2011年05月06日
新しいカウンセリングの実際のプロセス 61
今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。
新しいカウンセリングの実践方法です。
新しいカウンセリングは、親に会うことがスタートです。
ただしその後は、3パターンに分かれます。
それは子供のみのカウンセリング、子供と親が別々のカウンセリング、子供と親合同のカウンセリングです。
今日も、子供と親が別々のカウンセリングについて述べます。
この子供と親が別々のカウンセリングは、思春期を過ぎた子供に適応されることが多いのです。具体的には、中学生以上です。
中学生以上の子供は、親を嫌がります。
よってカウンセリングの実際のプロセスも、親とは別というスタイルをとった方がいいのです。
子供と親そしてカウンセラーの間に、協力関係を築けないと判断したら子供と親が別々のカウンセリングは適応されます。
そのほうがカウンセラーも、ゆとりを持ってカウンセリングにのぞめます。同じく子供と親も、ゆとりを持ってカウンセリングにのぞめます。
または親が子供の欠点のみを、話すときも別々のカウンセリングにチェンジすることは必要です。逆に子供が親の欠点のみを、話すときもチェンジは必要です。
とにかく子供と親の間に、緊張関係を感じたらチェンジするときです。
そしてそれは、前に進むために必要です。
多くの場合、子供と親の間に緊張関係を感じたら、先ず子供とのみの短時間のカウンセリングを行います。
その短時間のカウンセリングの中で起きたことを消化して、もとの合同カウンセリングに戻るケースが多いのです。
それだけで、子供と親の間に緊張関係は改善します。
今日からは、モデルにより述べます。
【中学2年生の、男子生徒です。不登校です。その具体的な原因は、深夜までのゲームにあります。夜中までゲームをしていますから、登校できません。登校できても、睡眠不足ゆえに学校では何もできません。】
このような状態で、カウンセリングルームに来室しました。
この中学2年生の男子生徒は、ゲーム中毒による不登校です。
現在、ゲーム中毒による不登校は多いのです。
このようにゲームに依存している場合、両親は本人に不満をぶつけています。その不満から逃避するために、さらにゲームに依存していくのです。
ただし両親も本人も、自分たちが迷路に入り込んでいることには気付いていません。それゆえに、迷路から抜け出せないのです。
この人たちの場合は、父親が母親の子育ての仕方を責めていました。
それが迷路を、支えてもいたのです。
カウンセリングの実際のプロセスにおいても、それは全体をおおっていました。母親は子育ての仕方を責められて、父親と子供との間でただ受け身でした。
母親は、ただおろおろしていたのです。
父親は、子供に説教を始めてもいました。
このような状況は、子供にとってマイナスです。
現実に本人も、黙ってうつむいていたのです。
そこで子供とのみの、短時間のカウンセリングを行います。その短時間のカウンセリング終了後、もとの合同カウンセリングに戻りました。
その子供とのみの短時間のカウンセリングで、子供はカウンセラーに大切な話をしたのです。その話は、一つの疑問についてでした。
この子供は、なぜこれほどゲームにのめり込むのでしょうか?
それが一つの大きな疑問でした。それをカウンセラーは、尋ねたのでした。
それに対してこの子供は、ゲームにのめり込むことの自分なりの回答を述べました。初めてこころを開いて、語ったのです。
それは「だって、ゲームしか自分の居場所はないもん」という言葉でした。本人は、家庭の中で自分の居場所がなかったのです。
次回に、さらに述べます。
新しいカウンセリングの実践方法です。
新しいカウンセリングは、親に会うことがスタートです。
ただしその後は、3パターンに分かれます。
それは子供のみのカウンセリング、子供と親が別々のカウンセリング、子供と親合同のカウンセリングです。
今日も、子供と親が別々のカウンセリングについて述べます。
この子供と親が別々のカウンセリングは、思春期を過ぎた子供に適応されることが多いのです。具体的には、中学生以上です。
中学生以上の子供は、親を嫌がります。
よってカウンセリングの実際のプロセスも、親とは別というスタイルをとった方がいいのです。
子供と親そしてカウンセラーの間に、協力関係を築けないと判断したら子供と親が別々のカウンセリングは適応されます。
そのほうがカウンセラーも、ゆとりを持ってカウンセリングにのぞめます。同じく子供と親も、ゆとりを持ってカウンセリングにのぞめます。
または親が子供の欠点のみを、話すときも別々のカウンセリングにチェンジすることは必要です。逆に子供が親の欠点のみを、話すときもチェンジは必要です。
とにかく子供と親の間に、緊張関係を感じたらチェンジするときです。
そしてそれは、前に進むために必要です。
多くの場合、子供と親の間に緊張関係を感じたら、先ず子供とのみの短時間のカウンセリングを行います。
その短時間のカウンセリングの中で起きたことを消化して、もとの合同カウンセリングに戻るケースが多いのです。
それだけで、子供と親の間に緊張関係は改善します。
今日からは、モデルにより述べます。
【中学2年生の、男子生徒です。不登校です。その具体的な原因は、深夜までのゲームにあります。夜中までゲームをしていますから、登校できません。登校できても、睡眠不足ゆえに学校では何もできません。】
このような状態で、カウンセリングルームに来室しました。
この中学2年生の男子生徒は、ゲーム中毒による不登校です。
現在、ゲーム中毒による不登校は多いのです。
このようにゲームに依存している場合、両親は本人に不満をぶつけています。その不満から逃避するために、さらにゲームに依存していくのです。
ただし両親も本人も、自分たちが迷路に入り込んでいることには気付いていません。それゆえに、迷路から抜け出せないのです。
この人たちの場合は、父親が母親の子育ての仕方を責めていました。
それが迷路を、支えてもいたのです。
カウンセリングの実際のプロセスにおいても、それは全体をおおっていました。母親は子育ての仕方を責められて、父親と子供との間でただ受け身でした。
母親は、ただおろおろしていたのです。
父親は、子供に説教を始めてもいました。
このような状況は、子供にとってマイナスです。
現実に本人も、黙ってうつむいていたのです。
そこで子供とのみの、短時間のカウンセリングを行います。その短時間のカウンセリング終了後、もとの合同カウンセリングに戻りました。
その子供とのみの短時間のカウンセリングで、子供はカウンセラーに大切な話をしたのです。その話は、一つの疑問についてでした。
この子供は、なぜこれほどゲームにのめり込むのでしょうか?
それが一つの大きな疑問でした。それをカウンセラーは、尋ねたのでした。
それに対してこの子供は、ゲームにのめり込むことの自分なりの回答を述べました。初めてこころを開いて、語ったのです。
それは「だって、ゲームしか自分の居場所はないもん」という言葉でした。本人は、家庭の中で自分の居場所がなかったのです。
次回に、さらに述べます。