関係の一致のもとに自己を進める方が、カウンセリングの有効性は高いのです。

ところが変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求する家族もいます。いわゆる「急いてはことをしそんじる」という、ものです。急いた結果、迷路にはいりこんでしまったのです。

家族が不登校・引きこもりの人に要求ばかりしているだけで、不登校・引きこもりの人のこころの発達を阻害します。その結果、多くの人にもカウンセラーにもこころを開かなくなってしまうのです。

正確には、こころを開けなくなってしまうのです。
家族の要求の強さが、こころを開けなくなってしまう壁です。

その壁はカウンセラーの前にも立ちふさがり、こころを開けなくなってしまうのです。その壁を、不登校・引きこもりの人が自ら取り払うためには、カウンセラーのその人に対する深い理解が必要です。

なぜならばその壁は不登校・引きこもりの人に対する無理解ゆえに作られた、壁だからです。よって深い理解こそが大切であり、かつ必要です。

その壁は不登校・引きこもりの人に対する深い理解によって、消え去るものです。本当の意味で、壁はもともとありません。

正確に言えば、不登校・引きこもりの人に対する無理解が壁であり、その壁に家族が気付くことが、大切です。

カウンセラーもその壁に対する、不登校・引きこもりの人の不満を理解し、不満の正当性を肯定することも大切です。

不登校・引きこもりの人のこころの壁は、ヘルプのサインです。そう考えることによって、コミュニィケーションはスタートします。

そしてそのヘルプのサインを、受け入れることです。
そうすれば問題解決のためのコミュニィケーションは、スムーズに進みます。

それと同時に親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する見方も受け入れる必要もあります。不登校・引きこもりの人の視点と、親や家族の視点の2方向から現実を把握するのです。

この2方向からの現実把握ができなければ、迷路を抜け出せません。多くの場合、1方向のみから現実把握して、迷路をさ迷っているのです。

なおこのような親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する関係では、しばしば「子供が何を考えているのか分からない」ということが多いのです。

次に、モデルによりさらに述べます。
モデルは、男子中学生で不登校の人です。

この人の場合は家族が変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求ばかりしがちでした。「急いてはことをしそんじる」という、迷路にはいりこんでしまったのです。

新しいカウンセリングは、その迷路の中から始まります。
あえて迷路の中から、スタートします。

モデルの不登校の男子中学生は、母親とカウンセリングをスタートしました。この母親とは強すぎる要求の問題を入り口に、カウンセリングを進めました。

さらには、母親の「子供が何を考えているのか分からない」という疑問も踏まえて、カウンセリングを深めました。その疑問こそが、カウンセリングを深めるモーターになったのです。

先ず家族の強すぎる要求を入り口に、カウンセリングを進めました。具体的には、次の問いからスタートしました。

カウンセラー:もし息子さんが、お母さんや家族の言うとおりにすべてしたとします。

この問いにより、強すぎる要求をカウンセリングの入り口にするのです。
そして、次の言葉を続けます。

カウンセラー:息子さんはそうしたことによって、お母さんや家族は今までと違ったと言いますか?

この問いにより、母親に対して強すぎる要求そのものの意味を逆説的に問うのです。

母親:それだけです。何も言いません。

母親は強すぎる要求そのもののが、無意味であることを逆説的に知りました。
それに続けて、こう語りました。

母親:それだけですし、それに私には子供が何を考えているのか分からないことが多いのです。

このように母親は、自分でカウンセリングを深めていきます。
そうやって確信に迫っていくのです。

母親:子供が何を考えているのか分からないと、どうでもいいと投げやりになります。

現実は、このような投げやりな状態であることが多いのです。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:私は言うとおりにすれば、「おはよう」というかもしれません。

母親は自分から、「おはよう」というかもしれないことを述べました。
しかしそれに続けて、母親はこう述べました

母親:だけど子供はいつも機嫌が悪いので、私から「おはよう」ということはまずないでしょう。

母親はこのように、現実把握をしていました。
それに対して、カウンセラーはこう言いました。

カウンセラー:息子さんに、お母さんが「おはよう」といったらどうなりますか?
この質問に、新しいカウンセリングの特徴はあります。

新しいカウンセリングは、前に解決を構築するのです。それが大きな特徴です。
よって、「もし~したら」と問います。

いままでは母親が自分で、結果を決め付けていました。
だからそういう結果に、なっていった面もあります。

どちらかといえば、後ろ向きな解決です。
それに対して新しいカウンセリングでは、逆に前に解決を構築するのです。

それが「息子さんに、お母さんが『おはよう』といったらどうなりますか?」という質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:現実に、長いあいだ「おはよう」と言っていません。
こう述べて、考え込んでしまいました。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:長いあいだ「おはよう」と言っていないので、びっくりするでしょうね。
こう言って、少し微笑みました。
さらに続けて、母親はこう述べました

母親:びっくりして、お母さんはどうかしたんじゃないかと不思議がるでしょうね。

次回に、さらに述べます。



  

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2010年12月06日

カウンセリングの自己解決像 133

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが大きな困難から抜け出すためのスタートは、先ず何から解決をしたらよいでしょうか?」と述べました。

何から解決するかということを、このように問うのです。
こちらの方が、現実の困難に軸足を置いています。

モデルの引きこもり状態の男性には前者の方法により、家族全員を尊重と協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせました。希望に焦点を当てたのです。

日本では希望に焦点を当てて、家族全員の尊重と協力関係の一致のもとに自己を進める方が、カウンセリングの有効性は高いのです。

ところが変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求する家族もいます。いわゆる「急いてはことをしそんじる」という、ものです。急いた結果、迷路にはいりこんでしまったのです。

家族が不登校・引きこもりの人に要求ばかりしているだけで、不登校・引きこもりの人のこころの発達を阻害します。その結果、多くの人にもカウンセラーにもこころを開かなくなってしまうのです。

正確には、こころを開けなくなってしまうのです。
家族の要求の強さが、こころを開けなくなってしまう壁です。

その壁はカウンセラーの前にも立ちふさがり、こころを開けなくなってしまうのです。その壁を、不登校・引きこもりの人が自ら取り払うためには、カウンセラーのその人に対する深い理解が必要です。

なぜならばその壁は不登校・引きこもりの人に対する無理解ゆえに作られた、壁だからです。よって深い理解こそが大切であり、かつ必要です。

その壁は不登校・引きこもりの人に対する深い理解によって、消え去るものです。本当の意味で、壁はもともとありません。

正確に言えば、不登校・引きこもりの人に対する無理解が壁であり、その壁に家族が気付くことが、大切です。

カウンセラーもその壁に対する、不登校・引きこもりの人の不満を理解し、不満の正当性を肯定することも大切です。

不登校・引きこもりの人のこころの壁は、ヘルプのサインです。そう考えることによって、コミュニィケーションはスタートします。

そしてそのヘルプのサインを、受け入れることです。
そうすれば問題解決のためのコミュニィケーションは、スムーズに進みます。

それと同時に親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する見方も受け入れる必要もあります。不登校・引きこもりの人の視点と、親や家族の視点の2方向から現実を把握するのです。

この2方向からの現実把握ができなければ、迷路を抜け出せません。多くの場合、1方向のみから現実把握して、迷路をさ迷っているのです。

なおこのような親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する関係では、しばしば「子供が何を考えているのか分からない」ということが多いのです。

次に、モデルによりさらに述べます。
モデルは、男子中学生で不登校の人です。

この人の場合は家族が変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求ばかりしがちでした。「急いてはことをしそんじる」という、迷路にはいりこんでしまったのです。

新しいカウンセリングは、その迷路の中から始まります。
あえて迷路の中から、スタートします。

モデルの不登校の男子中学生は、母親とカウンセリングをスタートしました。この母親とは強すぎる要求の問題を入り口に、カウンセリングを進めました。

さらには、母親の「子供が何を考えているのか分からない」という疑問も踏まえて、カウンセリングを深めました。その疑問こそが、カウンセリングを深めるモーターになったのです。

先ず家族の強すぎる要求を入り口に、カウンセリングを進めました。具体的には、次の問いからスタートしました。

カウンセラー:もし息子さんが、お母さんや家族の言うとおりにすべてしたとします。

この問いにより、強すぎる要求をカウンセリングの入り口にするのです。
そして、次の言葉を続けます。

カウンセラー:息子さんはそうしたことによって、お母さんや家族は今までと違ったと言いますか?

この問いにより、母親に対して強すぎる要求そのものの意味を逆説的に問うのです。

母親:それだけです。何も言いません。

母親は強すぎる要求そのもののが、無意味であることを逆説的に知りました。
それに続けて、こう語りました。

母親:それだけですし、それに私には子供が何を考えているのか分からないことが多いのです。

このように母親は、自分でカウンセリングを深めていきます。
そうやって確信に迫っていくのです。

母親:子供が何を考えているのか分からないと、どうでもいいと投げやりになります。

現実は、このような投げやりな状態であることが多いのです。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:私は言うとおりにすれば、「おはよう」というかもしれません。

母親は自分から、「おはよう」というかもしれないことを述べました。
しかしそれに続けて、母親はこう述べました

母親:だけど子供はいつも機嫌が悪いので、私から「おはよう」ということはまずないでしょう。

母親はこのように、現実把握をしていました。
それに対して、カウンセラーはこう言いました。

カウンセラー:息子さんに、お母さんが「おはよう」といったらどうなりますか?
この質問に、新しいカウンセリングの特徴はあります。

新しいカウンセリングは、前に解決を構築するのです。それが大きな特徴です。
よって、「もし~したら」と問います。

いままでは母親が自分で、結果を決め付けていました。
だからそういう結果に、なっていった面もあります。

どちらかといえば、後ろ向きな解決です。
それに対して新しいカウンセリングでは、逆に前に解決を構築するのです。

それが「息子さんに、お母さんが『おはよう』といったらどうなりますか?」という質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:現実に、長いあいだ「おはよう」と言っていません。
こう述べて、考え込んでしまいました。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:長いあいだ「おはよう」と言っていないので、びっくりするでしょうね。
こう言って、少し微笑みました。
さらに続けて、母親はこう述べました

母親:びっくりして、お母さんはどうかしたんじゃないかと不思議がるでしょうね。

それに対して、カウンセラーはこう言いました。
カウンセラー:息子さんは、お母さんはどうもしていないと思いますよ。

結果を、決め付けない方向に会話を進めたのです。

次回に、さらに述べます。



  

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2010年12月07日

カウンセリングの自己解決像 134

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが大きな困難から抜け出すためのスタートは、先ず何から解決をしたらよいでしょうか?」と述べました。

何から解決するかということを、このように問うのです。
こちらの方が、現実の困難に軸足を置いています。

モデルの引きこもり状態の男性には前者の方法により、家族全員を尊重と協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせました。希望に焦点を当てたのです。

日本では希望に焦点を当てて、家族全員の尊重と協力関係の一致のもとに自己を進める方が、カウンセリングの有効性は高いのです。

ところが変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求する家族もいます。いわゆる「急いてはことをしそんじる」という、ものです。急いた結果、迷路にはいりこんでしまったのです。

家族が不登校・引きこもりの人に要求ばかりしているだけで、不登校・引きこもりの人のこころの発達を阻害します。その結果、多くの人にもカウンセラーにもこころを開かなくなってしまうのです。

正確には、こころを開けなくなってしまうのです。
家族の要求の強さが、こころを開けなくなってしまう壁です。

その壁はカウンセラーの前にも立ちふさがり、こころを開けなくなってしまうのです。その壁を、不登校・引きこもりの人が自ら取り払うためには、カウンセラーのその人に対する深い理解が必要です。

なぜならばその壁は不登校・引きこもりの人に対する無理解ゆえに作られた、壁だからです。よって深い理解こそが大切であり、かつ必要です。

その壁は不登校・引きこもりの人に対する深い理解によって、消え去るものです。本当の意味で、壁はもともとありません。

正確に言えば、不登校・引きこもりの人に対する無理解が壁であり、その壁に家族が気付くことが、大切です。

カウンセラーもその壁に対する、不登校・引きこもりの人の不満を理解し、不満の正当性を肯定することも大切です。

不登校・引きこもりの人のこころの壁は、ヘルプのサインです。そう考えることによって、コミュニィケーションはスタートします。

そしてそのヘルプのサインを、受け入れることです。
そうすれば問題解決のためのコミュニィケーションは、スムーズに進みます。

それと同時に親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する見方も受け入れる必要もあります。不登校・引きこもりの人の視点と、親や家族の視点の2方向から現実を把握するのです。

この2方向からの現実把握ができなければ、迷路を抜け出せません。多くの場合、1方向のみから現実把握して、迷路をさ迷っているのです。

なおこのような親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する関係では、しばしば「子供が何を考えているのか分からない」ということが多いのです。

次に、モデルによりさらに述べます。
モデルは、男子中学生で不登校の人です。

この人の場合は家族が変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求ばかりしがちでした。「急いてはことをしそんじる」という、迷路にはいりこんでしまったのです。

新しいカウンセリングは、その迷路の中から始まります。
あえて迷路の中から、スタートします。

モデルの不登校の男子中学生は、母親とカウンセリングをスタートしました。この母親とは強すぎる要求の問題を入り口に、カウンセリングを進めました。

さらには、母親の「子供が何を考えているのか分からない」という疑問も踏まえて、カウンセリングを深めました。その疑問こそが、カウンセリングを深めるモーターになったのです。

先ず家族の強すぎる要求を入り口に、カウンセリングを進めました。具体的には、次の問いからスタートしました。

カウンセラー:もし息子さんが、お母さんや家族の言うとおりにすべてしたとします。

この問いにより、強すぎる要求をカウンセリングの入り口にするのです。
そして、次の言葉を続けます。

カウンセラー:息子さんはそうしたことによって、お母さんや家族は今までと違ったと言いますか?

この問いにより、母親に対して強すぎる要求そのものの意味を逆説的に問うのです。

母親:それだけです。何も言いません。

母親は強すぎる要求そのもののが、無意味であることを逆説的に知りました。
それに続けて、こう語りました。

母親:それだけですし、それに私には子供が何を考えているのか分からないことが多いのです。

このように母親は、自分でカウンセリングを深めていきます。
そうやって確信に迫っていくのです。

母親:子供が何を考えているのか分からないと、どうでもいいと投げやりになります。

現実は、このような投げやりな状態であることが多いのです。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:私は言うとおりにすれば、「おはよう」というかもしれません。

母親は自分から、「おはよう」というかもしれないことを述べました。
しかしそれに続けて、母親はこう述べました

母親:だけど子供はいつも機嫌が悪いので、私から「おはよう」ということはまずないでしょう。

母親はこのように、現実把握をしていました。
それに対して、カウンセラーはこう言いました。

カウンセラー:息子さんに、お母さんが「おはよう」といったらどうなりますか?
この質問に、新しいカウンセリングの特徴はあります。

新しいカウンセリングは、前に解決を構築するのです。それが大きな特徴です。
よって、「もし~したら」と問います。

いままでは母親が自分で、結果を決め付けていました。
だからそういう結果に、なっていった面もあります。

どちらかといえば、後ろ向きな解決です。
それに対して新しいカウンセリングでは、逆に前に解決を構築するのです。

それが「息子さんに、お母さんが『おはよう』といったらどうなりますか?」という質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:現実に、長いあいだ「おはよう」と言っていません。
こう述べて、考え込んでしまいました。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:長いあいだ「おはよう」と言っていないので、びっくりするでしょうね。
こう言って、少し微笑みました。
さらに続けて、母親はこう述べました

母親:びっくりして、お母さんはどうかしたんじゃないかと不思議がるでしょうね。

それに対して、カウンセラーはこう言いました。
カウンセラー:息子さんは、お母さんはどうもしていないと思いますよ。

結果を、決め付けない方向に会話を進めたのです。
さらに、カウンセラーはこう述べました。

カウンセラー:そしてお母さんはどうもしていないと思ったら、今朝いままでとどう違ったでしょうか?

次回に、さらに述べます。


  

Posted by counsellor at 14:28Comments(0)カウンセリング

2010年12月08日

カウンセリングの自己解決像 135

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが大きな困難から抜け出すためのスタートは、先ず何から解決をしたらよいでしょうか?」と述べました。

何から解決するかということを、このように問うのです。
こちらの方が、現実の困難に軸足を置いています。

モデルの引きこもり状態の男性には前者の方法により、家族全員を尊重と協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせました。希望に焦点を当てたのです。

日本では希望に焦点を当てて、家族全員の尊重と協力関係の一致のもとに自己を進める方が、カウンセリングの有効性は高いのです。

ところが変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求する家族もいます。いわゆる「急いてはことをしそんじる」という、ものです。急いた結果、迷路にはいりこんでしまったのです。

家族が不登校・引きこもりの人に要求ばかりしているだけで、不登校・引きこもりの人のこころの発達を阻害します。その結果、多くの人にもカウンセラーにもこころを開かなくなってしまうのです。

正確には、こころを開けなくなってしまうのです。
家族の要求の強さが、こころを開けなくなってしまう壁です。

その壁はカウンセラーの前にも立ちふさがり、こころを開けなくなってしまうのです。その壁を、不登校・引きこもりの人が自ら取り払うためには、カウンセラーのその人に対する深い理解が必要です。

なぜならばその壁は不登校・引きこもりの人に対する無理解ゆえに作られた、壁だからです。よって深い理解こそが大切であり、かつ必要です。

その壁は不登校・引きこもりの人に対する深い理解によって、消え去るものです。本当の意味で、壁はもともとありません。

正確に言えば、不登校・引きこもりの人に対する無理解が壁であり、その壁に家族が気付くことが、大切です。

カウンセラーもその壁に対する、不登校・引きこもりの人の不満を理解し、不満の正当性を肯定することも大切です。

不登校・引きこもりの人のこころの壁は、ヘルプのサインです。そう考えることによって、コミュニィケーションはスタートします。

そしてそのヘルプのサインを、受け入れることです。
そうすれば問題解決のためのコミュニィケーションは、スムーズに進みます。

それと同時に親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する見方も受け入れる必要もあります。不登校・引きこもりの人の視点と、親や家族の視点の2方向から現実を把握するのです。

この2方向からの現実把握ができなければ、迷路を抜け出せません。多くの場合、1方向のみから現実把握して、迷路をさ迷っているのです。

なおこのような親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する関係では、しばしば「子供が何を考えているのか分からない」ということが多いのです。

次に、モデルによりさらに述べます。
モデルは、男子中学生で不登校の人です。

この人の場合は家族が変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求ばかりしがちでした。「急いてはことをしそんじる」という、迷路にはいりこんでしまったのです。

新しいカウンセリングは、その迷路の中から始まります。
あえて迷路の中から、スタートします。

モデルの不登校の男子中学生は、母親とカウンセリングをスタートしました。この母親とは強すぎる要求の問題を入り口に、カウンセリングを進めました。

さらには、母親の「子供が何を考えているのか分からない」という疑問も踏まえて、カウンセリングを深めました。その疑問こそが、カウンセリングを深めるモーターになったのです。

先ず家族の強すぎる要求を入り口に、カウンセリングを進めました。具体的には、次の問いからスタートしました。

カウンセラー:もし息子さんが、お母さんや家族の言うとおりにすべてしたとします。

この問いにより、強すぎる要求をカウンセリングの入り口にするのです。
そして、次の言葉を続けます。

カウンセラー:息子さんはそうしたことによって、お母さんや家族は今までと違ったと言いますか?

この問いにより、母親に対して強すぎる要求そのものの意味を逆説的に問うのです。

母親:それだけです。何も言いません。

母親は強すぎる要求そのもののが、無意味であることを逆説的に知りました。
それに続けて、こう語りました。

母親:それだけですし、それに私には子供が何を考えているのか分からないことが多いのです。

このように母親は、自分でカウンセリングを深めていきます。
そうやって確信に迫っていくのです。

母親:子供が何を考えているのか分からないと、どうでもいいと投げやりになります。

現実は、このような投げやりな状態であることが多いのです。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:私は言うとおりにすれば、「おはよう」というかもしれません。

母親は自分から、「おはよう」というかもしれないことを述べました。
しかしそれに続けて、母親はこう述べました

母親:だけど子供はいつも機嫌が悪いので、私から「おはよう」ということはまずないでしょう。

母親はこのように、現実把握をしていました。
それに対して、カウンセラーはこう言いました。

カウンセラー:息子さんに、お母さんが「おはよう」といったらどうなりますか?
この質問に、新しいカウンセリングの特徴はあります。

新しいカウンセリングは、前に解決を構築するのです。それが大きな特徴です。
よって、「もし~したら」と問います。

いままでは母親が自分で、結果を決め付けていました。
だからそういう結果に、なっていった面もあります。

どちらかといえば、後ろ向きな解決です。
それに対して新しいカウンセリングでは、逆に前に解決を構築するのです。

それが「息子さんに、お母さんが『おはよう』といったらどうなりますか?」という質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:現実に、長いあいだ「おはよう」と言っていません。
こう述べて、考え込んでしまいました。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:長いあいだ「おはよう」と言っていないので、びっくりするでしょうね。
こう言って、少し微笑みました。
さらに続けて、母親はこう述べました

母親:びっくりして、お母さんはどうかしたんじゃないかと不思議がるでしょうね。

それに対して、カウンセラーはこう言いました。
カウンセラー:息子さんは、お母さんはどうもしていないと思いますよ。

結果を、決め付けない方向に会話を進めたのです。
さらに、カウンセラーはこう述べました。

カウンセラー:そしてお母さんはどうもしていないと思ったら、今朝いままでとどう違ったでしょうか?

結果を決め付けない方向を、さらに深める質問です。
より生産的な、方向に進む質問です。

次回に、さらに述べます。


  

Posted by counsellor at 14:34Comments(0)カウンセリング

2010年12月09日

カウンセリングの自己解決像 136

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが大きな困難から抜け出すためのスタートは、先ず何から解決をしたらよいでしょうか?」と述べました。

何から解決するかということを、このように問うのです。
こちらの方が、現実の困難に軸足を置いています。

モデルの引きこもり状態の男性には前者の方法により、家族全員を尊重と協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせました。希望に焦点を当てたのです。

日本では希望に焦点を当てて、家族全員の尊重と協力関係の一致のもとに自己を進める方が、カウンセリングの有効性は高いのです。

ところが変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求する家族もいます。いわゆる「急いてはことをしそんじる」という、ものです。急いた結果、迷路にはいりこんでしまったのです。

家族が不登校・引きこもりの人に要求ばかりしているだけで、不登校・引きこもりの人のこころの発達を阻害します。その結果、多くの人にもカウンセラーにもこころを開かなくなってしまうのです。

正確には、こころを開けなくなってしまうのです。
家族の要求の強さが、こころを開けなくなってしまう壁です。

その壁はカウンセラーの前にも立ちふさがり、こころを開けなくなってしまうのです。その壁を、不登校・引きこもりの人が自ら取り払うためには、カウンセラーのその人に対する深い理解が必要です。

なぜならばその壁は不登校・引きこもりの人に対する無理解ゆえに作られた、壁だからです。よって深い理解こそが大切であり、かつ必要です。

その壁は不登校・引きこもりの人に対する深い理解によって、消え去るものです。本当の意味で、壁はもともとありません。

正確に言えば、不登校・引きこもりの人に対する無理解が壁であり、その壁に家族が気付くことが、大切です。

カウンセラーもその壁に対する、不登校・引きこもりの人の不満を理解し、不満の正当性を肯定することも大切です。

不登校・引きこもりの人のこころの壁は、ヘルプのサインです。そう考えることによって、コミュニィケーションはスタートします。

そしてそのヘルプのサインを、受け入れることです。
そうすれば問題解決のためのコミュニィケーションは、スムーズに進みます。

それと同時に親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する見方も受け入れる必要もあります。不登校・引きこもりの人の視点と、親や家族の視点の2方向から現実を把握するのです。

この2方向からの現実把握ができなければ、迷路を抜け出せません。多くの場合、1方向のみから現実把握して、迷路をさ迷っているのです。

なおこのような親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する関係では、しばしば「子供が何を考えているのか分からない」ということが多いのです。

次に、モデルによりさらに述べます。
モデルは、男子中学生で不登校の人です。

この人の場合は家族が変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求ばかりしがちでした。「急いてはことをしそんじる」という、迷路にはいりこんでしまったのです。

新しいカウンセリングは、その迷路の中から始まります。
あえて迷路の中から、スタートします。

モデルの不登校の男子中学生は、母親とカウンセリングをスタートしました。この母親とは強すぎる要求の問題を入り口に、カウンセリングを進めました。

さらには、母親の「子供が何を考えているのか分からない」という疑問も踏まえて、カウンセリングを深めました。その疑問こそが、カウンセリングを深めるモーターになったのです。

先ず家族の強すぎる要求を入り口に、カウンセリングを進めました。具体的には、次の問いからスタートしました。

カウンセラー:もし息子さんが、お母さんや家族の言うとおりにすべてしたとします。

この問いにより、強すぎる要求をカウンセリングの入り口にするのです。
そして、次の言葉を続けます。

カウンセラー:息子さんはそうしたことによって、お母さんや家族は今までと違ったと言いますか?

この問いにより、母親に対して強すぎる要求そのものの意味を逆説的に問うのです。

母親:それだけです。何も言いません。

母親は強すぎる要求そのもののが、無意味であることを逆説的に知りました。
それに続けて、こう語りました。

母親:それだけですし、それに私には子供が何を考えているのか分からないことが多いのです。

このように母親は、自分でカウンセリングを深めていきます。
そうやって確信に迫っていくのです。

母親:子供が何を考えているのか分からないと、どうでもいいと投げやりになります。

現実は、このような投げやりな状態であることが多いのです。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:私は言うとおりにすれば、「おはよう」というかもしれません。

母親は自分から、「おはよう」というかもしれないことを述べました。
しかしそれに続けて、母親はこう述べました

母親:だけど子供はいつも機嫌が悪いので、私から「おはよう」ということはまずないでしょう。

母親はこのように、現実把握をしていました。
それに対して、カウンセラーはこう言いました。

カウンセラー:息子さんに、お母さんが「おはよう」といったらどうなりますか?
この質問に、新しいカウンセリングの特徴はあります。

新しいカウンセリングは、前に解決を構築するのです。それが大きな特徴です。
よって、「もし~したら」と問います。

いままでは母親が自分で、結果を決め付けていました。
だからそういう結果に、なっていった面もあります。

どちらかといえば、後ろ向きな解決です。
それに対して新しいカウンセリングでは、逆に前に解決を構築するのです。

それが「息子さんに、お母さんが『おはよう』といったらどうなりますか?」という質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:現実に、長いあいだ「おはよう」と言っていません。
こう述べて、考え込んでしまいました。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:長いあいだ「おはよう」と言っていないので、びっくりするでしょうね。
こう言って、少し微笑みました。
さらに続けて、母親はこう述べました

母親:びっくりして、お母さんはどうかしたんじゃないかと不思議がるでしょうね。

それに対して、カウンセラーはこう言いました。
カウンセラー:息子さんは、お母さんはどうもしていないと思いますよ。

結果を、決め付けない方向に会話を進めたのです。
さらに、カウンセラーはこう述べました。

カウンセラー:そしてお母さんはどうもしていないと思ったら、今朝いままでとどう違ったでしょうか?

結果を決め付けない方向を、さらに深める質問です。
より生産的な、方向に進む質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:いままでよりは、フレンドリーでしょうね。

次回に、さらに述べます。


  

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2010年12月10日

カウンセリングの自己解決像 137

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが大きな困難から抜け出すためのスタートは、先ず何から解決をしたらよいでしょうか?」と述べました。

何から解決するかということを、このように問うのです。
こちらの方が、現実の困難に軸足を置いています。

モデルの引きこもり状態の男性には前者の方法により、家族全員を尊重と協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせました。希望に焦点を当てたのです。

日本では希望に焦点を当てて、家族全員の尊重と協力関係の一致のもとに自己を進める方が、カウンセリングの有効性は高いのです。

ところが変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求する家族もいます。いわゆる「急いてはことをしそんじる」という、ものです。急いた結果、迷路にはいりこんでしまったのです。

家族が不登校・引きこもりの人に要求ばかりしているだけで、不登校・引きこもりの人のこころの発達を阻害します。その結果、多くの人にもカウンセラーにもこころを開かなくなってしまうのです。

正確には、こころを開けなくなってしまうのです。
家族の要求の強さが、こころを開けなくなってしまう壁です。

その壁はカウンセラーの前にも立ちふさがり、こころを開けなくなってしまうのです。その壁を、不登校・引きこもりの人が自ら取り払うためには、カウンセラーのその人に対する深い理解が必要です。

なぜならばその壁は不登校・引きこもりの人に対する無理解ゆえに作られた、壁だからです。よって深い理解こそが大切であり、かつ必要です。

その壁は不登校・引きこもりの人に対する深い理解によって、消え去るものです。本当の意味で、壁はもともとありません。

正確に言えば、不登校・引きこもりの人に対する無理解が壁であり、その壁に家族が気付くことが、大切です。

カウンセラーもその壁に対する、不登校・引きこもりの人の不満を理解し、不満の正当性を肯定することも大切です。

不登校・引きこもりの人のこころの壁は、ヘルプのサインです。そう考えることによって、コミュニィケーションはスタートします。

そしてそのヘルプのサインを、受け入れることです。
そうすれば問題解決のためのコミュニィケーションは、スムーズに進みます。

それと同時に親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する見方も受け入れる必要もあります。不登校・引きこもりの人の視点と、親や家族の視点の2方向から現実を把握するのです。

この2方向からの現実把握ができなければ、迷路を抜け出せません。多くの場合、1方向のみから現実把握して、迷路をさ迷っているのです。

なおこのような親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する関係では、しばしば「子供が何を考えているのか分からない」ということが多いのです。

次に、モデルによりさらに述べます。
モデルは、男子中学生で不登校の人です。

この人の場合は家族が変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求ばかりしがちでした。「急いてはことをしそんじる」という、迷路にはいりこんでしまったのです。

新しいカウンセリングは、その迷路の中から始まります。
あえて迷路の中から、スタートします。

モデルの不登校の男子中学生は、母親とカウンセリングをスタートしました。この母親とは強すぎる要求の問題を入り口に、カウンセリングを進めました。

さらには、母親の「子供が何を考えているのか分からない」という疑問も踏まえて、カウンセリングを深めました。その疑問こそが、カウンセリングを深めるモーターになったのです。

先ず家族の強すぎる要求を入り口に、カウンセリングを進めました。具体的には、次の問いからスタートしました。

カウンセラー:もし息子さんが、お母さんや家族の言うとおりにすべてしたとします。

この問いにより、強すぎる要求をカウンセリングの入り口にするのです。
そして、次の言葉を続けます。

カウンセラー:息子さんはそうしたことによって、お母さんや家族は今までと違ったと言いますか?

この問いにより、母親に対して強すぎる要求そのものの意味を逆説的に問うのです。

母親:それだけです。何も言いません。

母親は強すぎる要求そのもののが、無意味であることを逆説的に知りました。
それに続けて、こう語りました。

母親:それだけですし、それに私には子供が何を考えているのか分からないことが多いのです。

このように母親は、自分でカウンセリングを深めていきます。
そうやって確信に迫っていくのです。

母親:子供が何を考えているのか分からないと、どうでもいいと投げやりになります。

現実は、このような投げやりな状態であることが多いのです。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:私は言うとおりにすれば、「おはよう」というかもしれません。

母親は自分から、「おはよう」というかもしれないことを述べました。
しかしそれに続けて、母親はこう述べました

母親:だけど子供はいつも機嫌が悪いので、私から「おはよう」ということはまずないでしょう。

母親はこのように、現実把握をしていました。
それに対して、カウンセラーはこう言いました。

カウンセラー:息子さんに、お母さんが「おはよう」といったらどうなりますか?
この質問に、新しいカウンセリングの特徴はあります。

新しいカウンセリングは、前に解決を構築するのです。それが大きな特徴です。
よって、「もし~したら」と問います。

いままでは母親が自分で、結果を決め付けていました。
だからそういう結果に、なっていった面もあります。

どちらかといえば、後ろ向きな解決です。
それに対して新しいカウンセリングでは、逆に前に解決を構築するのです。

それが「息子さんに、お母さんが『おはよう』といったらどうなりますか?」という質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:現実に、長いあいだ「おはよう」と言っていません。
こう述べて、考え込んでしまいました。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:長いあいだ「おはよう」と言っていないので、びっくりするでしょうね。
こう言って、少し微笑みました。
さらに続けて、母親はこう述べました

母親:びっくりして、お母さんはどうかしたんじゃないかと不思議がるでしょうね。

それに対して、カウンセラーはこう言いました。
カウンセラー:息子さんは、お母さんはどうもしていないと思いますよ。

結果を、決め付けない方向に会話を進めたのです。
さらに、カウンセラーはこう述べました。

カウンセラー:そしてお母さんはどうもしていないと思ったら、今朝いままでとどう違ったでしょうか?

結果を決め付けない方向を、さらに深める質問です。
より生産的な、方向に進む質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:いままでよりは、フレンドリーでしょうね。
さらに、母親はこう続けました

母親:いつもより、おちついいているでしょうね。スムーズにコミュニケーションできるでしょうね。

次回に、さらに述べます。


  

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2010年12月11日

カウンセリングの自己解決像 138

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが大きな困難から抜け出すためのスタートは、先ず何から解決をしたらよいでしょうか?」と述べました。

何から解決するかということを、このように問うのです。
こちらの方が、現実の困難に軸足を置いています。

モデルの引きこもり状態の男性には前者の方法により、家族全員を尊重と協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせました。希望に焦点を当てたのです。

日本では希望に焦点を当てて、家族全員の尊重と協力関係の一致のもとに自己を進める方が、カウンセリングの有効性は高いのです。

ところが変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求する家族もいます。いわゆる「急いてはことをしそんじる」という、ものです。急いた結果、迷路にはいりこんでしまったのです。

家族が不登校・引きこもりの人に要求ばかりしているだけで、不登校・引きこもりの人のこころの発達を阻害します。その結果、多くの人にもカウンセラーにもこころを開かなくなってしまうのです。

正確には、こころを開けなくなってしまうのです。
家族の要求の強さが、こころを開けなくなってしまう壁です。

その壁はカウンセラーの前にも立ちふさがり、こころを開けなくなってしまうのです。その壁を、不登校・引きこもりの人が自ら取り払うためには、カウンセラーのその人に対する深い理解が必要です。

なぜならばその壁は不登校・引きこもりの人に対する無理解ゆえに作られた、壁だからです。よって深い理解こそが大切であり、かつ必要です。

その壁は不登校・引きこもりの人に対する深い理解によって、消え去るものです。本当の意味で、壁はもともとありません。

正確に言えば、不登校・引きこもりの人に対する無理解が壁であり、その壁に家族が気付くことが、大切です。

カウンセラーもその壁に対する、不登校・引きこもりの人の不満を理解し、不満の正当性を肯定することも大切です。

不登校・引きこもりの人のこころの壁は、ヘルプのサインです。そう考えることによって、コミュニィケーションはスタートします。

そしてそのヘルプのサインを、受け入れることです。
そうすれば問題解決のためのコミュニィケーションは、スムーズに進みます。

それと同時に親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する見方も受け入れる必要もあります。不登校・引きこもりの人の視点と、親や家族の視点の2方向から現実を把握するのです。

この2方向からの現実把握ができなければ、迷路を抜け出せません。多くの場合、1方向のみから現実把握して、迷路をさ迷っているのです。

なおこのような親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する関係では、しばしば「子供が何を考えているのか分からない」ということが多いのです。

次に、モデルによりさらに述べます。
モデルは、男子中学生で不登校の人です。

この人の場合は家族が変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求ばかりしがちでした。「急いてはことをしそんじる」という、迷路にはいりこんでしまったのです。

新しいカウンセリングは、その迷路の中から始まります。
あえて迷路の中から、スタートします。

モデルの不登校の男子中学生は、母親とカウンセリングをスタートしました。この母親とは強すぎる要求の問題を入り口に、カウンセリングを進めました。

さらには、母親の「子供が何を考えているのか分からない」という疑問も踏まえて、カウンセリングを深めました。その疑問こそが、カウンセリングを深めるモーターになったのです。

先ず家族の強すぎる要求を入り口に、カウンセリングを進めました。具体的には、次の問いからスタートしました。

カウンセラー:もし息子さんが、お母さんや家族の言うとおりにすべてしたとします。

この問いにより、強すぎる要求をカウンセリングの入り口にするのです。
そして、次の言葉を続けます。

カウンセラー:息子さんはそうしたことによって、お母さんや家族は今までと違ったと言いますか?

この問いにより、母親に対して強すぎる要求そのものの意味を逆説的に問うのです。

母親:それだけです。何も言いません。

母親は強すぎる要求そのもののが、無意味であることを逆説的に知りました。
それに続けて、こう語りました。

母親:それだけですし、それに私には子供が何を考えているのか分からないことが多いのです。

このように母親は、自分でカウンセリングを深めていきます。
そうやって確信に迫っていくのです。

母親:子供が何を考えているのか分からないと、どうでもいいと投げやりになります。

現実は、このような投げやりな状態であることが多いのです。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:私は言うとおりにすれば、「おはよう」というかもしれません。

母親は自分から、「おはよう」というかもしれないことを述べました。
しかしそれに続けて、母親はこう述べました

母親:だけど子供はいつも機嫌が悪いので、私から「おはよう」ということはまずないでしょう。

母親はこのように、現実把握をしていました。
それに対して、カウンセラーはこう言いました。

カウンセラー:息子さんに、お母さんが「おはよう」といったらどうなりますか?
この質問に、新しいカウンセリングの特徴はあります。

新しいカウンセリングは、前に解決を構築するのです。それが大きな特徴です。
よって、「もし~したら」と問います。

いままでは母親が自分で、結果を決め付けていました。
だからそういう結果に、なっていった面もあります。

どちらかといえば、後ろ向きな解決です。
それに対して新しいカウンセリングでは、逆に前に解決を構築するのです。

それが「息子さんに、お母さんが『おはよう』といったらどうなりますか?」という質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:現実に、長いあいだ「おはよう」と言っていません。
こう述べて、考え込んでしまいました。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:長いあいだ「おはよう」と言っていないので、びっくりするでしょうね。
こう言って、少し微笑みました。
さらに続けて、母親はこう述べました

母親:びっくりして、お母さんはどうかしたんじゃないかと不思議がるでしょうね。

それに対して、カウンセラーはこう言いました。
カウンセラー:息子さんは、お母さんはどうもしていないと思いますよ。

結果を、決め付けない方向に会話を進めたのです。
さらに、カウンセラーはこう述べました。

カウンセラー:そしてお母さんはどうもしていないと思ったら、今朝いままでとどう違ったでしょうか?

結果を決め付けない方向を、さらに深める質問です。
より生産的な、方向に進む質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:いままでよりは、フレンドリーでしょうね。
さらに、母親はこう続けました

母親:いつもより、おちついいているでしょうね。スムーズにコミュニケーションできるでしょうね。

さらに、カウンセラーはこう述べました。
カウンセラー:もっと、具体的にはどうですか?

次回に、さらに述べます。


  

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2010年12月12日

カウンセリングの自己解決像 139

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが大きな困難から抜け出すためのスタートは、先ず何から解決をしたらよいでしょうか?」と述べました。

何から解決するかということを、このように問うのです。
こちらの方が、現実の困難に軸足を置いています。

モデルの引きこもり状態の男性には前者の方法により、家族全員を尊重と協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせました。希望に焦点を当てたのです。

日本では希望に焦点を当てて、家族全員の尊重と協力関係の一致のもとに自己を進める方が、カウンセリングの有効性は高いのです。

ところが変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求する家族もいます。いわゆる「急いてはことをしそんじる」という、ものです。急いた結果、迷路にはいりこんでしまったのです。

家族が不登校・引きこもりの人に要求ばかりしているだけで、不登校・引きこもりの人のこころの発達を阻害します。その結果、多くの人にもカウンセラーにもこころを開かなくなってしまうのです。

正確には、こころを開けなくなってしまうのです。
家族の要求の強さが、こころを開けなくなってしまう壁です。

その壁はカウンセラーの前にも立ちふさがり、こころを開けなくなってしまうのです。その壁を、不登校・引きこもりの人が自ら取り払うためには、カウンセラーのその人に対する深い理解が必要です。

なぜならばその壁は不登校・引きこもりの人に対する無理解ゆえに作られた、壁だからです。よって深い理解こそが大切であり、かつ必要です。

その壁は不登校・引きこもりの人に対する深い理解によって、消え去るものです。本当の意味で、壁はもともとありません。

正確に言えば、不登校・引きこもりの人に対する無理解が壁であり、その壁に家族が気付くことが、大切です。

カウンセラーもその壁に対する、不登校・引きこもりの人の不満を理解し、不満の正当性を肯定することも大切です。

不登校・引きこもりの人のこころの壁は、ヘルプのサインです。そう考えることによって、コミュニィケーションはスタートします。

そしてそのヘルプのサインを、受け入れることです。
そうすれば問題解決のためのコミュニィケーションは、スムーズに進みます。

それと同時に親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する見方も受け入れる必要もあります。不登校・引きこもりの人の視点と、親や家族の視点の2方向から現実を把握するのです。

この2方向からの現実把握ができなければ、迷路を抜け出せません。多くの場合、1方向のみから現実把握して、迷路をさ迷っているのです。

なおこのような親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する関係では、しばしば「子供が何を考えているのか分からない」ということが多いのです。

次に、モデルによりさらに述べます。
モデルは、男子中学生で不登校の人です。

この人の場合は家族が変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求ばかりしがちでした。「急いてはことをしそんじる」という、迷路にはいりこんでしまったのです。

新しいカウンセリングは、その迷路の中から始まります。
あえて迷路の中から、スタートします。

モデルの不登校の男子中学生は、母親とカウンセリングをスタートしました。この母親とは強すぎる要求の問題を入り口に、カウンセリングを進めました。

さらには、母親の「子供が何を考えているのか分からない」という疑問も踏まえて、カウンセリングを深めました。その疑問こそが、カウンセリングを深めるモーターになったのです。

先ず家族の強すぎる要求を入り口に、カウンセリングを進めました。具体的には、次の問いからスタートしました。

カウンセラー:もし息子さんが、お母さんや家族の言うとおりにすべてしたとします。

この問いにより、強すぎる要求をカウンセリングの入り口にするのです。
そして、次の言葉を続けます。

カウンセラー:息子さんはそうしたことによって、お母さんや家族は今までと違ったと言いますか?

この問いにより、母親に対して強すぎる要求そのものの意味を逆説的に問うのです。

母親:それだけです。何も言いません。

母親は強すぎる要求そのもののが、無意味であることを逆説的に知りました。
それに続けて、こう語りました。

母親:それだけですし、それに私には子供が何を考えているのか分からないことが多いのです。

このように母親は、自分でカウンセリングを深めていきます。
そうやって確信に迫っていくのです。

母親:子供が何を考えているのか分からないと、どうでもいいと投げやりになります。

現実は、このような投げやりな状態であることが多いのです。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:私は言うとおりにすれば、「おはよう」というかもしれません。

母親は自分から、「おはよう」というかもしれないことを述べました。
しかしそれに続けて、母親はこう述べました

母親:だけど子供はいつも機嫌が悪いので、私から「おはよう」ということはまずないでしょう。

母親はこのように、現実把握をしていました。
それに対して、カウンセラーはこう言いました。

カウンセラー:息子さんに、お母さんが「おはよう」といったらどうなりますか?
この質問に、新しいカウンセリングの特徴はあります。

新しいカウンセリングは、前に解決を構築するのです。それが大きな特徴です。
よって、「もし~したら」と問います。

いままでは母親が自分で、結果を決め付けていました。
だからそういう結果に、なっていった面もあります。

どちらかといえば、後ろ向きな解決です。
それに対して新しいカウンセリングでは、逆に前に解決を構築するのです。

それが「息子さんに、お母さんが『おはよう』といったらどうなりますか?」という質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:現実に、長いあいだ「おはよう」と言っていません。
こう述べて、考え込んでしまいました。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:長いあいだ「おはよう」と言っていないので、びっくりするでしょうね。
こう言って、少し微笑みました。
さらに続けて、母親はこう述べました

母親:びっくりして、お母さんはどうかしたんじゃないかと不思議がるでしょうね。

それに対して、カウンセラーはこう言いました。
カウンセラー:息子さんは、お母さんはどうもしていないと思いますよ。

結果を、決め付けない方向に会話を進めたのです。
さらに、カウンセラーはこう述べました。

カウンセラー:そしてお母さんはどうもしていないと思ったら、今朝いままでとどう違ったでしょうか?

結果を決め付けない方向を、さらに深める質問です。
より生産的な、方向に進む質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:いままでよりは、フレンドリーでしょうね。
さらに、母親はこう続けました

母親:いつもより、おちついいているでしょうね。スムーズにコミュニケーションできるでしょうね。

さらに、カウンセラーはこう述べました。
カウンセラー:もっと、具体的にはどうですか?

さらに結果を、具体化するための質問です。
より生産的な方向に、さらに進むための質問です。

次回に、さらに述べます。


  

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2010年12月13日

カウンセリングの自己解決像 140

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが大きな困難から抜け出すためのスタートは、先ず何から解決をしたらよいでしょうか?」と述べました。

何から解決するかということを、このように問うのです。
こちらの方が、現実の困難に軸足を置いています。

モデルの引きこもり状態の男性には前者の方法により、家族全員を尊重と協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせました。希望に焦点を当てたのです。

日本では希望に焦点を当てて、家族全員の尊重と協力関係の一致のもとに自己を進める方が、カウンセリングの有効性は高いのです。

ところが変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求する家族もいます。いわゆる「急いてはことをしそんじる」という、ものです。急いた結果、迷路にはいりこんでしまったのです。

家族が不登校・引きこもりの人に要求ばかりしているだけで、不登校・引きこもりの人のこころの発達を阻害します。その結果、多くの人にもカウンセラーにもこころを開かなくなってしまうのです。

正確には、こころを開けなくなってしまうのです。
家族の要求の強さが、こころを開けなくなってしまう壁です。

その壁はカウンセラーの前にも立ちふさがり、こころを開けなくなってしまうのです。その壁を、不登校・引きこもりの人が自ら取り払うためには、カウンセラーのその人に対する深い理解が必要です。

なぜならばその壁は不登校・引きこもりの人に対する無理解ゆえに作られた、壁だからです。よって深い理解こそが大切であり、かつ必要です。

その壁は不登校・引きこもりの人に対する深い理解によって、消え去るものです。本当の意味で、壁はもともとありません。

正確に言えば、不登校・引きこもりの人に対する無理解が壁であり、その壁に家族が気付くことが、大切です。

カウンセラーもその壁に対する、不登校・引きこもりの人の不満を理解し、不満の正当性を肯定することも大切です。

不登校・引きこもりの人のこころの壁は、ヘルプのサインです。そう考えることによって、コミュニィケーションはスタートします。

そしてそのヘルプのサインを、受け入れることです。
そうすれば問題解決のためのコミュニィケーションは、スムーズに進みます。

それと同時に親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する見方も受け入れる必要もあります。不登校・引きこもりの人の視点と、親や家族の視点の2方向から現実を把握するのです。

この2方向からの現実把握ができなければ、迷路を抜け出せません。多くの場合、1方向のみから現実把握して、迷路をさ迷っているのです。

なおこのような親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する関係では、しばしば「子供が何を考えているのか分からない」ということが多いのです。

次に、モデルによりさらに述べます。
モデルは、男子中学生で不登校の人です。

この人の場合は家族が変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求ばかりしがちでした。「急いてはことをしそんじる」という、迷路にはいりこんでしまったのです。

新しいカウンセリングは、その迷路の中から始まります。
あえて迷路の中から、スタートします。

モデルの不登校の男子中学生は、母親とカウンセリングをスタートしました。この母親とは強すぎる要求の問題を入り口に、カウンセリングを進めました。

さらには、母親の「子供が何を考えているのか分からない」という疑問も踏まえて、カウンセリングを深めました。その疑問こそが、カウンセリングを深めるモーターになったのです。

先ず家族の強すぎる要求を入り口に、カウンセリングを進めました。具体的には、次の問いからスタートしました。

カウンセラー:もし息子さんが、お母さんや家族の言うとおりにすべてしたとします。

この問いにより、強すぎる要求をカウンセリングの入り口にするのです。
そして、次の言葉を続けます。

カウンセラー:息子さんはそうしたことによって、お母さんや家族は今までと違ったと言いますか?

この問いにより、母親に対して強すぎる要求そのものの意味を逆説的に問うのです。

母親:それだけです。何も言いません。

母親は強すぎる要求そのもののが、無意味であることを逆説的に知りました。
それに続けて、こう語りました。

母親:それだけですし、それに私には子供が何を考えているのか分からないことが多いのです。

このように母親は、自分でカウンセリングを深めていきます。
そうやって確信に迫っていくのです。

母親:子供が何を考えているのか分からないと、どうでもいいと投げやりになります。

現実は、このような投げやりな状態であることが多いのです。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:私は言うとおりにすれば、「おはよう」というかもしれません。

母親は自分から、「おはよう」というかもしれないことを述べました。
しかしそれに続けて、母親はこう述べました

母親:だけど子供はいつも機嫌が悪いので、私から「おはよう」ということはまずないでしょう。

母親はこのように、現実把握をしていました。
それに対して、カウンセラーはこう言いました。

カウンセラー:息子さんに、お母さんが「おはよう」といったらどうなりますか?
この質問に、新しいカウンセリングの特徴はあります。

新しいカウンセリングは、前に解決を構築するのです。それが大きな特徴です。
よって、「もし~したら」と問います。

いままでは母親が自分で、結果を決め付けていました。
だからそういう結果に、なっていった面もあります。

どちらかといえば、後ろ向きな解決です。
それに対して新しいカウンセリングでは、逆に前に解決を構築するのです。

それが「息子さんに、お母さんが『おはよう』といったらどうなりますか?」という質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:現実に、長いあいだ「おはよう」と言っていません。
こう述べて、考え込んでしまいました。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:長いあいだ「おはよう」と言っていないので、びっくりするでしょうね。
こう言って、少し微笑みました。
さらに続けて、母親はこう述べました

母親:びっくりして、お母さんはどうかしたんじゃないかと不思議がるでしょうね。

それに対して、カウンセラーはこう言いました。
カウンセラー:息子さんは、お母さんはどうもしていないと思いますよ。

結果を、決め付けない方向に会話を進めたのです。
さらに、カウンセラーはこう述べました。

カウンセラー:そしてお母さんはどうもしていないと思ったら、今朝いままでとどう違ったでしょうか?

結果を決め付けない方向を、さらに深める質問です。
より生産的な、方向に進む質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:いままでよりは、フレンドリーでしょうね。
さらに、母親はこう続けました

母親:いつもより、おちついいているでしょうね。スムーズにコミュニケーションできるでしょうね。

さらに、カウンセラーはこう述べました。
カウンセラー:もっと、具体的にはどうですか?

さらに結果を、具体化するための質問です。
より生産的な方向に、さらに進むための質問です。
それに対して、母親はこう続けました

母親:私はガミガミ、言わなくなると思います。
ここで母親は、自分の側の変化を述べました。

次回に、さらに述べます。


  

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2010年12月14日

カウンセリングの自己解決像 141

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが大きな困難から抜け出すためのスタートは、先ず何から解決をしたらよいでしょうか?」と述べました。

何から解決するかということを、このように問うのです。
こちらの方が、現実の困難に軸足を置いています。

モデルの引きこもり状態の男性には前者の方法により、家族全員を尊重と協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせました。希望に焦点を当てたのです。

日本では希望に焦点を当てて、家族全員の尊重と協力関係の一致のもとに自己を進める方が、カウンセリングの有効性は高いのです。

ところが変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求する家族もいます。いわゆる「急いてはことをしそんじる」という、ものです。急いた結果、迷路にはいりこんでしまったのです。

家族が不登校・引きこもりの人に要求ばかりしているだけで、不登校・引きこもりの人のこころの発達を阻害します。その結果、多くの人にもカウンセラーにもこころを開かなくなってしまうのです。

正確には、こころを開けなくなってしまうのです。
家族の要求の強さが、こころを開けなくなってしまう壁です。

その壁はカウンセラーの前にも立ちふさがり、こころを開けなくなってしまうのです。その壁を、不登校・引きこもりの人が自ら取り払うためには、カウンセラーのその人に対する深い理解が必要です。

なぜならばその壁は不登校・引きこもりの人に対する無理解ゆえに作られた、壁だからです。よって深い理解こそが大切であり、かつ必要です。

その壁は不登校・引きこもりの人に対する深い理解によって、消え去るものです。本当の意味で、壁はもともとありません。

正確に言えば、不登校・引きこもりの人に対する無理解が壁であり、その壁に家族が気付くことが、大切です。

カウンセラーもその壁に対する、不登校・引きこもりの人の不満を理解し、不満の正当性を肯定することも大切です。

不登校・引きこもりの人のこころの壁は、ヘルプのサインです。そう考えることによって、コミュニィケーションはスタートします。

そしてそのヘルプのサインを、受け入れることです。
そうすれば問題解決のためのコミュニィケーションは、スムーズに進みます。

それと同時に親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する見方も受け入れる必要もあります。不登校・引きこもりの人の視点と、親や家族の視点の2方向から現実を把握するのです。

この2方向からの現実把握ができなければ、迷路を抜け出せません。多くの場合、1方向のみから現実把握して、迷路をさ迷っているのです。

なおこのような親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する関係では、しばしば「子供が何を考えているのか分からない」ということが多いのです。

次に、モデルによりさらに述べます。
モデルは、男子中学生で不登校の人です。

この人の場合は家族が変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求ばかりしがちでした。「急いてはことをしそんじる」という、迷路にはいりこんでしまったのです。

新しいカウンセリングは、その迷路の中から始まります。
あえて迷路の中から、スタートします。

モデルの不登校の男子中学生は、母親とカウンセリングをスタートしました。この母親とは強すぎる要求の問題を入り口に、カウンセリングを進めました。

さらには、母親の「子供が何を考えているのか分からない」という疑問も踏まえて、カウンセリングを深めました。その疑問こそが、カウンセリングを深めるモーターになったのです。

先ず家族の強すぎる要求を入り口に、カウンセリングを進めました。具体的には、次の問いからスタートしました。

カウンセラー:もし息子さんが、お母さんや家族の言うとおりにすべてしたとします。

この問いにより、強すぎる要求をカウンセリングの入り口にするのです。
そして、次の言葉を続けます。

カウンセラー:息子さんはそうしたことによって、お母さんや家族は今までと違ったと言いますか?

この問いにより、母親に対して強すぎる要求そのものの意味を逆説的に問うのです。

母親:それだけです。何も言いません。

母親は強すぎる要求そのもののが、無意味であることを逆説的に知りました。
それに続けて、こう語りました。

母親:それだけですし、それに私には子供が何を考えているのか分からないことが多いのです。

このように母親は、自分でカウンセリングを深めていきます。
そうやって確信に迫っていくのです。

母親:子供が何を考えているのか分からないと、どうでもいいと投げやりになります。

現実は、このような投げやりな状態であることが多いのです。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:私は言うとおりにすれば、「おはよう」というかもしれません。

母親は自分から、「おはよう」というかもしれないことを述べました。
しかしそれに続けて、母親はこう述べました

母親:だけど子供はいつも機嫌が悪いので、私から「おはよう」ということはまずないでしょう。

母親はこのように、現実把握をしていました。
それに対して、カウンセラーはこう言いました。

カウンセラー:息子さんに、お母さんが「おはよう」といったらどうなりますか?
この質問に、新しいカウンセリングの特徴はあります。

新しいカウンセリングは、前に解決を構築するのです。それが大きな特徴です。
よって、「もし~したら」と問います。

いままでは母親が自分で、結果を決め付けていました。
だからそういう結果に、なっていった面もあります。

どちらかといえば、後ろ向きな解決です。
それに対して新しいカウンセリングでは、逆に前に解決を構築するのです。

それが「息子さんに、お母さんが『おはよう』といったらどうなりますか?」という質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:現実に、長いあいだ「おはよう」と言っていません。
こう述べて、考え込んでしまいました。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:長いあいだ「おはよう」と言っていないので、びっくりするでしょうね。
こう言って、少し微笑みました。
さらに続けて、母親はこう述べました

母親:びっくりして、お母さんはどうかしたんじゃないかと不思議がるでしょうね。

それに対して、カウンセラーはこう言いました。
カウンセラー:息子さんは、お母さんはどうもしていないと思いますよ。

結果を、決め付けない方向に会話を進めたのです。
さらに、カウンセラーはこう述べました。

カウンセラー:そしてお母さんはどうもしていないと思ったら、今朝いままでとどう違ったでしょうか?

結果を決め付けない方向を、さらに深める質問です。
より生産的な、方向に進む質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:いままでよりは、フレンドリーでしょうね。
さらに、母親はこう続けました

母親:いつもより、おちついいているでしょうね。スムーズにコミュニケーションできるでしょうね。

さらに、カウンセラーはこう述べました。
カウンセラー:もっと、具体的にはどうですか?

さらに結果を、具体化するための質問です。
より生産的な方向に、さらに進むための質問です。
それに対して、母親はこう続けました

母親:私はガミガミ、言わなくなると思います。
ここで母親は、自分の側の変化を述べました。

そして最後に、母親はこう結論を述べました。
母親:そうガミガミ言わなくなくても、自分から登校の準備をします。

次回に、さらに述べます。


  

Posted by counsellor at 14:09Comments(0)カウンセリング

2010年12月15日

カウンセリングの自己解決像 142

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが大きな困難から抜け出すためのスタートは、先ず何から解決をしたらよいでしょうか?」と述べました。

何から解決するかということを、このように問うのです。
こちらの方が、現実の困難に軸足を置いています。

モデルの引きこもり状態の男性には前者の方法により、家族全員を尊重と協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせました。希望に焦点を当てたのです。

日本では希望に焦点を当てて、家族全員の尊重と協力関係の一致のもとに自己を進める方が、カウンセリングの有効性は高いのです。

ところが変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求する家族もいます。いわゆる「急いてはことをしそんじる」という、ものです。急いた結果、迷路にはいりこんでしまったのです。

家族が不登校・引きこもりの人に要求ばかりしているだけで、不登校・引きこもりの人のこころの発達を阻害します。その結果、多くの人にもカウンセラーにもこころを開かなくなってしまうのです。

正確には、こころを開けなくなってしまうのです。
家族の要求の強さが、こころを開けなくなってしまう壁です。

その壁はカウンセラーの前にも立ちふさがり、こころを開けなくなってしまうのです。その壁を、不登校・引きこもりの人が自ら取り払うためには、カウンセラーのその人に対する深い理解が必要です。

なぜならばその壁は不登校・引きこもりの人に対する無理解ゆえに作られた、壁だからです。よって深い理解こそが大切であり、かつ必要です。

その壁は不登校・引きこもりの人に対する深い理解によって、消え去るものです。本当の意味で、壁はもともとありません。

正確に言えば、不登校・引きこもりの人に対する無理解が壁であり、その壁に家族が気付くことが、大切です。

カウンセラーもその壁に対する、不登校・引きこもりの人の不満を理解し、不満の正当性を肯定することも大切です。

不登校・引きこもりの人のこころの壁は、ヘルプのサインです。そう考えることによって、コミュニィケーションはスタートします。

そしてそのヘルプのサインを、受け入れることです。
そうすれば問題解決のためのコミュニィケーションは、スムーズに進みます。

それと同時に親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する見方も受け入れる必要もあります。不登校・引きこもりの人の視点と、親や家族の視点の2方向から現実を把握するのです。

この2方向からの現実把握ができなければ、迷路を抜け出せません。多くの場合、1方向のみから現実把握して、迷路をさ迷っているのです。

なおこのような親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する関係では、しばしば「子供が何を考えているのか分からない」ということが多いのです。

次に、モデルによりさらに述べます。
モデルは、男子中学生で不登校の人です。

この人の場合は家族が変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求ばかりしがちでした。「急いてはことをしそんじる」という、迷路にはいりこんでしまったのです。

新しいカウンセリングは、その迷路の中から始まります。
あえて迷路の中から、スタートします。

モデルの不登校の男子中学生は、母親とカウンセリングをスタートしました。この母親とは強すぎる要求の問題を入り口に、カウンセリングを進めました。

さらには、母親の「子供が何を考えているのか分からない」という疑問も踏まえて、カウンセリングを深めました。その疑問こそが、カウンセリングを深めるモーターになったのです。

先ず家族の強すぎる要求を入り口に、カウンセリングを進めました。具体的には、次の問いからスタートしました。

カウンセラー:もし息子さんが、お母さんや家族の言うとおりにすべてしたとします。

この問いにより、強すぎる要求をカウンセリングの入り口にするのです。
そして、次の言葉を続けます。

カウンセラー:息子さんはそうしたことによって、お母さんや家族は今までと違ったと言いますか?

この問いにより、母親に対して強すぎる要求そのものの意味を逆説的に問うのです。

母親:それだけです。何も言いません。

母親は強すぎる要求そのもののが、無意味であることを逆説的に知りました。
それに続けて、こう語りました。

母親:それだけですし、それに私には子供が何を考えているのか分からないことが多いのです。

このように母親は、自分でカウンセリングを深めていきます。
そうやって確信に迫っていくのです。

母親:子供が何を考えているのか分からないと、どうでもいいと投げやりになります。

現実は、このような投げやりな状態であることが多いのです。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:私は言うとおりにすれば、「おはよう」というかもしれません。

母親は自分から、「おはよう」というかもしれないことを述べました。
しかしそれに続けて、母親はこう述べました

母親:だけど子供はいつも機嫌が悪いので、私から「おはよう」ということはまずないでしょう。

母親はこのように、現実把握をしていました。
それに対して、カウンセラーはこう言いました。

カウンセラー:息子さんに、お母さんが「おはよう」といったらどうなりますか?
この質問に、新しいカウンセリングの特徴はあります。

新しいカウンセリングは、前に解決を構築するのです。それが大きな特徴です。
よって、「もし~したら」と問います。

いままでは母親が自分で、結果を決め付けていました。
だからそういう結果に、なっていった面もあります。

どちらかといえば、後ろ向きな解決です。
それに対して新しいカウンセリングでは、逆に前に解決を構築するのです。

それが「息子さんに、お母さんが『おはよう』といったらどうなりますか?」という質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:現実に、長いあいだ「おはよう」と言っていません。
こう述べて、考え込んでしまいました。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:長いあいだ「おはよう」と言っていないので、びっくりするでしょうね。
こう言って、少し微笑みました。
さらに続けて、母親はこう述べました

母親:びっくりして、お母さんはどうかしたんじゃないかと不思議がるでしょうね。

それに対して、カウンセラーはこう言いました。
カウンセラー:息子さんは、お母さんはどうもしていないと思いますよ。

結果を、決め付けない方向に会話を進めたのです。
さらに、カウンセラーはこう述べました。

カウンセラー:そしてお母さんはどうもしていないと思ったら、今朝いままでとどう違ったでしょうか?

結果を決め付けない方向を、さらに深める質問です。
より生産的な、方向に進む質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:いままでよりは、フレンドリーでしょうね。
さらに、母親はこう続けました

母親:いつもより、おちついいているでしょうね。スムーズにコミュニケーションできるでしょうね。

さらに、カウンセラーはこう述べました。
カウンセラー:もっと、具体的にはどうですか?

さらに結果を、具体化するための質問です。
より生産的な方向に、さらに進むための質問です。
それに対して、母親はこう続けました

母親:私はガミガミ、言わなくなると思います。
ここで母親は、自分の側の変化を述べました。

そして最後に、母親はこう結論を述べました。
母親:そうガミガミ言わなくなくても、自分から登校の準備をします。

このように紆余曲折ありますが、カウンセリングは自己解決像に至りました。
常にカウンセリングは、迷路に入りがちです。

次回に、さらに述べます。


  

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2010年12月16日

カウンセリングの自己解決像 143

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが大きな困難から抜け出すためのスタートは、先ず何から解決をしたらよいでしょうか?」と述べました。

何から解決するかということを、このように問うのです。
こちらの方が、現実の困難に軸足を置いています。

モデルの引きこもり状態の男性には前者の方法により、家族全員を尊重と協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせました。希望に焦点を当てたのです。

日本では希望に焦点を当てて、家族全員の尊重と協力関係の一致のもとに自己を進める方が、カウンセリングの有効性は高いのです。

ところが変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求する家族もいます。いわゆる「急いてはことをしそんじる」という、ものです。急いた結果、迷路にはいりこんでしまったのです。

家族が不登校・引きこもりの人に要求ばかりしているだけで、不登校・引きこもりの人のこころの発達を阻害します。その結果、多くの人にもカウンセラーにもこころを開かなくなってしまうのです。

正確には、こころを開けなくなってしまうのです。
家族の要求の強さが、こころを開けなくなってしまう壁です。

その壁はカウンセラーの前にも立ちふさがり、こころを開けなくなってしまうのです。その壁を、不登校・引きこもりの人が自ら取り払うためには、カウンセラーのその人に対する深い理解が必要です。

なぜならばその壁は不登校・引きこもりの人に対する無理解ゆえに作られた、壁だからです。よって深い理解こそが大切であり、かつ必要です。

その壁は不登校・引きこもりの人に対する深い理解によって、消え去るものです。本当の意味で、壁はもともとありません。

正確に言えば、不登校・引きこもりの人に対する無理解が壁であり、その壁に家族が気付くことが、大切です。

カウンセラーもその壁に対する、不登校・引きこもりの人の不満を理解し、不満の正当性を肯定することも大切です。

不登校・引きこもりの人のこころの壁は、ヘルプのサインです。そう考えることによって、コミュニィケーションはスタートします。

そしてそのヘルプのサインを、受け入れることです。
そうすれば問題解決のためのコミュニィケーションは、スムーズに進みます。

それと同時に親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する見方も受け入れる必要もあります。不登校・引きこもりの人の視点と、親や家族の視点の2方向から現実を把握するのです。

この2方向からの現実把握ができなければ、迷路を抜け出せません。多くの場合、1方向のみから現実把握して、迷路をさ迷っているのです。

なおこのような親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する関係では、しばしば「子供が何を考えているのか分からない」ということが多いのです。

次に、モデルによりさらに述べます。
モデルは、男子中学生で不登校の人です。

この人の場合は家族が変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求ばかりしがちでした。「急いてはことをしそんじる」という、迷路にはいりこんでしまったのです。

新しいカウンセリングは、その迷路の中から始まります。
あえて迷路の中から、スタートします。

モデルの不登校の男子中学生は、母親とカウンセリングをスタートしました。この母親とは強すぎる要求の問題を入り口に、カウンセリングを進めました。

さらには、母親の「子供が何を考えているのか分からない」という疑問も踏まえて、カウンセリングを深めました。その疑問こそが、カウンセリングを深めるモーターになったのです。

先ず家族の強すぎる要求を入り口に、カウンセリングを進めました。具体的には、次の問いからスタートしました。

カウンセラー:もし息子さんが、お母さんや家族の言うとおりにすべてしたとします。

この問いにより、強すぎる要求をカウンセリングの入り口にするのです。
そして、次の言葉を続けます。

カウンセラー:息子さんはそうしたことによって、お母さんや家族は今までと違ったと言いますか?

この問いにより、母親に対して強すぎる要求そのものの意味を逆説的に問うのです。

母親:それだけです。何も言いません。

母親は強すぎる要求そのもののが、無意味であることを逆説的に知りました。
それに続けて、こう語りました。

母親:それだけですし、それに私には子供が何を考えているのか分からないことが多いのです。

このように母親は、自分でカウンセリングを深めていきます。
そうやって確信に迫っていくのです。

母親:子供が何を考えているのか分からないと、どうでもいいと投げやりになります。

現実は、このような投げやりな状態であることが多いのです。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:私は言うとおりにすれば、「おはよう」というかもしれません。

母親は自分から、「おはよう」というかもしれないことを述べました。
しかしそれに続けて、母親はこう述べました

母親:だけど子供はいつも機嫌が悪いので、私から「おはよう」ということはまずないでしょう。

母親はこのように、現実把握をしていました。
それに対して、カウンセラーはこう言いました。

カウンセラー:息子さんに、お母さんが「おはよう」といったらどうなりますか?
この質問に、新しいカウンセリングの特徴はあります。

新しいカウンセリングは、前に解決を構築するのです。それが大きな特徴です。
よって、「もし~したら」と問います。

いままでは母親が自分で、結果を決め付けていました。
だからそういう結果に、なっていった面もあります。

どちらかといえば、後ろ向きな解決です。
それに対して新しいカウンセリングでは、逆に前に解決を構築するのです。

それが「息子さんに、お母さんが『おはよう』といったらどうなりますか?」という質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:現実に、長いあいだ「おはよう」と言っていません。
こう述べて、考え込んでしまいました。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:長いあいだ「おはよう」と言っていないので、びっくりするでしょうね。
こう言って、少し微笑みました。
さらに続けて、母親はこう述べました

母親:びっくりして、お母さんはどうかしたんじゃないかと不思議がるでしょうね。

それに対して、カウンセラーはこう言いました。
カウンセラー:息子さんは、お母さんはどうもしていないと思いますよ。

結果を、決め付けない方向に会話を進めたのです。
さらに、カウンセラーはこう述べました。

カウンセラー:そしてお母さんはどうもしていないと思ったら、今朝いままでとどう違ったでしょうか?

結果を決め付けない方向を、さらに深める質問です。
より生産的な、方向に進む質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:いままでよりは、フレンドリーでしょうね。
さらに、母親はこう続けました

母親:いつもより、おちついいているでしょうね。スムーズにコミュニケーションできるでしょうね。

さらに、カウンセラーはこう述べました。
カウンセラー:もっと、具体的にはどうですか?

さらに結果を、具体化するための質問です。
より生産的な方向に、さらに進むための質問です。
それに対して、母親はこう続けました

母親:私はガミガミ、言わなくなると思います。
ここで母親は、自分の側の変化を述べました。

そして最後に、母親はこう結論を述べました。
母親:そうガミガミ言わなくなくても、自分から登校の準備をします。

このように紆余曲折ありますが、カウンセリングは自己解決像に至りました。
常にカウンセリングは、迷路に入りがちです。

カウンセラーは迷路に入ったら、すばやく気付くことが必要です。
そして迷路を、抜け出さなければいけません。

次回に、さらに述べます。


  

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2010年12月17日

カウンセリングの自己解決像 144

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。

そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。
カウンセリングで解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それを、具体的に述べます。

ある引きこもり状態の男性を、モデルに述べます。
本人はカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。

このように引きこもりの人は、カウンセラーであっても会いたがりません。よって多くの場合、先ず家族とのあいだでカウンセリングをスタートします。

前述のようにカウンセリングの解決像を家族が設定するときには、それなりの言いまわしがあります。それは具体的に、2種類あります。それを述べます。

この引きこもり状態の男性は、本人がカウンセリングを受けることを嫌がり、家族のみが来室しました。そこで「最初の一歩」を、みんなで考えようとしたのです。

家族全員で、カウンセリングの自己解決像をスタートさせたのです。
そのためにカウンセラーは、「みなさんが、彼を助けたいという気持ちを尊重します」という言葉からスタートしました。

先ず家族全員を尊重し、家族全体の協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせるのです。さらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをお持ちなのは、同時に彼にとって大きな希望です」という言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが彼を助けたいという気持ちをさらに深めていくには、先ず困っていることの中のどれから解決をスタートしたらよいでしょうか?」と述べました。

この質問全体はカウンセラーの家族全員に対する尊重と、その尊重に支えられた家族全体の協力関係のもとに自己解決像をさがし求めるものです。

もう一種類の方法は、カウンセラーの問題に対する視点が異なります。それはカウンセラーの、「みなさんの直面している大きな困難の重さを、感じています」という言葉からスタートしました。

そして、「みなさんの直面しているその大きな困難から、抜け出すための方法をいま考えたいのです」と言葉を続けました。

またさらにカウンセラーは、「みなさんが大きな困難から抜け出すためのスタートは、先ず何から解決をしたらよいでしょうか?」と述べました。

何から解決するかということを、このように問うのです。
こちらの方が、現実の困難に軸足を置いています。

モデルの引きこもり状態の男性には前者の方法により、家族全員を尊重と協力関係の一致のもとに、自己解決像をスタートさせました。希望に焦点を当てたのです。

日本では希望に焦点を当てて、家族全員の尊重と協力関係の一致のもとに自己を進める方が、カウンセリングの有効性は高いのです。

ところが変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求する家族もいます。いわゆる「急いてはことをしそんじる」という、ものです。急いた結果、迷路にはいりこんでしまったのです。

家族が不登校・引きこもりの人に要求ばかりしているだけで、不登校・引きこもりの人のこころの発達を阻害します。その結果、多くの人にもカウンセラーにもこころを開かなくなってしまうのです。

正確には、こころを開けなくなってしまうのです。
家族の要求の強さが、こころを開けなくなってしまう壁です。

その壁はカウンセラーの前にも立ちふさがり、こころを開けなくなってしまうのです。その壁を、不登校・引きこもりの人が自ら取り払うためには、カウンセラーのその人に対する深い理解が必要です。

なぜならばその壁は不登校・引きこもりの人に対する無理解ゆえに作られた、壁だからです。よって深い理解こそが大切であり、かつ必要です。

その壁は不登校・引きこもりの人に対する深い理解によって、消え去るものです。本当の意味で、壁はもともとありません。

正確に言えば、不登校・引きこもりの人に対する無理解が壁であり、その壁に家族が気付くことが、大切です。

カウンセラーもその壁に対する、不登校・引きこもりの人の不満を理解し、不満の正当性を肯定することも大切です。

不登校・引きこもりの人のこころの壁は、ヘルプのサインです。そう考えることによって、コミュニィケーションはスタートします。

そしてそのヘルプのサインを、受け入れることです。
そうすれば問題解決のためのコミュニィケーションは、スムーズに進みます。

それと同時に親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する見方も受け入れる必要もあります。不登校・引きこもりの人の視点と、親や家族の視点の2方向から現実を把握するのです。

この2方向からの現実把握ができなければ、迷路を抜け出せません。多くの場合、1方向のみから現実把握して、迷路をさ迷っているのです。

なおこのような親や、家族の不登校・引きこもりの人に対する関係では、しばしば「子供が何を考えているのか分からない」ということが多いのです。

次に、モデルによりさらに述べます。
モデルは、男子中学生で不登校の人です。

この人の場合は家族が変化を待てないで、お膳立てなしで不登校・引きこもりの人に要求ばかりしがちでした。「急いてはことをしそんじる」という、迷路にはいりこんでしまったのです。

新しいカウンセリングは、その迷路の中から始まります。
あえて迷路の中から、スタートします。

モデルの不登校の男子中学生は、母親とカウンセリングをスタートしました。この母親とは強すぎる要求の問題を入り口に、カウンセリングを進めました。

さらには、母親の「子供が何を考えているのか分からない」という疑問も踏まえて、カウンセリングを深めました。その疑問こそが、カウンセリングを深めるモーターになったのです。

先ず家族の強すぎる要求を入り口に、カウンセリングを進めました。具体的には、次の問いからスタートしました。

カウンセラー:もし息子さんが、お母さんや家族の言うとおりにすべてしたとします。

この問いにより、強すぎる要求をカウンセリングの入り口にするのです。
そして、次の言葉を続けます。

カウンセラー:息子さんはそうしたことによって、お母さんや家族は今までと違ったと言いますか?

この問いにより、母親に対して強すぎる要求そのものの意味を逆説的に問うのです。

母親:それだけです。何も言いません。

母親は強すぎる要求そのもののが、無意味であることを逆説的に知りました。
それに続けて、こう語りました。

母親:それだけですし、それに私には子供が何を考えているのか分からないことが多いのです。

このように母親は、自分でカウンセリングを深めていきます。
そうやって確信に迫っていくのです。

母親:子供が何を考えているのか分からないと、どうでもいいと投げやりになります。

現実は、このような投げやりな状態であることが多いのです。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:私は言うとおりにすれば、「おはよう」というかもしれません。

母親は自分から、「おはよう」というかもしれないことを述べました。
しかしそれに続けて、母親はこう述べました

母親:だけど子供はいつも機嫌が悪いので、私から「おはよう」ということはまずないでしょう。

母親はこのように、現実把握をしていました。
それに対して、カウンセラーはこう言いました。

カウンセラー:息子さんに、お母さんが「おはよう」といったらどうなりますか?
この質問に、新しいカウンセリングの特徴はあります。

新しいカウンセリングは、前に解決を構築するのです。それが大きな特徴です。
よって、「もし~したら」と問います。

いままでは母親が自分で、結果を決め付けていました。
だからそういう結果に、なっていった面もあります。

どちらかといえば、後ろ向きな解決です。
それに対して新しいカウンセリングでは、逆に前に解決を構築するのです。

それが「息子さんに、お母さんが『おはよう』といったらどうなりますか?」という質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:現実に、長いあいだ「おはよう」と言っていません。
こう述べて、考え込んでしまいました。
それに続けて、母親はこう述べました

母親:長いあいだ「おはよう」と言っていないので、びっくりするでしょうね。
こう言って、少し微笑みました。
さらに続けて、母親はこう述べました

母親:びっくりして、お母さんはどうかしたんじゃないかと不思議がるでしょうね。

それに対して、カウンセラーはこう言いました。
カウンセラー:息子さんは、お母さんはどうもしていないと思いますよ。

結果を、決め付けない方向に会話を進めたのです。
さらに、カウンセラーはこう述べました。

カウンセラー:そしてお母さんはどうもしていないと思ったら、今朝いままでとどう違ったでしょうか?

結果を決め付けない方向を、さらに深める質問です。
より生産的な、方向に進む質問です。
それに対して、母親はこう述べました

母親:いままでよりは、フレンドリーでしょうね。
さらに、母親はこう続けました

母親:いつもより、おちついいているでしょうね。スムーズにコミュニケーションできるでしょうね。

さらに、カウンセラーはこう述べました。
カウンセラー:もっと、具体的にはどうですか?

さらに結果を、具体化するための質問です。
より生産的な方向に、さらに進むための質問です。
それに対して、母親はこう続けました

母親:私はガミガミ、言わなくなると思います。
ここで母親は、自分の側の変化を述べました。

そして最後に、母親はこう結論を述べました。
母親:そうガミガミ言わなくなくても、自分から登校の準備をします。

このように紆余曲折ありますが、カウンセリングは自己解決像に至りました。
常にカウンセリングは、迷路に入りがちです。

カウンセラーは迷路に入ったら、すばやく気付くことが必要です。
そして迷路を、抜け出さなければいけません。

またカウンセリングは、気付きのプロセスです。
よって気付いたことにより、自己解決像の変更も行う必要があります。
常に柔軟に、カウンセリングは進むのです。

次回に、さらに述べます。


  

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2010年12月18日

カウンセリングの自己解決像 145

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。

なお常にカウンセリングは、迷路に入りがちです。
カウンセラーは迷路に入ったら、すばやく気付くことが必要です。
そして迷路を、抜け出さなければいけません。

またカウンセリングは、気付きのプロセスです。
よって気付いたことにより、自己解決像の変更も行う必要があります。
常に柔軟に、カウンセリングは進むのです。

解決像の変更も、とても大切です。
何ごとも気付いたことにより、変更の必要性が生じるのです。
カウンセリングは、生き物です。

次回に、さらに述べます。


  

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2010年12月19日

カウンセリングの自己解決像 146

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。

なお常にカウンセリングは、迷路に入りがちです。
カウンセラーは迷路に入ったら、すばやく気付くことが必要です。
そして迷路を、抜け出さなければいけません。

またカウンセリングは、気付きのプロセスです。
よって気付いたことにより、自己解決像の変更も行う必要があります。
常に柔軟に、カウンセリングは進むのです。

解決像の変更も、とても大切です。
何ごとも気付いたことにより、変更の必要性が生じるのです。
カウンセリングは、生き物です。

それは野球や、サッカーの試合と同じです。
ゲームの進み方によって、柔軟な対応が必要です。

次回に、さらに述べます。


  

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2010年12月20日

カウンセリングの自己解決像 147

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。

なお常にカウンセリングは、迷路に入りがちです。
カウンセラーは迷路に入ったら、すばやく気付くことが必要です。
そして迷路を、抜け出さなければいけません。

またカウンセリングは、気付きのプロセスです。
よって気付いたことにより、自己解決像の変更も行う必要があります。
常に柔軟に、カウンセリングは進むのです。

解決像の変更も、とても大切です。
何ごとも気付いたことにより、変更の必要性が生じるのです。
カウンセリングは、生き物です。

それは野球や、サッカーの試合と同じです。
ゲームの進み方によって、柔軟な対応が必要です。

またこうも言えます。
カウンセリングは、内面の道を歩むのです。
よってあるところまで来れば、違う景色が見えます。

次回に、さらに述べます。


  

Posted by counsellor at 13:48Comments(0)カウンセリング

2010年12月21日

カウンセリングの自己解決像 148

今日も、「カウンセリングの自己解決像」について述べます。

新しいカウンセリングでは、自己解決像を大切にします。
最初からその自己解決像を設定して、進んでいくのです。

不登校や引きこもりの人は、周囲からさんざんダメなところを指摘されています。それを強調しないためにも、解決像は大切です。

ただしその解決像が、複数あることは多いのです。
これは新しいカウンセリングでは、自己解決像を具体的に設定することによります。

従来の多くのカウンセリングのように、抽象的に「改善を目標」にすれば解決像は複数ありません。しかしこの新しいカウンセリングと、行動療法は自己解決像を具体的に設定します。

自己解決像を具体的に設定するがゆえに、何から解決するかということも大切なのです。そしてそれもカウンセリングに、含まれるプロセスです。

この新しいカウンセリングでは自己解決像を本人、あるいは家族に具体的に設定してもらいます。その人その人の事情により本人、あるいは家族かは決定されます。

本人が自己解決像の設定を強く希望するときは当然、その希望を尊重します。しかしあやふやな時は、ゆるやかに家族に設定してもらいます。そうやって家族も、カウンセリングに参加するのです。

なお常にカウンセリングは、迷路に入りがちです。
カウンセラーは迷路に入ったら、すばやく気付くことが必要です。
そして迷路を、抜け出さなければいけません。

またカウンセリングは、気付きのプロセスです。
よって気付いたことにより、自己解決像の変更も行う必要があります。
常に柔軟に、カウンセリングは進むのです。

解決像の変更も、とても大切です。
何ごとも気付いたことにより、変更の必要性が生じるのです。

カウンセリングは、内面の道を歩むのです。
よってあるところまで来れば、違う景色が見えます。

それまではここがゴールだと思っていたところが、ゴールではないこともあります。
それをある引きこもりの人の、母親の言葉から述べます。

次回に、さらに述べます。

  

Posted by counsellor at 14:17Comments(0)カウンセリング