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2011年08月07日

新しいカウンセリングの実際のプロセス 109

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今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。新しいカウンセリングの実践方法です。

新しいカウンセリングは、親に会うことがスタートです。ただしその後は、3パターンに分かれます。それは子供のみのカウンセリング、子供と親が別々のカウンセリング、子供と親合同のカウンセリングです。

今日からは、合同カウンセリングについて述べます。子供のみのカウンセリング、子供と親が別々のカウンセリング、子供と親合同のカウンセリングのどのスタイルであっても、カウンセラーは親とコンタクトをとります。

合同カウンセリングは子供に軸足を置きながら、親とのコンタクトをより強調したものです。
子供と親とカウンセラーの、三者による共同作業です。

現実に高校生ぐらいまでの年齢までは、カウンセリングに親とともに来室します。すでにそこに、子供と親とカウンセラーの三者による共同作業は行われています。

ただし高校生ぐらいの年齢では、三者によるカウンセリングは嫌がります。よって子供と親とカウンセラーの三者によるカウンセリングは、現実には中学生ぐらいまでに適応されます。

さらに中学生ぐらいまでは、大人であるカウンセラーと一対一で会うことを怖がります。特に対人関係にこだわる人は、怖がります。

そのこだわりさえも、いかすようにカウンセリングをスタートします。それは「あなたが人と仲良くしたいからこだわり、怖がるのですね」という言葉を、用います。

このようにいっけんマイナスの要素も、プラスに変えていくことも可能です。そのためには、小さな気づかいが大切です。

さらにはいくつかの質問により、リラックスするようにリードします。その場合も、急がないことが大切です。

その質問は、気楽な質問です。気楽にたずね、気楽に答えるものです。

その気楽な質問、気楽にたずね、気楽に答えるなかに大きな意味があるのです。ある中学生は、「夏休みの読書感想文にどんな本を読みましたか?」という質問に、「書評は・・・・・」と答えました。この書評と言う言葉から、解決に向かっていくのです。

多くの場合、この書評と言う言葉は「きどっている」というような否定的なものとして受け取られがちです。この中学生は気の弱い子と言われていましたが、ここにはそれが見受けられません。それを手がかりに、解決に向かっていくのです。

それは「書評という言葉を知っていることは、すごい!」というような、相手に対する肯定的な評価です。それは「きどっている」というような否定的なものの、逆です。

このような自己肯定は、自己否定をくつがえすものです。そこには、もう自己否定はありません。

カウンセリングは多くの場合、自己否定の中に自己肯定を見いだすのです。
よって自己否定こそが、大切にされなければいけません。

このように現実を異なる方向から、見るのです。そしてそれを本人と、家族に示すのです。なおこの中学生は、気の弱い子でした。しかし逆に、活発な子もいます。

その活発さも、「困ったものだ」と受けとらえられていることもあります。単なるいたずら好きの、困った子と考えられているのです。

カウンセリングにら来室する子供は、親の一面的な見かたに苦しんでいるのです。正確には一方的な、親の一面的な見かたに苦しんでいるのです。その一方的な、親の一面的な見かたをとらえ直すのです。カウンセリングを通して、とらえ直すのです。

親は多くの場合、学校の先生やカウンセラーの前で子供に大人のような態度で、行儀よくいてほしいものです。それが大人ぶったものでないか、カウンセラーは見通す必要もあります。

大人ぶったものであれば、周囲の期待を受け入れすぎと言えます。このようにカウンセリングを通して、とらえ直すのです。

子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。カウンセリングにおいて親の一面的な見かたは、解決像にも現れます。

特に思春期以降の、子供においては顕著です。具体的には思春期以降の異性関係や、友人関係でこの対立はおきがちです。

具体的には、「~さんとはつき合ってはいけない」というものです。極端な場合、親は「~さんとわかれさせる」ためにカウンセリングを利用します。

このように親は、自分の考えに子供を従わせがちです。そしてそれを、カウンセリングの目的にしてしまうのです。親は、子供を管理しやすくしてくれと言いがちなのです。これでは、まったく意味を持ちません。

逆に子供は、親をだまらせてくれと言いがちです。これも、まったく意味を持ちません。カウンセリングの目標は、生産的なものでなければいけません。そうでなければ、まったく意味を持ちません。

次に、モデルによりさらに述べます。高校1年生の男子です。高校に入学後、上級生の人たちを中心とするグループと付き合うようになりました。

両親は、そのグループと付き合うことに反対です。そのことで、家族で言い争いが続きました。結局、言い争いの激しさゆえに収集がつきません。そこで、カウンセリングを行いました。

現実の問題として深夜、家を出てそのグループと会っていることが問題視されました。母親は、それをとても気にしていたのです。

実際のカウンセリングも、そこから始まりました。それは母親の、「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉です。

この「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉が、すべてです。これに対して、高校生は反論するのです。「あの人たちと、会いたい」「そうしたいの!」「お母さんが思っているほど、悪い人ではない」こう、反論しました。

このように自分の考えを否定され、行き場のない状態だったのです。そこにカウンセラーは、新しい道を指し示すのです。そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。「今日のカウンセリングから、どのような意味のあることを得たいのですか?」

すなわちカウンセリングにくる、実際的な意味です。新しいカウンセリングでは、実際的な意味からプロセスを始めることも多いのです。

次回に、さらに述べます。

  

Posted by counsellor at 14:44Comments(0)カウンセリング