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2011年12月01日

新しいカウンセリングの実際のプロセス 148

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。新しいカウンセリングの実践方法です。

カウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。その親の一面的な見かたは、解決像にも現れます。

特に思春期以降の、子供においては顕著です。
具体的には思春期以降の異性関係や、友人関係でこの対立はおきがちです。

具体的には、「~さんとはつき合ってはいけない」というものです。
極端な場合、親は「~さんとわかれさせる」ためにカウンセリングを利用します。

このように親は、自分の考えに子供を従わせがちです。
そしてそれを、カウンセリングの目的にしてしまうのです。

親は、子供を管理しやすくしてくれと言いがちなのです。
これでは、まったく意味を持ちません。

逆に子供は、親をだまらせてくれと言いがちです。
これも、まったく意味を持ちません。

カウンセリングの目標は、生産的なものでなければいけません。
そうでなければ、まったく意味を持ちません。

次に、モデルによりさらに述べます。
高校1年生の男子です。高校に入学後、上級生の人たちを中心とするグループと付き合うようになりました。

両親は、そのグループと付き合うことに反対です。
そのことで、家族で言い争いが続きました。

結局、言い争いの激しさゆえに収集がつきません。
そこで、カウンセリングを行いました。

現実の問題として深夜、家を出てそのグループと会っていることが問題視されました。母親は、それをとても気にしていたのです。

実際のカウンセリングも、そこから始まりました。
それは母親の、「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉です。

この「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉が、すべてです。
これに対して、高校生は反論するのです。

「あの人たちと、会いたい」「そうしたいの!」
「お母さんが思っているほど、悪い人ではない」

こう、反論しました。

このように自分の考えを否定され、行き場のない状態だったのです。
そこにカウンセラーは、新しい道を指し示すのです。

そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「今日のカウンセリングから、どのような意味のあることを得たいのですか?」

すなわちカウンセリングにくる、実際的な意味です。
新しいカウンセリングでは、実際的な意味からプロセスを始めることも多いのです。

母親から、語りはじめました。
「あの人たちに会って、煙草を吸うことはやめてほしいの・・・」

「無断、外出もやめてほしいの」
さらに、こう続けました。

このような母親の発言から、カウンセリングの実際のプロセスは決定されます。そのために、カウンセラーはこう述べました。

「煙草を吸うことと無断の外出、どちらにまとをしぼって話したいですか」
こう続けたのです。

母親は、煙草の話をのぞみました。
本人は、外出です。

一歩もゆずりません。
すでにここに、対立があるのです。

ここまでの会話は両者が、相手に何が欠けているかを話しているのです。
新しいカウンセリングであるよりは、従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルです。

新しいカウンセリングは、解決志向のプロセスをたどるものです。
解決像を前に、構築するものです。

従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルは多くの場合、相手を非難するようになります。その結果、さらに迷路をさ迷ってしまいがちです。

その問題解決型のカウンセリングは、過去のことに触れがちです。
その結果、さらに相手を非難するようになります。

結果的に、悪循環を深めてしまいます。
解決像を前に構築する新しいカウンセリングでは、たとえば次のような質問を用います。

「もしある日、無断外出しないで家にいたら、お母さんや君はいつもとどう違います?」

これは状況設定です。今は、そうではありません。
このような質問により、解決像を前に構築しているのです。

それに対して本人は少し考えて、こう答えました。
「何も、変わらないかもしれない・・・・・」

ここで見おとしてならない、大切なポイントがあります。
それは本人が、「無断外出しない日はない」と質問を蹴とばしていないことです。

きちんと「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、考えているのです。これだけでも、大きな意味をもちます。

ある意味で、無断外出しないで家にいることも受け入れようとしているのです。
ほんの少しかもしれませんが、前に歩んでいます。

このほんの少しの歩みは、やがて歩幅を広げていくのです。
そのためにはカウンセラーと、家族に大きな努力が必要です。

真っすぐに歩めれば、無断外出もなくなってきます。
しかしそのためには、家族は自分の我を出さないという、大きな努力が必要です。

それに「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、本人が考えていることによりマイナスの連鎖も弱まっていくのです。

そのマイナスの連鎖とは、つぎのように表せます。
【親の非難→本人が自分を守る→親を攻撃する】

このマイナスの連鎖は一度弱まると、元には戻りにくいのです。
さらにはその戻りにくさを、強固なものにする方法もあります。

その方法は強固なものにしたら、それを土台にもします。
そしてさらに、前に進むのです。

このケースでは、そのために『ものさしによる質問』を用いました。
この方法も、質問によるものです。

新しいカウンセリングでは、実際にプロセスを進めるために質問を用いることが多いのです。質問により、カウンセリングを導いていくのです。

その『ものさしによる質問』とは、次のような質問です。
「1~10のメモリのある、ものさしを考えてください。」

さらにこう、続けました。
「外出OKは1、NOは10です。」

「いまこのものさしの1~10の、どのぐらいのところにいますか?」
このようにして、現実把握をするのです。

それに対して「10」と、答えました。
現実は、悪いようです。

このような客観化したものさしを用いると、話はスムーズに進みます。
そこでカウンセラーは、こう語りました。

「10は、完全なNOですね。」
「現実は、完全に閉ざされていますね。」
カウンセラーは、この人の気持ちを受け入れたのです。

さらにカウンセラーは、この人の気持ちを受け入れ深めるためにこう語りました。
「完全なNOですから、とても困っていますね。」

それゆえにカウンセラーは、こうたずねました。
「完全なNOで苦しいのに、どうやて家にいるのですか?」

高校生は、次のように語りました。
「もう投げやりな気持ち!」

ここでも高校生は、自分の気持ちをいつわらないで述べました。
カウンセラーは心の中で、安心しました。

それに続けて高校生は、次のように語りました。
「投げたやりが、あの人たちに当たればいい!」

あの人たちとは、両親です。
けっして、不良仲間ではありません。

子供は親があまりにも自分の気持ちを拒否されると親、両親であっても「あの人、あの人たち」というように呼びます。もう「お父さん、お母さん」と呼ぶことすらできなくなってしまうのです。

両親のことを「お父さん、お母さん」と、呼ばないのではありません。
「お父さん、お母さん」と呼ぶことが、できなくなってしまうのです。

このようにカウンセリングでは、小さな言葉をキャッチすることは大切です。
小さな言葉の中に、大きなものは潜んでいることも多いのです。

よってこの高校生が「『お父さん、お母さん』と呼ぶことが、できなくなってしまう」ことは、この人の本質的な問題を浮かび上がらせてもいるのです。

次回に、さらに述べます。

  

Posted by counsellor at 13:16Comments(0)カウンセリング

2011年12月02日

新しいカウンセリングの実際のプロセス 149

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。新しいカウンセリングの実践方法です。

カウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。その親の一面的な見かたは、解決像にも現れます。

特に思春期以降の、子供においては顕著です。
具体的には思春期以降の異性関係や、友人関係でこの対立はおきがちです。

具体的には、「~さんとはつき合ってはいけない」というものです。
極端な場合、親は「~さんとわかれさせる」ためにカウンセリングを利用します。

このように親は、自分の考えに子供を従わせがちです。
そしてそれを、カウンセリングの目的にしてしまうのです。

親は、子供を管理しやすくしてくれと言いがちなのです。
これでは、まったく意味を持ちません。

逆に子供は、親をだまらせてくれと言いがちです。
これも、まったく意味を持ちません。

カウンセリングの目標は、生産的なものでなければいけません。
そうでなければ、まったく意味を持ちません。

次に、モデルによりさらに述べます。
高校1年生の男子です。高校に入学後、上級生の人たちを中心とするグループと付き合うようになりました。

両親は、そのグループと付き合うことに反対です。
そのことで、家族で言い争いが続きました。

結局、言い争いの激しさゆえに収集がつきません。
そこで、カウンセリングを行いました。

現実の問題として深夜、家を出てそのグループと会っていることが問題視されました。母親は、それをとても気にしていたのです。

実際のカウンセリングも、そこから始まりました。
それは母親の、「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉です。

この「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉が、すべてです。
これに対して、高校生は反論するのです。

「あの人たちと、会いたい」「そうしたいの!」
「お母さんが思っているほど、悪い人ではない」

こう、反論しました。

このように自分の考えを否定され、行き場のない状態だったのです。
そこにカウンセラーは、新しい道を指し示すのです。

そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「今日のカウンセリングから、どのような意味のあることを得たいのですか?」

すなわちカウンセリングにくる、実際的な意味です。
新しいカウンセリングでは、実際的な意味からプロセスを始めることも多いのです。

母親から、語りはじめました。
「あの人たちに会って、煙草を吸うことはやめてほしいの・・・」

「無断、外出もやめてほしいの」
さらに、こう続けました。

このような母親の発言から、カウンセリングの実際のプロセスは決定されます。そのために、カウンセラーはこう述べました。

「煙草を吸うことと無断の外出、どちらにまとをしぼって話したいですか」こう続けたのです。

母親は、煙草の話をのぞみました。
本人は、外出です。

一歩もゆずりません。
すでにここに、対立があるのです。

ここまでの会話は両者が、相手に何が欠けているかを話しているのです。
新しいカウンセリングであるよりは、従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルです。

新しいカウンセリングは、解決志向のプロセスをたどるものです。
解決像を前に、構築するものです。

従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルは多くの場合、相手を非難するようになります。その結果、さらに迷路をさ迷ってしまいがちです。

その問題解決型のカウンセリングは、過去のことに触れがちです。
その結果、さらに相手を非難するようになります。

結果的に、悪循環を深めてしまいます。
解決像を前に構築する新しいカウンセリングでは、たとえば次のような質問を用います。

「もしある日、無断外出しないで家にいたら、お母さんや君はいつもとどう違います?」

これは状況設定です。今は、そうではありません。
このような質問により、解決像を前に構築しているのです。

それに対して本人は少し考えて、こう答えました。
「何も、変わらないかもしれない・・・・・」

ここで見おとしてならない、大切なポイントがあります。
それは本人が、「無断外出しない日はない」と質問を蹴とばしていないことです。

きちんと「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、考えているのです。これだけでも、大きな意味をもちます。

ある意味で、無断外出しないで家にいることも受け入れようとしているのです。ほんの少しかもしれませんが、前に歩んでいます。

このほんの少しの歩みは、やがて歩幅を広げていくのです。
そのためにはカウンセラーと、家族に大きな努力が必要です。

真っすぐに歩めれば、無断外出もなくなってきます。
しかしそのためには、家族は自分の我を出さないという、大きな努力が必要です。

それに「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、本人が考えていることによりマイナスの連鎖も弱まっていくのです。

そのマイナスの連鎖とは、つぎのように表せます。
【親の非難→本人が自分を守る→親を攻撃する】

このマイナスの連鎖は一度弱まると、元には戻りにくいのです。
さらにはその戻りにくさを、強固なものにする方法もあります。

その方法は強固なものにしたら、それを土台にもします。
そしてさらに、前に進むのです。

このケースでは、そのために『ものさしによる質問』を用いました。
この方法も、質問によるものです。

新しいカウンセリングでは、実際にプロセスを進めるために質問を用いることが多いのです。質問により、カウンセリングを導いていくのです。

その『ものさしによる質問』とは、次のような質問です。
「1~10のメモリのある、ものさしを考えてください。」

さらにこう、続けました。
「外出OKは1、NOは10です。」

「いまこのものさしの1~10の、どのぐらいのところにいますか?」
このようにして、現実把握をするのです。

それに対して「10」と、答えました。
現実は、悪いようです。

このような客観化したものさしを用いると、話はスムーズに進みます。
そこでカウンセラーは、こう語りました。

「10は、完全なNOですね。」
「現実は、完全に閉ざされていますね。」
カウンセラーは、この人の気持ちを受け入れたのです。

さらにカウンセラーは、この人の気持ちを受け入れ深めるためにこう語りました。「完全なNOですから、とても困っていますね。」

それゆえにカウンセラーは、こうたずねました。
「完全なNOで苦しいのに、どうやて家にいるのですか?」

高校生は、次のように語りました。
「もう投げやりな気持ち!」

ここでも高校生は、自分の気持ちをいつわらないで述べました。
カウンセラーは心の中で、安心しました。

それに続けて高校生は、次のように語りました。
「投げたやりが、あの人たちに当たればいい!」

あの人たちとは、両親です。
けっして、不良仲間ではありません。

子供は親があまりにも自分の気持ちを拒否されると親、両親であっても「あの人、あの人たち」というように呼びます。もう「お父さん、お母さん」と呼ぶことすらできなくなってしまうのです。

両親のことを「お父さん、お母さん」と、呼ばないのではありません。
「お父さん、お母さん」と呼ぶことが、できなくなってしまうのです。

このようにカウンセリングでは、小さな言葉をキャッチすることは大切です。
小さな言葉の中に、大きなものは潜んでいることも多いのです。

よってこの高校生が「『お父さん、お母さん』と呼ぶことが、できなくなってしまう」ことは、この人の本質的な問題を浮かび上がらせてもいるのです。

ただしカウンセリングは、原因を追及するものではありません。
人格の成長発達こそが、本質的な目的です。

次回に、さらに述べます。

  

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2011年12月03日

新しいカウンセリングの実際のプロセス 150

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。
新しいカウンセリングの実践方法です。

カウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。
その親の一面的な見かたは、解決像にも現れます。

特に思春期以降の、子供においては顕著です。
具体的には思春期以降の異性関係や、友人関係でこの対立はおきがちです。

具体的には、「~さんとはつき合ってはいけない」というものです。
極端な場合、親は「~さんとわかれさせる」ためにカウンセリングを利用します。

このように親は、自分の考えに子供を従わせがちです。
そしてそれを、カウンセリングの目的にしてしまうのです。

親は、子供を管理しやすくしてくれと言いがちなのです。
これでは、まったく意味を持ちません。

逆に子供は、親をだまらせてくれと言いがちです。
これも、まったく意味を持ちません。

カウンセリングの目標は、生産的なものでなければいけません。
そうでなければ、まったく意味を持ちません。

次に、モデルによりさらに述べます。
高校1年生の男子です。高校に入学後、上級生の人たちを中心とするグループと付き合うようになりました。

両親は、そのグループと付き合うことに反対です。
そのことで、家族で言い争いが続きました。

結局、言い争いの激しさゆえに収集がつきません。
そこで、カウンセリングを行いました。

現実の問題として深夜、家を出てそのグループと会っていることが問題視されました。母親は、それをとても気にしていたのです。

実際のカウンセリングも、そこから始まりました。
それは母親の、「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉です。

この「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉が、すべてです。
これに対して、高校生は反論するのです。

「あの人たちと、会いたい」「そうしたいの!」
「お母さんが思っているほど、悪い人ではない」

こう、反論しました。

このように自分の考えを否定され、行き場のない状態だったのです。そこにカウンセラーは、新しい道を指し示すのです。

そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「今日のカウンセリングから、どのような意味のあることを得たいのですか?」

すなわちカウンセリングにくる、実際的な意味です。
新しいカウンセリングでは、実際的な意味からプロセスを始めることも多いのです。

母親から、語りはじめました。
「あの人たちに会って、煙草を吸うことはやめてほしいの・・・」

「無断、外出もやめてほしいの」
さらに、こう続けました。

このような母親の発言から、カウンセリングの実際のプロセスは決定されます。そのために、カウンセラーはこう述べました。

「煙草を吸うことと無断の外出、どちらにまとをしぼって話したいですか」
こう続けたのです。

母親は、煙草の話をのぞみました。
本人は、外出です。

一歩もゆずりません。
すでにここに、対立があるのです。

ここまでの会話は両者が、相手に何が欠けているかを話しているのです。新しいカウンセリングであるよりは、従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルです。

新しいカウンセリングは、解決志向のプロセスをたどるものです。
解決像を前に、構築するものです。

従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルは多くの場合、相手を非難するようになります。その結果、さらに迷路をさ迷ってしまいがちです。

その問題解決型のカウンセリングは、過去のことに触れがちです。
その結果、さらに相手を非難するようになります。

結果的に、悪循環を深めてしまいます。
解決像を前に構築する新しいカウンセリングでは、たとえば次のような質問を用います。

「もしある日、無断外出しないで家にいたら、お母さんや君はいつもとどう違います?」

これは状況設定です。今は、そうではありません。
このような質問により、解決像を前に構築しているのです。

それに対して本人は少し考えて、こう答えました。
「何も、変わらないかもしれない・・・・・」

ここで見おとしてならない、大切なポイントがあります。
それは本人が、「無断外出しない日はない」と質問を蹴とばしていないことです。

きちんと「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、考えているのです。これだけでも、大きな意味をもちます。

ある意味で、無断外出しないで家にいることも受け入れようとしているのです。
ほんの少しかもしれませんが、前に歩んでいます。

このほんの少しの歩みは、やがて歩幅を広げていくのです。
そのためにはカウンセラーと、家族に大きな努力が必要です。

真っすぐに歩めれば、無断外出もなくなってきます。
しかしそのためには、家族は自分の我を出さないという、大きな努力が必要です。

それに「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、本人が考えていることによりマイナスの連鎖も弱まっていくのです。

そのマイナスの連鎖とは、つぎのように表せます。
【親の非難→本人が自分を守る→親を攻撃する】

このマイナスの連鎖は一度弱まると、元には戻りにくいのです。
さらにはその戻りにくさを、強固なものにする方法もあります。

その方法は強固なものにしたら、それを土台にもします。
そしてさらに、前に進むのです。

このケースでは、そのために『ものさしによる質問』を用いました。
この方法も、質問によるものです。

新しいカウンセリングでは、実際にプロセスを進めるために質問を用いることが多いのです。質問により、カウンセリングを導いていくのです。

その『ものさしによる質問』とは、次のような質問です。
「1~10のメモリのある、ものさしを考えてください。」

さらにこう、続けました。
「外出OKは1、NOは10です。」

「いまこのものさしの1~10の、どのぐらいのところにいますか?」
このようにして、現実把握をするのです。

それに対して「10」と、答えました。
現実は、悪いようです。

このような客観化したものさしを用いると、話はスムーズに進みます。
そこでカウンセラーは、こう語りました。

「10は、完全なNOですね。」
「現実は、完全に閉ざされていますね。」
カウンセラーは、この人の気持ちを受け入れたのです。

さらにカウンセラーは、この人の気持ちを受け入れ深めるためにこう語りました。「完全なNOですから、とても困っていますね。」

それゆえにカウンセラーは、こうたずねました。
「完全なNOで苦しいのに、どうやて家にいるのですか?」

高校生は、次のように語りました。
「もう投げやりな気持ち!」

ここでも高校生は、自分の気持ちをいつわらないで述べました。
カウンセラーは心の中で、安心しました。

それに続けて高校生は、次のように語りました。
「投げたやりが、あの人たちに当たればいい!」

あの人たちとは、両親です。
けっして、不良仲間ではありません。

子供は親があまりにも自分の気持ちを拒否されると親、両親であっても「あの人、あの人たち」というように呼びます。もう「お父さん、お母さん」と呼ぶことすらできなくなってしまうのです。

両親のことを「お父さん、お母さん」と、呼ばないのではありません。
「お父さん、お母さん」と呼ぶことが、できなくなってしまうのです。

このようにカウンセリングでは、小さな言葉をキャッチすることは大切です。
小さな言葉の中に、大きなものは潜んでいることも多いのです。

よってこの高校生が「『お父さん、お母さん』と呼ぶことが、できなくなってしまう」ことは、この人の本質的な問題を浮かび上がらせてもいるのです。

ただしカウンセリングは、原因を追及するものではありません。
人格の成長発達こそが、本質的な目的です。

そこであえて、原因追及に進みません。
問題解決に、ハンドルを切るのです。

次回に、さらに述べます。

  

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2011年12月05日

新しいカウンセリングの実際のプロセス 151

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。新しいカウンセリングの実践方法です。

カウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。その親の一面的な見かたは、解決像にも現れます。

特に思春期以降の、子供においては顕著です。
具体的には思春期以降の異性関係や、友人関係でこの対立はおきがちです。

具体的には、「~さんとはつき合ってはいけない」というものです。
極端な場合、親は「~さんとわかれさせる」ためにカウンセリングを利用します。

このように親は、自分の考えに子供を従わせがちです。
そしてそれを、カウンセリングの目的にしてしまうのです。

親は、子供を管理しやすくしてくれと言いがちなのです。
これでは、まったく意味を持ちません。

逆に子供は、親をだまらせてくれと言いがちです。
これも、まったく意味を持ちません。

カウンセリングの目標は、生産的なものでなければいけません。
そうでなければ、まったく意味を持ちません。

次に、モデルによりさらに述べます。
高校1年生の男子です。高校に入学後、上級生の人たちを中心とするグループと付き合うようになりました。

両親は、そのグループと付き合うことに反対です。
そのことで、家族で言い争いが続きました。

結局、言い争いの激しさゆえに収集がつきません。
そこで、カウンセリングを行いました。

現実の問題として深夜、家を出てそのグループと会っていることが問題視されました。母親は、それをとても気にしていたのです。

実際のカウンセリングも、そこから始まりました。
それは母親の、「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉です。

この「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉が、すべてです。
これに対して、高校生は反論するのです。

「あの人たちと、会いたい」「そうしたいの!」
「お母さんが思っているほど、悪い人ではない」

こう、反論しました。

このように自分の考えを否定され、行き場のない状態だったのです。
そこにカウンセラーは、新しい道を指し示すのです。

そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「今日のカウンセリングから、どのような意味のあることを得たいのですか?」

すなわちカウンセリングにくる、実際的な意味です。
新しいカウンセリングでは、実際的な意味からプロセスを始めることも多いのです。

母親から、語りはじめました。
「あの人たちに会って、煙草を吸うことはやめてほしいの・・・」

「無断、外出もやめてほしいの」
さらに、こう続けました。

このような母親の発言から、カウンセリングの実際のプロセスは決定されます。そのために、カウンセラーはこう述べました。

「煙草を吸うことと無断の外出、どちらにまとをしぼって話したいですか」
こう続けたのです。

母親は、煙草の話をのぞみました。
本人は、外出です。

一歩もゆずりません。
すでにここに、対立があるのです。

ここまでの会話は両者が、相手に何が欠けているかを話しているのです。新しいカウンセリングであるよりは、従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルです。

新しいカウンセリングは、解決志向のプロセスをたどるものです。
解決像を前に、構築するものです。

従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルは多くの場合、相手を非難するようになります。その結果、さらに迷路をさ迷ってしまいがちです。

その問題解決型のカウンセリングは、過去のことに触れがちです。
その結果、さらに相手を非難するようになります。

結果的に、悪循環を深めてしまいます。
解決像を前に構築する新しいカウンセリングでは、たとえば次のような質問を用います。

「もしある日、無断外出しないで家にいたら、お母さんや君はいつもとどう違います?」

これは状況設定です。今は、そうではありません。
このような質問により、解決像を前に構築しているのです。

それに対して本人は少し考えて、こう答えました。
「何も、変わらないかもしれない・・・・・」

ここで見おとしてならない、大切なポイントがあります。
それは本人が、「無断外出しない日はない」と質問を蹴とばしていないことです。

きちんと「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、考えているのです。これだけでも、大きな意味をもちます。

ある意味で、無断外出しないで家にいることも受け入れようとしているのです。
ほんの少しかもしれませんが、前に歩んでいます。

このほんの少しの歩みは、やがて歩幅を広げていくのです。
そのためにはカウンセラーと、家族に大きな努力が必要です。

真っすぐに歩めれば、無断外出もなくなってきます。
しかしそのためには、家族は自分の我を出さないという、大きな努力が必要です。

それに「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、本人が考えていることによりマイナスの連鎖も弱まっていくのです。

そのマイナスの連鎖とは、つぎのように表せます。
【親の非難→本人が自分を守る→親を攻撃する】

このマイナスの連鎖は一度弱まると、元には戻りにくいのです。
さらにはその戻りにくさを、強固なものにする方法もあります。

その方法は強固なものにしたら、それを土台にもします。
そしてさらに、前に進むのです。

このケースでは、そのために『ものさしによる質問』を用いました。
この方法も、質問によるものです。

新しいカウンセリングでは、実際にプロセスを進めるために質問を用いることが多いのです。質問により、カウンセリングを導いていくのです。

その『ものさしによる質問』とは、次のような質問です。
「1~10のメモリのある、ものさしを考えてください。」

さらにこう、続けました。
「外出OKは1、NOは10です。」

「いまこのものさしの1~10の、どのぐらいのところにいますか?」
このようにして、現実把握をするのです。

それに対して「10」と、答えました。
現実は、悪いようです。

このような客観化したものさしを用いると、話はスムーズに進みます。
そこでカウンセラーは、こう語りました。

「10は、完全なNOですね。」
「現実は、完全に閉ざされていますね。」
カウンセラーは、この人の気持ちを受け入れたのです。

さらにカウンセラーは、この人の気持ちを受け入れ深めるためにこう語りました。「完全なNOですから、とても困っていますね。」

それゆえにカウンセラーは、こうたずねました。
「完全なNOで苦しいのに、どうやて家にいるのですか?」

高校生は、次のように語りました。
「もう投げやりな気持ち!」

ここでも高校生は、自分の気持ちをいつわらないで述べました。
カウンセラーは心の中で、安心しました。

それに続けて高校生は、次のように語りました。
「投げたやりが、あの人たちに当たればいい!」

あの人たちとは、両親です。
けっして、不良仲間ではありません。

子供は親があまりにも自分の気持ちを拒否されると親、両親であっても「あの人、あの人たち」というように呼びます。もう「お父さん、お母さん」と呼ぶことすらできなくなってしまうのです。

両親のことを「お父さん、お母さん」と、呼ばないのではありません。
「お父さん、お母さん」と呼ぶことが、できなくなってしまうのです。

このようにカウンセリングでは、小さな言葉をキャッチすることは大切です。
小さな言葉の中に、大きなものは潜んでいることも多いのです。

よってこの高校生が「『お父さん、お母さん』と呼ぶことが、できなくなってしまう」ことは、この人の本質的な問題を浮かび上がらせてもいるのです。

ただしカウンセリングは、原因を追及するものではありません。
人格の成長発達こそが、本質的な目的です。

そこであえて、原因追及に進みません。
問題解決に、ハンドルを切るのです。

原因追及に進まずに、常に問題解決に進むのが新しいカウンセリングの特徴でもあります。新しいカウンセリングは前に、解決を構築するカウンセリングなのです。

次回に、さらに述べます。

  

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2011年12月06日

新しいカウンセリングの実際のプロセス 152

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。新しいカウンセリングの実践方法です。

カウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。その親の一面的な見かたは、解決像にも現れます。

特に思春期以降の、子供においては顕著です。
具体的には思春期以降の異性関係や、友人関係でこの対立はおきがちです。

具体的には、「~さんとはつき合ってはいけない」というものです。
極端な場合、親は「~さんとわかれさせる」ためにカウンセリングを利用します。

このように親は、自分の考えに子供を従わせがちです。
そしてそれを、カウンセリングの目的にしてしまうのです。

親は、子供を管理しやすくしてくれと言いがちなのです。
これでは、まったく意味を持ちません。

逆に子供は、親をだまらせてくれと言いがちです。
これも、まったく意味を持ちません。

カウンセリングの目標は、生産的なものでなければいけません。
そうでなければ、まったく意味を持ちません。

次に、モデルによりさらに述べます。
高校1年生の男子です。高校に入学後、上級生の人たちを中心とするグループと付き合うようになりました。

両親は、そのグループと付き合うことに反対です。
そのことで、家族で言い争いが続きました。

結局、言い争いの激しさゆえに収集がつきません。
そこで、カウンセリングを行いました。

現実の問題として深夜、家を出てそのグループと会っていることが問題視されました。母親は、それをとても気にしていたのです。

実際のカウンセリングも、そこから始まりました。
それは母親の、「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉です。

この「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉が、すべてです。
これに対して、高校生は反論するのです。

「あの人たちと、会いたい」「そうしたいの!」
「お母さんが思っているほど、悪い人ではない」

こう、反論しました。

このように自分の考えを否定され、行き場のない状態だったのです。
そこにカウンセラーは、新しい道を指し示すのです。

そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「今日のカウンセリングから、どのような意味のあることを得たいのですか?」

すなわちカウンセリングにくる、実際的な意味です。
新しいカウンセリングでは、実際的な意味からプロセスを始めることも多いのです。

母親から、語りはじめました。
「あの人たちに会って、煙草を吸うことはやめてほしいの・・・」

「無断、外出もやめてほしいの」
さらに、こう続けました。

このような母親の発言から、カウンセリングの実際のプロセスは決定されます。そのために、カウンセラーはこう述べました。

「煙草を吸うことと無断の外出、どちらにまとをしぼって話したいですか」
こう続けたのです。

母親は、煙草の話をのぞみました。
本人は、外出です。

一歩もゆずりません。
すでにここに、対立があるのです。

ここまでの会話は両者が、相手に何が欠けているかを話しているのです。新しいカウンセリングであるよりは、従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルです。

新しいカウンセリングは、解決志向のプロセスをたどるものです。
解決像を前に、構築するものです。

従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルは多くの場合、相手を非難するようになります。その結果、さらに迷路をさ迷ってしまいがちです。

その問題解決型のカウンセリングは、過去のことに触れがちです。
その結果、さらに相手を非難するようになります。

結果的に、悪循環を深めてしまいます。
解決像を前に構築する新しいカウンセリングでは、たとえば次のような質問を用います。

「もしある日、無断外出しないで家にいたら、お母さんや君はいつもとどう違います?」

これは状況設定です。今は、そうではありません。
このような質問により、解決像を前に構築しているのです。

それに対して本人は少し考えて、こう答えました。
「何も、変わらないかもしれない・・・・・」

ここで見おとしてならない、大切なポイントがあります。
それは本人が、「無断外出しない日はない」と質問を蹴とばしていないことです。

きちんと「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、考えているのです。これだけでも、大きな意味をもちます。

ある意味で、無断外出しないで家にいることも受け入れようとしているのです。ほんの少しかもしれませんが、前に歩んでいます。

このほんの少しの歩みは、やがて歩幅を広げていくのです。
そのためにはカウンセラーと、家族に大きな努力が必要です。

真っすぐに歩めれば、無断外出もなくなってきます。
しかしそのためには、家族は自分の我を出さないという、大きな努力が必要です。

それに「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、本人が考えていることによりマイナスの連鎖も弱まっていくのです。

そのマイナスの連鎖とは、つぎのように表せます。
【親の非難→本人が自分を守る→親を攻撃する】

このマイナスの連鎖は一度弱まると、元には戻りにくいのです。
さらにはその戻りにくさを、強固なものにする方法もあります。

その方法は強固なものにしたら、それを土台にもします。
そしてさらに、前に進むのです。

このケースでは、そのために『ものさしによる質問』を用いました。
この方法も、質問によるものです。

新しいカウンセリングでは、実際にプロセスを進めるために質問を用いることが多いのです。質問により、カウンセリングを導いていくのです。

その『ものさしによる質問』とは、次のような質問です。
「1~10のメモリのある、ものさしを考えてください。」

さらにこう、続けました。
「外出OKは1、NOは10です。」

「いまこのものさしの1~10の、どのぐらいのところにいますか?」
このようにして、現実把握をするのです。

それに対して「10」と、答えました。
現実は、悪いようです。

このような客観化したものさしを用いると、話はスムーズに進みます。
そこでカウンセラーは、こう語りました。

「10は、完全なNOですね。」
「現実は、完全に閉ざされていますね。」
カウンセラーは、この人の気持ちを受け入れたのです。

さらにカウンセラーは、この人の気持ちを受け入れ深めるためにこう語りました。「完全なNOですから、とても困っていますね。」

それゆえにカウンセラーは、こうたずねました。
「完全なNOで苦しいのに、どうやて家にいるのですか?」

高校生は、次のように語りました。
「もう投げやりな気持ち!」

ここでも高校生は、自分の気持ちをいつわらないで述べました。
カウンセラーは心の中で、安心しました。

それに続けて高校生は、次のように語りました。
「投げたやりが、あの人たちに当たればいい!」

あの人たちとは、両親です。
けっして、不良仲間ではありません。

子供は親があまりにも自分の気持ちを拒否されると親、両親であっても「あの人、あの人たち」というように呼びます。もう「お父さん、お母さん」と呼ぶことすらできなくなってしまうのです。

両親のことを「お父さん、お母さん」と、呼ばないのではありません。
「お父さん、お母さん」と呼ぶことが、できなくなってしまうのです。

このようにカウンセリングでは、小さな言葉をキャッチすることは大切です。
小さな言葉の中に、大きなものは潜んでいることも多いのです。

よってこの高校生が「『お父さん、お母さん』と呼ぶことが、できなくなってしまう」ことは、この人の本質的な問題を浮かび上がらせてもいるのです。

ただしカウンセリングは、原因を追及するものではありません。
人格の成長発達こそが、本質的な目的です。

そこであえて、原因追及に進みません。
問題解決に、ハンドルを切るのです。

原因追及に進まずに、常に問題解決に進むのが新しいカウンセリングの特徴でもあります。新しいカウンセリングは前に、解決を構築するカウンセリングなのです。

そこでカウンセラーは母親に、質問するのです。
「子供のために、あなたは何ができますか?」

次回に、さらに述べます。

  

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2011年12月08日

新しいカウンセリングの実際のプロセス 153

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。新しいカウンセリングの実践方法です。

カウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。その親の一面的な見かたは、解決像にも現れます。

特に思春期以降の、子供においては顕著です。
具体的には思春期以降の異性関係や、友人関係でこの対立はおきがちです。

具体的には、「~さんとはつき合ってはいけない」というものです。
極端な場合、親は「~さんとわかれさせる」ためにカウンセリングを利用します。

このように親は、自分の考えに子供を従わせがちです。
そしてそれを、カウンセリングの目的にしてしまうのです。

親は、子供を管理しやすくしてくれと言いがちなのです。
これでは、まったく意味を持ちません。

逆に子供は、親をだまらせてくれと言いがちです。
これも、まったく意味を持ちません。

カウンセリングの目標は、生産的なものでなければいけません。
そうでなければ、まったく意味を持ちません。

次に、モデルによりさらに述べます。
高校1年生の男子です。高校に入学後、上級生の人たちを中心とするグループと付き合うようになりました。

両親は、そのグループと付き合うことに反対です。
そのことで、家族で言い争いが続きました。

結局、言い争いの激しさゆえに収集がつきません。
そこで、カウンセリングを行いました。

現実の問題として深夜、家を出てそのグループと会っていることが問題視されました。母親は、それをとても気にしていたのです。

実際のカウンセリングも、そこから始まりました。
それは母親の、「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉です。

この「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉が、すべてです。
これに対して、高校生は反論するのです。

「あの人たちと、会いたい」「そうしたいの!」
「お母さんが思っているほど、悪い人ではない」

こう、反論しました。

このように自分の考えを否定され、行き場のない状態だったのです。
そこにカウンセラーは、新しい道を指し示すのです。

そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「今日のカウンセリングから、どのような意味のあることを得たいのですか?」

すなわちカウンセリングにくる、実際的な意味です。
新しいカウンセリングでは、実際的な意味からプロセスを始めることも多いのです。

母親から、語りはじめました。
「あの人たちに会って、煙草を吸うことはやめてほしいの・・・」

「無断、外出もやめてほしいの」
さらに、こう続けました。

このような母親の発言から、カウンセリングの実際のプロセスは決定されます。そのために、カウンセラーはこう述べました。

「煙草を吸うことと無断の外出、どちらにまとをしぼって話したいですか」こう続けたのです。

母親は、煙草の話をのぞみました。
本人は、外出です。

一歩もゆずりません。
すでにここに、対立があるのです。

ここまでの会話は両者が、相手に何が欠けているかを話しているのです。
新しいカウンセリングであるよりは、従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルです。

新しいカウンセリングは、解決志向のプロセスをたどるものです。
解決像を前に、構築するものです。

従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルは多くの場合、相手を非難するようになります。その結果、さらに迷路をさ迷ってしまいがちです。

その問題解決型のカウンセリングは、過去のことに触れがちです。
その結果、さらに相手を非難するようになります。

結果的に、悪循環を深めてしまいます。
解決像を前に構築する新しいカウンセリングでは、たとえば次のような質問を用います。

「もしある日、無断外出しないで家にいたら、お母さんや君はいつもとどう違います?」

これは状況設定です。今は、そうではありません。
このような質問により、解決像を前に構築しているのです。

それに対して本人は少し考えて、こう答えました。
「何も、変わらないかもしれない・・・・・」

ここで見おとしてならない、大切なポイントがあります。
それは本人が、「無断外出しない日はない」と質問を蹴とばしていないことです。

きちんと「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、考えているのです。これだけでも、大きな意味をもちます。

ある意味で、無断外出しないで家にいることも受け入れようとしているのです。ほんの少しかもしれませんが、前に歩んでいます。

このほんの少しの歩みは、やがて歩幅を広げていくのです。
そのためにはカウンセラーと、家族に大きな努力が必要です。

真っすぐに歩めれば、無断外出もなくなってきます。
しかしそのためには、家族は自分の我を出さないという、大きな努力が必要です。

それに「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、本人が考えていることによりマイナスの連鎖も弱まっていくのです。

そのマイナスの連鎖とは、つぎのように表せます。
【親の非難→本人が自分を守る→親を攻撃する】

このマイナスの連鎖は一度弱まると、元には戻りにくいのです。
さらにはその戻りにくさを、強固なものにする方法もあります。

その方法は強固なものにしたら、それを土台にもします。
そしてさらに、前に進むのです。

このケースでは、そのために『ものさしによる質問』を用いました。
この方法も、質問によるものです。

新しいカウンセリングでは、実際にプロセスを進めるために質問を用いることが多いのです。質問により、カウンセリングを導いていくのです。

その『ものさしによる質問』とは、次のような質問です。
「1~10のメモリのある、ものさしを考えてください。」

さらにこう、続けました。
「外出OKは1、NOは10です。」

「いまこのものさしの1~10の、どのぐらいのところにいますか?」
このようにして、現実把握をするのです。

それに対して「10」と、答えました。
現実は、悪いようです。

このような客観化したものさしを用いると、話はスムーズに進みます。
そこでカウンセラーは、こう語りました。

「10は、完全なNOですね。」
「現実は、完全に閉ざされていますね。」
カウンセラーは、この人の気持ちを受け入れたのです。

さらにカウンセラーは、この人の気持ちを受け入れ深めるためにこう語りました。「完全なNOですから、とても困っていますね。」

それゆえにカウンセラーは、こうたずねました。
「完全なNOで苦しいのに、どうやて家にいるのですか?」

高校生は、次のように語りました。
「もう投げやりな気持ち!」

ここでも高校生は、自分の気持ちをいつわらないで述べました。
カウンセラーは心の中で、安心しました。

それに続けて高校生は、次のように語りました。
「投げたやりが、あの人たちに当たればいい!」

あの人たちとは、両親です。
けっして、不良仲間ではありません。

子供は親があまりにも自分の気持ちを拒否されると親、両親であっても「あの人、あの人たち」というように呼びます。もう「お父さん、お母さん」と呼ぶことすらできなくなってしまうのです。

両親のことを「お父さん、お母さん」と、呼ばないのではありません。「お父さん、お母さん」と呼ぶことが、できなくなってしまうのです。

このようにカウンセリングでは、小さな言葉をキャッチすることは大切です。
小さな言葉の中に、大きなものは潜んでいることも多いのです。

よってこの高校生が「『お父さん、お母さん』と呼ぶことが、できなくなってしまう」ことは、この人の本質的な問題を浮かび上がらせてもいるのです。

ただしカウンセリングは、原因を追及するものではありません。
人格の成長発達こそが、本質的な目的です。

そこであえて、原因追及に進みません。
問題解決に、ハンドルを切るのです。

原因追及に進まずに、常に問題解決に進むのが新しいカウンセリングの特徴でもあります。新しいカウンセリングは前に、解決を構築するカウンセリングなのです。

そこでカウンセラーは母親に、質問するのです。
「子供のために、あなたは何ができますか?」

母親は、気持ちにゆとりがありません。
よって「たばこをやめるように、誰かにたのむことができます。」
こう、答えるだけでした。

次回に、さらに述べます。

  

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2011年12月10日

新しいカウンセリングの実際のプロセス 154

お知らせ東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。新しいカウンセリングの実践方法です。

カウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。その親の一面的な見かたは、解決像にも現れます。

特に思春期以降の、子供においては顕著です。
具体的には思春期以降の異性関係や、友人関係でこの対立はおきがちです。

具体的には、「~さんとはつき合ってはいけない」というものです。
極端な場合、親は「~さんとわかれさせる」ためにカウンセリングを利用します。

このように親は、自分の考えに子供を従わせがちです。
そしてそれを、カウンセリングの目的にしてしまうのです。

親は、子供を管理しやすくしてくれと言いがちなのです。
これでは、まったく意味を持ちません。

逆に子供は、親をだまらせてくれと言いがちです。
これも、まったく意味を持ちません。

カウンセリングの目標は、生産的なものでなければいけません。
そうでなければ、まったく意味を持ちません。

次に、モデルによりさらに述べます。
高校1年生の男子です。高校に入学後、上級生の人たちを中心とするグループと付き合うようになりました。

両親は、そのグループと付き合うことに反対です。
そのことで、家族で言い争いが続きました。

結局、言い争いの激しさゆえに収集がつきません。
そこで、カウンセリングを行いました。

現実の問題として深夜、家を出てそのグループと会っていることが問題視されました。母親は、それをとても気にしていたのです。

実際のカウンセリングも、そこから始まりました。
それは母親の、「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉です。

この「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉が、すべてです。
これに対して、高校生は反論するのです。

「あの人たちと、会いたい」「そうしたいの!」
「お母さんが思っているほど、悪い人ではない」

こう、反論しました。

このように自分の考えを否定され、行き場のない状態だったのです。そこにカウンセラーは、新しい道を指し示すのです。

そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「今日のカウンセリングから、どのような意味のあることを得たいのですか?」

すなわちカウンセリングにくる、実際的な意味です。
新しいカウンセリングでは、実際的な意味からプロセスを始めることも多いのです。

母親から、語りはじめました。
「あの人たちに会って、煙草を吸うことはやめてほしいの・・・」

「無断、外出もやめてほしいの」
さらに、こう続けました。

このような母親の発言から、カウンセリングの実際のプロセスは決定されます。そのために、カウンセラーはこう述べました。

「煙草を吸うことと無断の外出、どちらにまとをしぼって話したいですか」こう続けたのです。

母親は、煙草の話をのぞみました。
本人は、外出です。

一歩もゆずりません。
すでにここに、対立があるのです。

ここまでの会話は両者が、相手に何が欠けているかを話しているのです。新しいカウンセリングであるよりは、従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルです。

新しいカウンセリングは、解決志向のプロセスをたどるものです。
解決像を前に、構築するものです。

従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルは多くの場合、相手を非難するようになります。その結果、さらに迷路をさ迷ってしまいがちです。

その問題解決型のカウンセリングは、過去のことに触れがちです。その結果、さらに相手を非難するようになります。

結果的に、悪循環を深めてしまいます。
解決像を前に構築する新しいカウンセリングでは、たとえば次のような質問を用います。

「もしある日、無断外出しないで家にいたら、お母さんや君はいつもとどう違います?」

これは状況設定です。今は、そうではありません。
このような質問により、解決像を前に構築しているのです。

それに対して本人は少し考えて、こう答えました。
「何も、変わらないかもしれない・・・・・」

ここで見おとしてならない、大切なポイントがあります。
それは本人が、「無断外出しない日はない」と質問を蹴とばしていないことです。

きちんと「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、考えているのです。これだけでも、大きな意味をもちます。

ある意味で、無断外出しないで家にいることも受け入れようとしているのです。ほんの少しかもしれませんが、前に歩んでいます。

このほんの少しの歩みは、やがて歩幅を広げていくのです。
そのためにはカウンセラーと、家族に大きな努力が必要です。

真っすぐに歩めれば、無断外出もなくなってきます。
しかしそのためには、家族は自分の我を出さないという、大きな努力が必要です。

それに「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、本人が考えていることによりマイナスの連鎖も弱まっていくのです。

そのマイナスの連鎖とは、つぎのように表せます。
【親の非難→本人が自分を守る→親を攻撃する】

このマイナスの連鎖は一度弱まると、元には戻りにくいのです。
さらにはその戻りにくさを、強固なものにする方法もあります。

その方法は強固なものにしたら、それを土台にもします。
そしてさらに、前に進むのです。

このケースでは、そのために『ものさしによる質問』を用いました。
この方法も、質問によるものです。

新しいカウンセリングでは、実際にプロセスを進めるために質問を用いることが多いのです。質問により、カウンセリングを導いていくのです。

その『ものさしによる質問』とは、次のような質問です。
「1~10のメモリのある、ものさしを考えてください。」

さらにこう、続けました。
「外出OKは1、NOは10です。」

「いまこのものさしの1~10の、どのぐらいのところにいますか?」このようにして、現実把握をするのです。

それに対して「10」と、答えました。
現実は、悪いようです。

このような客観化したものさしを用いると、話はスムーズに進みます。そこでカウンセラーは、こう語りました。

「10は、完全なNOですね。」
「現実は、完全に閉ざされていますね。」
カウンセラーは、この人の気持ちを受け入れたのです。

さらにカウンセラーは、この人の気持ちを受け入れ深めるためにこう語りました。「完全なNOですから、とても困っていますね。」

それゆえにカウンセラーは、こうたずねました。
「完全なNOで苦しいのに、どうやて家にいるのですか?」

高校生は、次のように語りました。
「もう投げやりな気持ち!」

ここでも高校生は、自分の気持ちをいつわらないで述べました。
カウンセラーは心の中で、安心しました。

それに続けて高校生は、次のように語りました。
「投げたやりが、あの人たちに当たればいい!」

あの人たちとは、両親です。
けっして、不良仲間ではありません。

子供は親があまりにも自分の気持ちを拒否されると親、両親であっても「あの人、あの人たち」というように呼びます。もう「お父さん、お母さん」と呼ぶことすらできなくなってしまうのです。

両親のことを「お父さん、お母さん」と、呼ばないのではありません。
「お父さん、お母さん」と呼ぶことが、できなくなってしまうのです。

このようにカウンセリングでは、小さな言葉をキャッチすることは大切です。
小さな言葉の中に、大きなものは潜んでいることも多いのです。

よってこの高校生が「『お父さん、お母さん』と呼ぶことが、できなくなってしまう」ことは、この人の本質的な問題を浮かび上がらせてもいるのです。

ただしカウンセリングは、原因を追及するものではありません。
人格の成長発達こそが、本質的な目的です。

そこであえて、原因追及に進みません。
問題解決に、ハンドルを切るのです。

原因追及に進まずに、常に問題解決に進むのが新しいカウンセリングの特徴でもあります。
新しいカウンセリングは前に、解決を構築するカウンセリングなのです。

そこでカウンセラーは母親に、質問するのです。
「子供のために、あなたは何ができますか?」

母親は、気持ちにゆとりがありません。
よって「たばこをやめるように、誰かにたのむことができます。」
こう、答えるだけでした。

そしてその理由を尋ねると、次のように答えました。
「もう、誰かにどうにかしてもらいたい。」

次回に、さらに述べます。



  

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2011年12月14日

新しいカウンセリングの実際のプロセス 155

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。新しいカウンセリングの実践方法です。

カウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。その親の一面的な見かたは、解決像にも現れます。

特に思春期以降の、子供においては顕著です。
具体的には思春期以降の異性関係や、友人関係でこの対立はおきがちです。

具体的には、「~さんとはつき合ってはいけない」というものです。
極端な場合、親は「~さんとわかれさせる」ためにカウンセリングを利用します。

このように親は、自分の考えに子供を従わせがちです。
そしてそれを、カウンセリングの目的にしてしまうのです。

親は、子供を管理しやすくしてくれと言いがちなのです。
これでは、まったく意味を持ちません。

逆に子供は、親をだまらせてくれと言いがちです。
これも、まったく意味を持ちません。

カウンセリングの目標は、生産的なものでなければいけません。
そうでなければ、まったく意味を持ちません。

次に、モデルによりさらに述べます。
高校1年生の男子です。高校に入学後、上級生の人たちを中心とするグループと付き合うようになりました。

両親は、そのグループと付き合うことに反対です。
そのことで、家族で言い争いが続きました。

結局、言い争いの激しさゆえに収集がつきません。
そこで、カウンセリングを行いました。

現実の問題として深夜、家を出てそのグループと会っていることが問題視されました。母親は、それをとても気にしていたのです。

実際のカウンセリングも、そこから始まりました。
それは母親の、「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉です。

この「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉が、すべてです。
これに対して、高校生は反論するのです。

「あの人たちと、会いたい」「そうしたいの!」
「お母さんが思っているほど、悪い人ではない」

こう、反論しました。

このように自分の考えを否定され、行き場のない状態だったのです。
そこにカウンセラーは、新しい道を指し示すのです。

そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「今日のカウンセリングから、どのような意味のあることを得たいのですか?」

すなわちカウンセリングにくる、実際的な意味です。
新しいカウンセリングでは、実際的な意味からプロセスを始めることも多いのです。

母親から、語りはじめました。
「あの人たちに会って、煙草を吸うことはやめてほしいの・・・」

「無断、外出もやめてほしいの」
さらに、こう続けました。

このような母親の発言から、カウンセリングの実際のプロセスは決定されます。そのために、カウンセラーはこう述べました。

「煙草を吸うことと無断の外出、どちらにまとをしぼって話したいですか」
こう続けたのです。

母親は、煙草の話をのぞみました。
本人は、外出です。

一歩もゆずりません。
すでにここに、対立があるのです。

ここまでの会話は両者が、相手に何が欠けているかを話しているのです。
新しいカウンセリングであるよりは、従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルです。

新しいカウンセリングは、解決志向のプロセスをたどるものです。
解決像を前に、構築するものです。

従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルは多くの場合、相手を非難するようになります。その結果、さらに迷路をさ迷ってしまいがちです。

その問題解決型のカウンセリングは、過去のことに触れがちです。
その結果、さらに相手を非難するようになります。

結果的に、悪循環を深めてしまいます。
解決像を前に構築する新しいカウンセリングでは、たとえば次のような質問を用います。

「もしある日、無断外出しないで家にいたら、お母さんや君はいつもとどう違います?」

これは状況設定です。今は、そうではありません。
このような質問により、解決像を前に構築しているのです。

それに対して本人は少し考えて、こう答えました。
「何も、変わらないかもしれない・・・・・」

ここで見おとしてならない、大切なポイントがあります。
それは本人が、「無断外出しない日はない」と質問を蹴とばしていないことです。

きちんと「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、考えているのです。
これだけでも、大きな意味をもちます。

ある意味で、無断外出しないで家にいることも受け入れようとしているのです。
ほんの少しかもしれませんが、前に歩んでいます。

このほんの少しの歩みは、やがて歩幅を広げていくのです。
そのためにはカウンセラーと、家族に大きな努力が必要です。

真っすぐに歩めれば、無断外出もなくなってきます。
しかしそのためには、家族は自分の我を出さないという、大きな努力が必要です。

それに「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、本人が考えていることによりマイナスの連鎖も弱まっていくのです。

そのマイナスの連鎖とは、つぎのように表せます。
【親の非難→本人が自分を守る→親を攻撃する】

このマイナスの連鎖は一度弱まると、元には戻りにくいのです。
さらにはその戻りにくさを、強固なものにする方法もあります。

その方法は強固なものにしたら、それを土台にもします。
そしてさらに、前に進むのです。

このケースでは、そのために『ものさしによる質問』を用いました。
この方法も、質問によるものです。

新しいカウンセリングでは、実際にプロセスを進めるために質問を用いることが多いのです。質問により、カウンセリングを導いていくのです。

その『ものさしによる質問』とは、次のような質問です。
「1~10のメモリのある、ものさしを考えてください。」

さらにこう、続けました。
「外出OKは1、NOは10です。」

「いまこのものさしの1~10の、どのぐらいのところにいますか?」
このようにして、現実把握をするのです。

それに対して「10」と、答えました。
現実は、悪いようです。

このような客観化したものさしを用いると、話はスムーズに進みます。
そこでカウンセラーは、こう語りました。

「10は、完全なNOですね。」
「現実は、完全に閉ざされていますね。」
カウンセラーは、この人の気持ちを受け入れたのです。

さらにカウンセラーは、この人の気持ちを受け入れ深めるためにこう語りました。「完全なNOですから、とても困っていますね。」

それゆえにカウンセラーは、こうたずねました。
「完全なNOで苦しいのに、どうやて家にいるのですか?」

高校生は、次のように語りました。
「もう投げやりな気持ち!」

ここでも高校生は、自分の気持ちをいつわらないで述べました。
カウンセラーは心の中で、安心しました。

それに続けて高校生は、次のように語りました。
「投げたやりが、あの人たちに当たればいい!」

あの人たちとは、両親です。
けっして、不良仲間ではありません。

子供は親があまりにも自分の気持ちを拒否されると親、両親であっても「あの人、あの人たち」というように呼びます。もう「お父さん、お母さん」と呼ぶことすらできなくなってしまうのです。

両親のことを「お父さん、お母さん」と、呼ばないのではありません。
「お父さん、お母さん」と呼ぶことが、できなくなってしまうのです。

このようにカウンセリングでは、小さな言葉をキャッチすることは大切です。
小さな言葉の中に、大きなものは潜んでいることも多いのです。

よってこの高校生が「『お父さん、お母さん』と呼ぶことが、できなくなってしまう」ことは、この人の本質的な問題を浮かび上がらせてもいるのです。

ただしカウンセリングは、原因を追及するものではありません。
人格の成長発達こそが、本質的な目的です。

そこであえて、原因追及に進みません。
問題解決に、ハンドルを切るのです。

原因追及に進まずに、常に問題解決に進むのが新しいカウンセリングの特徴でもあります。新しいカウンセリングは前に、解決を構築するカウンセリングなのです。

そこでカウンセラーは母親に、質問するのです。
「子供のために、あなたは何ができますか?」

母親は、気持ちにゆとりがありません。
よって「たばこをやめるように、誰かにたのむことができます。」
こう、答えるだけでした。

そしてその理由を尋ねると、次のように答えました。
「もう、誰かにどうにかしてもらいたい。」

これでは何ごとも、前に進みません。
そこで、「いまたばこをやめたら、どうなりますか?」と質問しました。

次回に、さらに述べます。

  

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2011年12月15日

新しいカウンセリングの実際のプロセス 156

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。新しいカウンセリングの実践方法です。

カウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。
その親の一面的な見かたは、解決像にも現れます。

特に思春期以降の、子供においては顕著です。
具体的には思春期以降の異性関係や、友人関係でこの対立はおきがちです。

具体的には、「~さんとはつき合ってはいけない」というものです。
極端な場合、親は「~さんとわかれさせる」ためにカウンセリングを利用します。

このように親は、自分の考えに子供を従わせがちです。
そしてそれを、カウンセリングの目的にしてしまうのです。

親は、子供を管理しやすくしてくれと言いがちなのです。
これでは、まったく意味を持ちません。

逆に子供は、親をだまらせてくれと言いがちです。
これも、まったく意味を持ちません。

カウンセリングの目標は、生産的なものでなければいけません。
そうでなければ、まったく意味を持ちません。

次に、モデルによりさらに述べます。
高校1年生の男子です。高校に入学後、上級生の人たちを中心とするグループと付き合うようになりました。

両親は、そのグループと付き合うことに反対です。
そのことで、家族で言い争いが続きました。

結局、言い争いの激しさゆえに収集がつきません。
そこで、カウンセリングを行いました。

現実の問題として深夜、家を出てそのグループと会っていることが問題視されました。母親は、それをとても気にしていたのです。

実際のカウンセリングも、そこから始まりました。
それは母親の、「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉です。

この「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉が、すべてです。
これに対して、高校生は反論するのです。

「あの人たちと、会いたい」「そうしたいの!」
「お母さんが思っているほど、悪い人ではない」

こう、反論しました。

このように自分の考えを否定され、行き場のない状態だったのです。
そこにカウンセラーは、新しい道を指し示すのです。

そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「今日のカウンセリングから、どのような意味のあることを得たいのですか?」

すなわちカウンセリングにくる、実際的な意味です。
新しいカウンセリングでは、実際的な意味からプロセスを始めることも多いのです。

母親から、語りはじめました。
「あの人たちに会って、煙草を吸うことはやめてほしいの・・・」

「無断、外出もやめてほしいの」
さらに、こう続けました。

このような母親の発言から、カウンセリングの実際のプロセスは決定されます。
そのために、カウンセラーはこう述べました。

「煙草を吸うことと無断の外出、どちらにまとをしぼって話したいですか」
こう続けたのです。

母親は、煙草の話をのぞみました。
本人は、外出です。

一歩もゆずりません。
すでにここに、対立があるのです。

ここまでの会話は両者が、相手に何が欠けているかを話しているのです。
新しいカウンセリングであるよりは、従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルです。

新しいカウンセリングは、解決志向のプロセスをたどるものです。
解決像を前に、構築するものです。

従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルは多くの場合、相手を非難するようになります。その結果、さらに迷路をさ迷ってしまいがちです。

その問題解決型のカウンセリングは、過去のことに触れがちです。
その結果、さらに相手を非難するようになります。

結果的に、悪循環を深めてしまいます。
解決像を前に構築する新しいカウンセリングでは、たとえば次のような質問を用います。

「もしある日、無断外出しないで家にいたら、お母さんや君はいつもとどう違います?」

これは状況設定です。今は、そうではありません。
このような質問により、解決像を前に構築しているのです。

それに対して本人は少し考えて、こう答えました。
「何も、変わらないかもしれない・・・・・」

ここで見おとしてならない、大切なポイントがあります。
それは本人が、「無断外出しない日はない」と質問を蹴とばしていないことです。

きちんと「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、考えているのです。
これだけでも、大きな意味をもちます。

ある意味で、無断外出しないで家にいることも受け入れようとしているのです。ほんの少しかもしれませんが、前に歩んでいます。

このほんの少しの歩みは、やがて歩幅を広げていくのです。
そのためにはカウンセラーと、家族に大きな努力が必要です。

真っすぐに歩めれば、無断外出もなくなってきます。
しかしそのためには、家族は自分の我を出さないという、大きな努力が必要です。

それに「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、本人が考えていることによりマイナスの連鎖も弱まっていくのです。

そのマイナスの連鎖とは、つぎのように表せます。
【親の非難→本人が自分を守る→親を攻撃する】

このマイナスの連鎖は一度弱まると、元には戻りにくいのです。
さらにはその戻りにくさを、強固なものにする方法もあります。

その方法は強固なものにしたら、それを土台にもします。
そしてさらに、前に進むのです。

このケースでは、そのために『ものさしによる質問』を用いました。
この方法も、質問によるものです。

新しいカウンセリングでは、実際にプロセスを進めるために質問を用いることが多いのです。質問により、カウンセリングを導いていくのです。

その『ものさしによる質問』とは、次のような質問です。
「1~10のメモリのある、ものさしを考えてください。」

さらにこう、続けました。
「外出OKは1、NOは10です。」

「いまこのものさしの1~10の、どのぐらいのところにいますか?」
このようにして、現実把握をするのです。

それに対して「10」と、答えました。
現実は、悪いようです。

このような客観化したものさしを用いると、話はスムーズに進みます。
そこでカウンセラーは、こう語りました。

「10は、完全なNOですね。」
「現実は、完全に閉ざされていますね。」
カウンセラーは、この人の気持ちを受け入れたのです。

さらにカウンセラーは、この人の気持ちを受け入れ深めるためにこう語りました。「完全なNOですから、とても困っていますね。」

それゆえにカウンセラーは、こうたずねました。
「完全なNOで苦しいのに、どうやて家にいるのですか?」

高校生は、次のように語りました。
「もう投げやりな気持ち!」

ここでも高校生は、自分の気持ちをいつわらないで述べました。
カウンセラーは心の中で、安心しました。

それに続けて高校生は、次のように語りました。
「投げたやりが、あの人たちに当たればいい!」

あの人たちとは、両親です。
けっして、不良仲間ではありません。

子供は親があまりにも自分の気持ちを拒否されると親、両親であっても「あの人、あの人たち」というように呼びます。もう「お父さん、お母さん」と呼ぶことすらできなくなってしまうのです。

両親のことを「お父さん、お母さん」と、呼ばないのではありません。
「お父さん、お母さん」と呼ぶことが、できなくなってしまうのです。

このようにカウンセリングでは、小さな言葉をキャッチすることは大切です。
小さな言葉の中に、大きなものは潜んでいることも多いのです。

よってこの高校生が「『お父さん、お母さん』と呼ぶことが、できなくなってしまう」ことは、この人の本質的な問題を浮かび上がらせてもいるのです。

ただしカウンセリングは、原因を追及するものではありません。
人格の成長発達こそが、本質的な目的です。

そこであえて、原因追及に進みません。
問題解決に、ハンドルを切るのです。

原因追及に進まずに、常に問題解決に進むのが新しいカウンセリングの特徴でもあります。新しいカウンセリングは前に、解決を構築するカウンセリングなのです。

そこでカウンセラーは母親に、質問するのです。
「子供のために、あなたは何ができますか?」

母親は、気持ちにゆとりがありません。
よって「たばこをやめるように、誰かにたのむことができます。」
こう、答えるだけでした。

そしてその理由を尋ねると、次のように答えました。
「もう、誰かにどうにかしてもらいたい。」

これでは何ごとも、前に進みません。
そこで、「いまたばこをやめたら、どうなりますか?」と質問しました。

母親は気持ちにゆとりがありませんから、「たばこをやめれば、それだけでいい。」こう、答えました。

次回に、さらに述べます。

  

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2011年12月16日

新しいカウンセリングの実際のプロセス 157

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。新しいカウンセリングの実践方法です。

カウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。その親の一面的な見かたは、解決像にも現れます。

特に思春期以降の、子供においては顕著です。
具体的には思春期以降の異性関係や、友人関係でこの対立はおきがちです。

具体的には、「~さんとはつき合ってはいけない」というものです。
極端な場合、親は「~さんとわかれさせる」ためにカウンセリングを利用します。

このように親は、自分の考えに子供を従わせがちです。
そしてそれを、カウンセリングの目的にしてしまうのです。

親は、子供を管理しやすくしてくれと言いがちなのです。
これでは、まったく意味を持ちません。

逆に子供は、親をだまらせてくれと言いがちです。
これも、まったく意味を持ちません。

カウンセリングの目標は、生産的なものでなければいけません。
そうでなければ、まったく意味を持ちません。

次に、モデルによりさらに述べます。
高校1年生の男子です。高校に入学後、上級生の人たちを中心とするグループと付き合うようになりました。

両親は、そのグループと付き合うことに反対です。
そのことで、家族で言い争いが続きました。

結局、言い争いの激しさゆえに収集がつきません。
そこで、カウンセリングを行いました。

現実の問題として深夜、家を出てそのグループと会っていることが問題視されました。母親は、それをとても気にしていたのです。

実際のカウンセリングも、そこから始まりました。
それは母親の、「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉です。

この「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉が、すべてです。
これに対して、高校生は反論するのです。

「あの人たちと、会いたい」「そうしたいの!」
「お母さんが思っているほど、悪い人ではない」

こう、反論しました。

このように自分の考えを否定され、行き場のない状態だったのです。
そこにカウンセラーは、新しい道を指し示すのです。

そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「今日のカウンセリングから、どのような意味のあることを得たいのですか?」

すなわちカウンセリングにくる、実際的な意味です。
新しいカウンセリングでは、実際的な意味からプロセスを始めることも多いのです。

母親から、語りはじめました。
「あの人たちに会って、煙草を吸うことはやめてほしいの・・・」

「無断、外出もやめてほしいの」
さらに、こう続けました。

このような母親の発言から、カウンセリングの実際のプロセスは決定されます。そのために、カウンセラーはこう述べました。

「煙草を吸うことと無断の外出、どちらにまとをしぼって話したいですか」
こう続けたのです。

母親は、煙草の話をのぞみました。
本人は、外出です。

一歩もゆずりません。
すでにここに、対立があるのです。

ここまでの会話は両者が、相手に何が欠けているかを話しているのです。
新しいカウンセリングであるよりは、従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルです。

新しいカウンセリングは、解決志向のプロセスをたどるものです。
解決像を前に、構築するものです。

従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルは多くの場合、相手を非難するようになります。その結果、さらに迷路をさ迷ってしまいがちです。

その問題解決型のカウンセリングは、過去のことに触れがちです。
その結果、さらに相手を非難するようになります。

結果的に、悪循環を深めてしまいます。
解決像を前に構築する新しいカウンセリングでは、たとえば次のような質問を用います。

「もしある日、無断外出しないで家にいたら、お母さんや君はいつもとどう違います?」

これは状況設定です。今は、そうではありません。
このような質問により、解決像を前に構築しているのです。

それに対して本人は少し考えて、こう答えました。
「何も、変わらないかもしれない・・・・・」

ここで見おとしてならない、大切なポイントがあります。
それは本人が、「無断外出しない日はない」と質問を蹴とばしていないことです。

きちんと「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、考えているのです。これだけでも、大きな意味をもちます。

ある意味で、無断外出しないで家にいることも受け入れようとしているのです。
ほんの少しかもしれませんが、前に歩んでいます。

このほんの少しの歩みは、やがて歩幅を広げていくのです。
そのためにはカウンセラーと、家族に大きな努力が必要です。

真っすぐに歩めれば、無断外出もなくなってきます。
しかしそのためには、家族は自分の我を出さないという、大きな努力が必要です。

それに「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、本人が考えていることによりマイナスの連鎖も弱まっていくのです。

そのマイナスの連鎖とは、つぎのように表せます。
【親の非難→本人が自分を守る→親を攻撃する】

このマイナスの連鎖は一度弱まると、元には戻りにくいのです。
さらにはその戻りにくさを、強固なものにする方法もあります。

その方法は強固なものにしたら、それを土台にもします。
そしてさらに、前に進むのです。

このケースでは、そのために『ものさしによる質問』を用いました。
この方法も、質問によるものです。

新しいカウンセリングでは、実際にプロセスを進めるために質問を用いることが多いのです。
質問により、カウンセリングを導いていくのです。

その『ものさしによる質問』とは、次のような質問です。
「1~10のメモリのある、ものさしを考えてください。」

さらにこう、続けました。
「外出OKは1、NOは10です。」

「いまこのものさしの1~10の、どのぐらいのところにいますか?」
このようにして、現実把握をするのです。

それに対して「10」と、答えました。
現実は、悪いようです。

このような客観化したものさしを用いると、話はスムーズに進みます。
そこでカウンセラーは、こう語りました。

「10は、完全なNOですね。」
「現実は、完全に閉ざされていますね。」
カウンセラーは、この人の気持ちを受け入れたのです。

さらにカウンセラーは、この人の気持ちを受け入れ深めるためにこう語りました。「完全なNOですから、とても困っていますね。」

それゆえにカウンセラーは、こうたずねました。
「完全なNOで苦しいのに、どうやて家にいるのですか?」

高校生は、次のように語りました。
「もう投げやりな気持ち!」

ここでも高校生は、自分の気持ちをいつわらないで述べました。
カウンセラーは心の中で、安心しました。

それに続けて高校生は、次のように語りました。
「投げたやりが、あの人たちに当たればいい!」

あの人たちとは、両親です。
けっして、不良仲間ではありません。

子供は親があまりにも自分の気持ちを拒否されると親、両親であっても「あの人、あの人たち」というように呼びます。もう「お父さん、お母さん」と呼ぶことすらできなくなってしまうのです。

両親のことを「お父さん、お母さん」と、呼ばないのではありません。
「お父さん、お母さん」と呼ぶことが、できなくなってしまうのです。

このようにカウンセリングでは、小さな言葉をキャッチすることは大切です。
小さな言葉の中に、大きなものは潜んでいることも多いのです。

よってこの高校生が「『お父さん、お母さん』と呼ぶことが、できなくなってしまう」ことは、この人の本質的な問題を浮かび上がらせてもいるのです。

ただしカウンセリングは、原因を追及するものではありません。
人格の成長発達こそが、本質的な目的です。

そこであえて、原因追及に進みません。
問題解決に、ハンドルを切るのです。

原因追及に進まずに、常に問題解決に進むのが新しいカウンセリングの特徴でもあります。新しいカウンセリングは前に、解決を構築するカウンセリングなのです。

そこでカウンセラーは母親に、質問するのです。
「子供のために、あなたは何ができますか?」

母親は、気持ちにゆとりがありません。
よって「たばこをやめるように、誰かにたのむことができます。」
こう、答えるだけでした。

そしてその理由を尋ねると、次のように答えました。
「もう、誰かにどうにかしてもらいたい。」

これでは何ごとも、前に進みません。
そこで、「いまたばこをやめたら、どうなりますか?」と質問しました。

母親は気持ちにゆとりがありませんから、「たばこをやめれば、それだけでいい。」
こう、答えました。

そこでその発言を尊重して、「いまたばこをやめたら、二人の関係はフレンドリーになりますか?」と質問しました。

次回に、さらに述べます。

  

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2011年12月17日

新しいカウンセリングの実際のプロセス 158

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。新しいカウンセリングの実践方法です。

カウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。その親の一面的な見かたは、解決像にも現れます。

特に思春期以降の、子供においては顕著です。
具体的には思春期以降の異性関係や、友人関係でこの対立はおきがちです。

具体的には、「~さんとはつき合ってはいけない」というものです。
極端な場合、親は「~さんとわかれさせる」ためにカウンセリングを利用します。

このように親は、自分の考えに子供を従わせがちです。
そしてそれを、カウンセリングの目的にしてしまうのです。

親は、子供を管理しやすくしてくれと言いがちなのです。
これでは、まったく意味を持ちません。

逆に子供は、親をだまらせてくれと言いがちです。
これも、まったく意味を持ちません。

カウンセリングの目標は、生産的なものでなければいけません。
そうでなければ、まったく意味を持ちません。

次に、モデルによりさらに述べます。
高校1年生の男子です。高校に入学後、上級生の人たちを中心とするグループと付き合うようになりました。

両親は、そのグループと付き合うことに反対です。
そのことで、家族で言い争いが続きました。

結局、言い争いの激しさゆえに収集がつきません。
そこで、カウンセリングを行いました。

現実の問題として深夜、家を出てそのグループと会っていることが問題視されました。母親は、それをとても気にしていたのです。

実際のカウンセリングも、そこから始まりました。
それは母親の、「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉です。

この「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉が、すべてです。
これに対して、高校生は反論するのです。

「あの人たちと、会いたい」「そうしたいの!」
「お母さんが思っているほど、悪い人ではない」

こう、反論しました。

このように自分の考えを否定され、行き場のない状態だったのです。
そこにカウンセラーは、新しい道を指し示すのです。

そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「今日のカウンセリングから、どのような意味のあることを得たいのですか?」

すなわちカウンセリングにくる、実際的な意味です。
新しいカウンセリングでは、実際的な意味からプロセスを始めることも多いのです。

母親から、語りはじめました。
「あの人たちに会って、煙草を吸うことはやめてほしいの・・・」

「無断、外出もやめてほしいの」
さらに、こう続けました。

このような母親の発言から、カウンセリングの実際のプロセスは決定されます。そのために、カウンセラーはこう述べました。

「煙草を吸うことと無断の外出、どちらにまとをしぼって話したいですか」
こう続けたのです。

母親は、煙草の話をのぞみました。
本人は、外出です。

一歩もゆずりません。
すでにここに、対立があるのです。

ここまでの会話は両者が、相手に何が欠けているかを話しているのです。新しいカウンセリングであるよりは、従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルです。

新しいカウンセリングは、解決志向のプロセスをたどるものです。
解決像を前に、構築するものです。

従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルは多くの場合、相手を非難するようになります。
その結果、さらに迷路をさ迷ってしまいがちです。

その問題解決型のカウンセリングは、過去のことに触れがちです。
その結果、さらに相手を非難するようになります。

結果的に、悪循環を深めてしまいます。
解決像を前に構築する新しいカウンセリングでは、たとえば次のような質問を用います。

「もしある日、無断外出しないで家にいたら、お母さんや君はいつもとどう違います?」

これは状況設定です。今は、そうではありません。
このような質問により、解決像を前に構築しているのです。

それに対して本人は少し考えて、こう答えました。
「何も、変わらないかもしれない・・・・・」

ここで見おとしてならない、大切なポイントがあります。
それは本人が、「無断外出しない日はない」と質問を蹴とばしていないことです。

きちんと「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、考えているのです。これだけでも、大きな意味をもちます。

ある意味で、無断外出しないで家にいることも受け入れようとしているのです。ほんの少しかもしれませんが、前に歩んでいます。

このほんの少しの歩みは、やがて歩幅を広げていくのです。
そのためにはカウンセラーと、家族に大きな努力が必要です。

真っすぐに歩めれば、無断外出もなくなってきます。
しかしそのためには、家族は自分の我を出さないという、大きな努力が必要です。

それに「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、本人が考えていることによりマイナスの連鎖も弱まっていくのです。

そのマイナスの連鎖とは、つぎのように表せます。
【親の非難→本人が自分を守る→親を攻撃する】

このマイナスの連鎖は一度弱まると、元には戻りにくいのです。
さらにはその戻りにくさを、強固なものにする方法もあります。

その方法は強固なものにしたら、それを土台にもします。
そしてさらに、前に進むのです。

このケースでは、そのために『ものさしによる質問』を用いました。
この方法も、質問によるものです。

新しいカウンセリングでは、実際にプロセスを進めるために質問を用いることが多いのです。質問により、カウンセリングを導いていくのです。

その『ものさしによる質問』とは、次のような質問です。
「1~10のメモリのある、ものさしを考えてください。」

さらにこう、続けました。
「外出OKは1、NOは10です。」

「いまこのものさしの1~10の、どのぐらいのところにいますか?」
このようにして、現実把握をするのです。

それに対して「10」と、答えました。
現実は、悪いようです。

このような客観化したものさしを用いると、話はスムーズに進みます。
そこでカウンセラーは、こう語りました。

「10は、完全なNOですね。」
「現実は、完全に閉ざされていますね。」
カウンセラーは、この人の気持ちを受け入れたのです。

さらにカウンセラーは、この人の気持ちを受け入れ深めるためにこう語りました。
「完全なNOですから、とても困っていますね。」

それゆえにカウンセラーは、こうたずねました。
「完全なNOで苦しいのに、どうやて家にいるのですか?」

高校生は、次のように語りました。
「もう投げやりな気持ち!」

ここでも高校生は、自分の気持ちをいつわらないで述べました。
カウンセラーは心の中で、安心しました。

それに続けて高校生は、次のように語りました。
「投げたやりが、あの人たちに当たればいい!」

あの人たちとは、両親です。
けっして、不良仲間ではありません。

子供は親があまりにも自分の気持ちを拒否されると親、両親であっても「あの人、あの人たち」というように呼びます。もう「お父さん、お母さん」と呼ぶことすらできなくなってしまうのです。

両親のことを「お父さん、お母さん」と、呼ばないのではありません。
「お父さん、お母さん」と呼ぶことが、できなくなってしまうのです。

このようにカウンセリングでは、小さな言葉をキャッチすることは大切です。小さな言葉の中に、大きなものは潜んでいることも多いのです。

よってこの高校生が「『お父さん、お母さん』と呼ぶことが、できなくなってしまう」ことは、この人の本質的な問題を浮かび上がらせてもいるのです。

ただしカウンセリングは、原因を追及するものではありません。
人格の成長発達こそが、本質的な目的です。

そこであえて、原因追及に進みません。
問題解決に、ハンドルを切るのです。

原因追及に進まずに、常に問題解決に進むのが新しいカウンセリングの特徴でもあります。新しいカウンセリングは前に、解決を構築するカウンセリングなのです。

そこでカウンセラーは母親に、質問するのです。
「子供のために、あなたは何ができますか?」

母親は、気持ちにゆとりがありません。
よって「たばこをやめるように、誰かにたのむことができます。」
こう、答えるだけでした。

そしてその理由を尋ねると、次のように答えました。
「もう、誰かにどうにかしてもらいたい。」

これでは何ごとも、前に進みません。
そこで、「いまたばこをやめたら、どうなりますか?」と質問しました。

母親は気持ちにゆとりがありませんから、「たばこをやめれば、それだけでいい。」こう、答えました。

そこでその発言を尊重して、「いまたばこをやめたら、二人の関係はフレンドリーになりますか?」と質問しました。

それに対して母親は、「たばこをやめれば、すべて変わります。もちろん子供もです。」こう、答えました。

次回に、さらに述べます。

  

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2011年12月19日

新しいカウンセリングの実際のプロセス」 159

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。新しいカウンセリングの実践方法です。

カウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。その親の一面的な見かたは、解決像にも現れます。

特に思春期以降の、子供においては顕著です。
具体的には思春期以降の異性関係や、友人関係でこの対立はおきがちです。

具体的には、「~さんとはつき合ってはいけない」というものです。
極端な場合、親は「~さんとわかれさせる」ためにカウンセリングを利用します。

このように親は、自分の考えに子供を従わせがちです。
そしてそれを、カウンセリングの目的にしてしまうのです。

親は、子供を管理しやすくしてくれと言いがちなのです。
これでは、まったく意味を持ちません。

逆に子供は、親をだまらせてくれと言いがちです。
これも、まったく意味を持ちません。

カウンセリングの目標は、生産的なものでなければいけません。
そうでなければ、まったく意味を持ちません。

次に、モデルによりさらに述べます。
高校1年生の男子です。高校に入学後、上級生の人たちを中心とするグループと付き合うようになりました。

両親は、そのグループと付き合うことに反対です。
そのことで、家族で言い争いが続きました。

結局、言い争いの激しさゆえに収集がつきません。
そこで、カウンセリングを行いました。

現実の問題として深夜、家を出てそのグループと会っていることが問題視されました。母親は、それをとても気にしていたのです。

実際のカウンセリングも、そこから始まりました。
それは母親の、「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉です。

この「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉が、すべてです。
これに対して、高校生は反論するのです。

「あの人たちと、会いたい」「そうしたいの!」
「お母さんが思っているほど、悪い人ではない」

こう、反論しました。

このように自分の考えを否定され、行き場のない状態だったのです。
そこにカウンセラーは、新しい道を指し示すのです。

そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「今日のカウンセリングから、どのような意味のあることを得たいのですか?」

すなわちカウンセリングにくる、実際的な意味です。
新しいカウンセリングでは、実際的な意味からプロセスを始めることも多いのです。

母親から、語りはじめました。
「あの人たちに会って、煙草を吸うことはやめてほしいの・・・」

「無断、外出もやめてほしいの」
さらに、こう続けました。

このような母親の発言から、カウンセリングの実際のプロセスは決定されます。そのために、カウンセラーはこう述べました。

「煙草を吸うことと無断の外出、どちらにまとをしぼって話したいですか」
こう続けたのです。

母親は、煙草の話をのぞみました。
本人は、外出です。

一歩もゆずりません。
すでにここに、対立があるのです。

ここまでの会話は両者が、相手に何が欠けているかを話しているのです。
新しいカウンセリングであるよりは、従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルです。

新しいカウンセリングは、解決志向のプロセスをたどるものです。
解決像を前に、構築するものです。

従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルは多くの場合、相手を非難するようになります。その結果、さらに迷路をさ迷ってしまいがちです。

その問題解決型のカウンセリングは、過去のことに触れがちです。
その結果、さらに相手を非難するようになります。

結果的に、悪循環を深めてしまいます。
解決像を前に構築する新しいカウンセリングでは、たとえば次のような質問を用います。

「もしある日、無断外出しないで家にいたら、お母さんや君はいつもとどう違います?」

これは状況設定です。今は、そうではありません。
このような質問により、解決像を前に構築しているのです。

それに対して本人は少し考えて、こう答えました。
「何も、変わらないかもしれない・・・・・」

ここで見おとしてならない、大切なポイントがあります。
それは本人が、「無断外出しない日はない」と質問を蹴とばしていないことです。

きちんと「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、考えているのです。これだけでも、大きな意味をもちます。

ある意味で、無断外出しないで家にいることも受け入れようとしているのです。
ほんの少しかもしれませんが、前に歩んでいます。

このほんの少しの歩みは、やがて歩幅を広げていくのです。
そのためにはカウンセラーと、家族に大きな努力が必要です。

真っすぐに歩めれば、無断外出もなくなってきます。
しかしそのためには、家族は自分の我を出さないという、大きな努力が必要です。

それに「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、本人が考えていることによりマイナスの連鎖も弱まっていくのです。

そのマイナスの連鎖とは、つぎのように表せます。
【親の非難→本人が自分を守る→親を攻撃する】

このマイナスの連鎖は一度弱まると、元には戻りにくいのです。
さらにはその戻りにくさを、強固なものにする方法もあります。

その方法は強固なものにしたら、それを土台にもします。
そしてさらに、前に進むのです。

このケースでは、そのために『ものさしによる質問』を用いました。
この方法も、質問によるものです。

新しいカウンセリングでは、実際にプロセスを進めるために質問を用いることが多いのです。質問により、カウンセリングを導いていくのです。

その『ものさしによる質問』とは、次のような質問です。
「1~10のメモリのある、ものさしを考えてください。」

さらにこう、続けました。
「外出OKは1、NOは10です。」

「いまこのものさしの1~10の、どのぐらいのところにいますか?」
このようにして、現実把握をするのです。

それに対して「10」と、答えました。
現実は、悪いようです。

このような客観化したものさしを用いると、話はスムーズに進みます。
そこでカウンセラーは、こう語りました。

「10は、完全なNOですね。」
「現実は、完全に閉ざされていますね。」
カウンセラーは、この人の気持ちを受け入れたのです。

さらにカウンセラーは、この人の気持ちを受け入れ深めるためにこう語りました。
「完全なNOですから、とても困っていますね。」

それゆえにカウンセラーは、こうたずねました。
「完全なNOで苦しいのに、どうやて家にいるのですか?」

高校生は、次のように語りました。
「もう投げやりな気持ち!」

ここでも高校生は、自分の気持ちをいつわらないで述べました。
カウンセラーは心の中で、安心しました。

それに続けて高校生は、次のように語りました。
「投げたやりが、あの人たちに当たればいい!」

あの人たちとは、両親です。
けっして、不良仲間ではありません。

子供は親があまりにも自分の気持ちを拒否されると親、両親であっても「あの人、あの人たち」というように呼びます。もう「お父さん、お母さん」と呼ぶことすらできなくなってしまうのです。

両親のことを「お父さん、お母さん」と、呼ばないのではありません。
「お父さん、お母さん」と呼ぶことが、できなくなってしまうのです。

このようにカウンセリングでは、小さな言葉をキャッチすることは大切です。
小さな言葉の中に、大きなものは潜んでいることも多いのです。

よってこの高校生が「『お父さん、お母さん』と呼ぶことが、できなくなってしまう」ことは、この人の本質的な問題を浮かび上がらせてもいるのです。

ただしカウンセリングは、原因を追及するものではありません。
人格の成長発達こそが、本質的な目的です。

そこであえて、原因追及に進みません。
問題解決に、ハンドルを切るのです。

原因追及に進まずに、常に問題解決に進むのが新しいカウンセリングの特徴でもあります。
新しいカウンセリングは前に、解決を構築するカウンセリングなのです。

そこでカウンセラーは母親に、質問するのです。
「子供のために、あなたは何ができますか?」

母親は、気持ちにゆとりがありません。
よって「たばこをやめるように、誰かにたのむことができます。」
こう、答えるだけでした。

そしてその理由を尋ねると、次のように答えました。
「もう、誰かにどうにかしてもらいたい。」

これでは何ごとも、前に進みません。
そこで、「いまたばこをやめたら、どうなりますか?」と質問しました。

母親は気持ちにゆとりがありませんから、「たばこをやめれば、それだけでいい。」
こう、答えました。

そこでその発言を尊重して、「いまたばこをやめたら、二人の関係はフレンドリーになりますか?」と質問しました。

それに対して母親は、「たばこをやめれば、すべて変わります。もちろん子供もです。」こう、答えました。

そこから、さらにカウンセラーは解決像を引き出していくのです。
常に、前向きな姿勢こそが大切です。

次回に、さらに述べます。

  

Posted by counsellor at 14:23Comments(0)カウンセリング

2011年12月21日

新しいカウンセリングの実際のプロセス 160

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。新しいカウンセリングの実践方法です。

カウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。その親の一面的な見かたは、解決像にも現れます。

特に思春期以降の、子供においては顕著です。
具体的には思春期以降の異性関係や、友人関係でこの対立はおきがちです。

具体的には、「~さんとはつき合ってはいけない」というものです。
極端な場合、親は「~さんとわかれさせる」ためにカウンセリングを利用します。

このように親は、自分の考えに子供を従わせがちです。
そしてそれを、カウンセリングの目的にしてしまうのです。

親は、子供を管理しやすくしてくれと言いがちなのです。
これでは、まったく意味を持ちません。

逆に子供は、親をだまらせてくれと言いがちです。
これも、まったく意味を持ちません。

カウンセリングの目標は、生産的なものでなければいけません。
そうでなければ、まったく意味を持ちません。

次に、モデルによりさらに述べます。
高校1年生の男子です。高校に入学後、上級生の人たちを中心とするグループと付き合うようになりました。

両親は、そのグループと付き合うことに反対です。
そのことで、家族で言い争いが続きました。

結局、言い争いの激しさゆえに収集がつきません。
そこで、カウンセリングを行いました。

現実の問題として深夜、家を出てそのグループと会っていることが問題視されました。母親は、それをとても気にしていたのです。

実際のカウンセリングも、そこから始まりました。
それは母親の、「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉です。

この「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉が、すべてです。
これに対して、高校生は反論するのです。

「あの人たちと、会いたい」「そうしたいの!」
「お母さんが思っているほど、悪い人ではない」

こう、反論しました。

このように自分の考えを否定され、行き場のない状態だったのです。
そこにカウンセラーは、新しい道を指し示すのです。

そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「今日のカウンセリングから、どのような意味のあることを得たいのですか?」

すなわちカウンセリングにくる、実際的な意味です。
新しいカウンセリングでは、実際的な意味からプロセスを始めることも多いのです。

母親から、語りはじめました。
「あの人たちに会って、煙草を吸うことはやめてほしいの・・・」

「無断、外出もやめてほしいの」
さらに、こう続けました。

このような母親の発言から、カウンセリングの実際のプロセスは決定されます。そのために、カウンセラーはこう述べました。

「煙草を吸うことと無断の外出、どちらにまとをしぼって話したいですか」
こう続けたのです。

母親は、煙草の話をのぞみました。
本人は、外出です。

一歩もゆずりません。
すでにここに、対立があるのです。

ここまでの会話は両者が、相手に何が欠けているかを話しているのです。新しいカウンセリングであるよりは、従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルです。

新しいカウンセリングは、解決志向のプロセスをたどるものです。
解決像を前に、構築するものです。

従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルは多くの場合、相手を非難するようになります。その結果、さらに迷路をさ迷ってしまいがちです。

その問題解決型のカウンセリングは、過去のことに触れがちです。
その結果、さらに相手を非難するようになります。

結果的に、悪循環を深めてしまいます。
解決像を前に構築する新しいカウンセリングでは、たとえば次のような質問を用います。

「もしある日、無断外出しないで家にいたら、お母さんや君はいつもとどう違います?」

これは状況設定です。今は、そうではありません。
このような質問により、解決像を前に構築しているのです。

それに対して本人は少し考えて、こう答えました。
「何も、変わらないかもしれない・・・・・」

ここで見おとしてならない、大切なポイントがあります。
それは本人が、「無断外出しない日はない」と質問を蹴とばしていないことです。

きちんと「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、考えているのです。これだけでも、大きな意味をもちます。

ある意味で、無断外出しないで家にいることも受け入れようとしているのです。ほんの少しかもしれませんが、前に歩んでいます。

このほんの少しの歩みは、やがて歩幅を広げていくのです。
そのためにはカウンセラーと、家族に大きな努力が必要です。

真っすぐに歩めれば、無断外出もなくなってきます。
しかしそのためには、家族は自分の我を出さないという、大きな努力が必要です。

それに「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、本人が考えていることによりマイナスの連鎖も弱まっていくのです。

そのマイナスの連鎖とは、つぎのように表せます。
【親の非難→本人が自分を守る→親を攻撃する】

このマイナスの連鎖は一度弱まると、元には戻りにくいのです。
さらにはその戻りにくさを、強固なものにする方法もあります。

その方法は強固なものにしたら、それを土台にもします。
そしてさらに、前に進むのです。

このケースでは、そのために『ものさしによる質問』を用いました。
この方法も、質問によるものです。

新しいカウンセリングでは、実際にプロセスを進めるために質問を用いることが多いのです。質問により、カウンセリングを導いていくのです。

その『ものさしによる質問』とは、次のような質問です。
「1~10のメモリのある、ものさしを考えてください。」

さらにこう、続けました。
「外出OKは1、NOは10です。」

「いまこのものさしの1~10の、どのぐらいのところにいますか?」
このようにして、現実把握をするのです。

それに対して「10」と、答えました。
現実は、悪いようです。

このような客観化したものさしを用いると、話はスムーズに進みます。
そこでカウンセラーは、こう語りました。

「10は、完全なNOですね。」
「現実は、完全に閉ざされていますね。」
カウンセラーは、この人の気持ちを受け入れたのです。

さらにカウンセラーは、この人の気持ちを受け入れ深めるためにこう語りました。
「完全なNOですから、とても困っていますね。」

それゆえにカウンセラーは、こうたずねました。
「完全なNOで苦しいのに、どうやて家にいるのですか?」

高校生は、次のように語りました。
「もう投げやりな気持ち!」

ここでも高校生は、自分の気持ちをいつわらないで述べました。
カウンセラーは心の中で、安心しました。

それに続けて高校生は、次のように語りました。
「投げたやりが、あの人たちに当たればいい!」

あの人たちとは、両親です。
けっして、不良仲間ではありません。

子供は親があまりにも自分の気持ちを拒否されると親、両親であっても「あの人、あの人たち」というように呼びます。もう「お父さん、お母さん」と呼ぶことすらできなくなってしまうのです。

両親のことを「お父さん、お母さん」と、呼ばないのではありません。
「お父さん、お母さん」と呼ぶことが、できなくなってしまうのです。

このようにカウンセリングでは、小さな言葉をキャッチすることは大切です。
小さな言葉の中に、大きなものは潜んでいることも多いのです。

よってこの高校生が「『お父さん、お母さん』と呼ぶことが、できなくなってしまう」ことは、この人の本質的な問題を浮かび上がらせてもいるのです。

ただしカウンセリングは、原因を追及するものではありません。
人格の成長発達こそが、本質的な目的です。

そこであえて、原因追及に進みません。
問題解決に、ハンドルを切るのです。

原因追及に進まずに、常に問題解決に進むのが新しいカウンセリングの特徴でもあります。新しいカウンセリングは前に、解決を構築するカウンセリングなのです。

そこでカウンセラーは母親に、質問するのです。
「子供のために、あなたは何ができますか?」

母親は、気持ちにゆとりがありません。
よって「たばこをやめるように、誰かにたのむことができます。」
こう、答えるだけでした。

そしてその理由を尋ねると、次のように答えました。
「もう、誰かにどうにかしてもらいたい。」

これでは何ごとも、前に進みません。
そこで、「いまたばこをやめたら、どうなりますか?」と質問しました。

母親は気持ちにゆとりがありませんから、「たばこをやめれば、それだけでいい。」
こう、答えました。

そこでその発言を尊重して、「いまたばこをやめたら、二人の関係はフレンドリーになりますか?」と質問しました。

それに対して母親は、「たばこをやめれば、すべて変わります。もちろん子供もです。」こう、答えました。

そこから、さらにカウンセラーは解決像を引き出していくのです。
常に、前向きな姿勢こそが大切です。

カウンセラーは解決像を引き出すすために、「たばこをやめれば、すべて変わりますね。具体的に子供さんはいま、何をするようになりますか?」こう、たずねました。

次回に、さらに述べます。

  

Posted by counsellor at 13:55Comments(0)カウンセリング

2011年12月23日

新しいカウンセリングの実際のプロセス 161

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。新しいカウンセリングの実践方法です。

カウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。その親の一面的な見かたは、解決像にも現れます。

特に思春期以降の、子供においては顕著です。
具体的には思春期以降の異性関係や、友人関係でこの対立はおきがちです。

具体的には、「~さんとはつき合ってはいけない」というものです。
極端な場合、親は「~さんとわかれさせる」ためにカウンセリングを利用します。

このように親は、自分の考えに子供を従わせがちです。
そしてそれを、カウンセリングの目的にしてしまうのです。

親は、子供を管理しやすくしてくれと言いがちなのです。
これでは、まったく意味を持ちません。

逆に子供は、親をだまらせてくれと言いがちです。
これも、まったく意味を持ちません。

カウンセリングの目標は、生産的なものでなければいけません。
そうでなければ、まったく意味を持ちません。

次に、モデルによりさらに述べます。
高校1年生の男子です。高校に入学後、上級生の人たちを中心とするグループと付き合うようになりました。

両親は、そのグループと付き合うことに反対です。
そのことで、家族で言い争いが続きました。

結局、言い争いの激しさゆえに収集がつきません。
そこで、カウンセリングを行いました。

現実の問題として深夜、家を出てそのグループと会っていることが問題視されました。母親は、それをとても気にしていたのです。

実際のカウンセリングも、そこから始まりました。
それは母親の、「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉です。

この「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉が、すべてです。これに対して、高校生は反論するのです。

「あの人たちと、会いたい」「そうしたいの!」
「お母さんが思っているほど、悪い人ではない」

こう、反論しました。

このように自分の考えを否定され、行き場のない状態だったのです。
そこにカウンセラーは、新しい道を指し示すのです。

そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「今日のカウンセリングから、どのような意味のあることを得たいのですか?」

すなわちカウンセリングにくる、実際的な意味です。
新しいカウンセリングでは、実際的な意味からプロセスを始めることも多いのです。

母親から、語りはじめました。
「あの人たちに会って、煙草を吸うことはやめてほしいの・・・」

「無断、外出もやめてほしいの」
さらに、こう続けました。

このような母親の発言から、カウンセリングの実際のプロセスは決定されます。そのために、カウンセラーはこう述べました。

「煙草を吸うことと無断の外出、どちらにまとをしぼって話したいですか」
こう続けたのです。

母親は、煙草の話をのぞみました。
本人は、外出です。

一歩もゆずりません。
すでにここに、対立があるのです。

ここまでの会話は両者が、相手に何が欠けているかを話しているのです。新しいカウンセリングであるよりは、従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルです。

新しいカウンセリングは、解決志向のプロセスをたどるものです。
解決像を前に、構築するものです。

従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルは多くの場合、相手を非難するようになります。その結果、さらに迷路をさ迷ってしまいがちです。

その問題解決型のカウンセリングは、過去のことに触れがちです。
その結果、さらに相手を非難するようになります。

結果的に、悪循環を深めてしまいます。
解決像を前に構築する新しいカウンセリングでは、たとえば次のような質問を用います。

「もしある日、無断外出しないで家にいたら、お母さんや君はいつもとどう違います?」

これは状況設定です。今は、そうではありません。
このような質問により、解決像を前に構築しているのです。

それに対して本人は少し考えて、こう答えました。
「何も、変わらないかもしれない・・・・・」

ここで見おとしてならない、大切なポイントがあります。
それは本人が、「無断外出しない日はない」と質問を蹴とばしていないことです。

きちんと「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、考えているのです。これだけでも、大きな意味をもちます。

ある意味で、無断外出しないで家にいることも受け入れようとしているのです。
ほんの少しかもしれませんが、前に歩んでいます。

このほんの少しの歩みは、やがて歩幅を広げていくのです。
そのためにはカウンセラーと、家族に大きな努力が必要です。

真っすぐに歩めれば、無断外出もなくなってきます。
しかしそのためには、家族は自分の我を出さないという、大きな努力が必要です。

それに「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、本人が考えていることによりマイナスの連鎖も弱まっていくのです。

そのマイナスの連鎖とは、つぎのように表せます。
【親の非難→本人が自分を守る→親を攻撃する】

このマイナスの連鎖は一度弱まると、元には戻りにくいのです。
さらにはその戻りにくさを、強固なものにする方法もあります。

その方法は強固なものにしたら、それを土台にもします。
そしてさらに、前に進むのです。

このケースでは、そのために『ものさしによる質問』を用いました。
この方法も、質問によるものです。

新しいカウンセリングでは、実際にプロセスを進めるために質問を用いることが多いのです。質問により、カウンセリングを導いていくのです。

その『ものさしによる質問』とは、次のような質問です。
「1~10のメモリのある、ものさしを考えてください。」

さらにこう、続けました。
「外出OKは1、NOは10です。」

「いまこのものさしの1~10の、どのぐらいのところにいますか?」
このようにして、現実把握をするのです。

それに対して「10」と、答えました。
現実は、悪いようです。

このような客観化したものさしを用いると、話はスムーズに進みます。
そこでカウンセラーは、こう語りました。

「10は、完全なNOですね。」
「現実は、完全に閉ざされていますね。」
カウンセラーは、この人の気持ちを受け入れたのです。

さらにカウンセラーは、この人の気持ちを受け入れ深めるためにこう語りました。「完全なNOですから、とても困っていますね。」

それゆえにカウンセラーは、こうたずねました。
「完全なNOで苦しいのに、どうやて家にいるのですか?」

高校生は、次のように語りました。
「もう投げやりな気持ち!」

ここでも高校生は、自分の気持ちをいつわらないで述べました。
カウンセラーは心の中で、安心しました。

それに続けて高校生は、次のように語りました。
「投げたやりが、あの人たちに当たればいい!」

あの人たちとは、両親です。
けっして、不良仲間ではありません。

子供は親があまりにも自分の気持ちを拒否されると親、両親であっても「あの人、あの人たち」というように呼びます。もう「お父さん、お母さん」と呼ぶことすらできなくなってしまうのです。

両親のことを「お父さん、お母さん」と、呼ばないのではありません。
「お父さん、お母さん」と呼ぶことが、できなくなってしまうのです。

このようにカウンセリングでは、小さな言葉をキャッチすることは大切です。
小さな言葉の中に、大きなものは潜んでいることも多いのです。

よってこの高校生が「『お父さん、お母さん』と呼ぶことが、できなくなってしまう」ことは、この人の本質的な問題を浮かび上がらせてもいるのです。

ただしカウンセリングは、原因を追及するものではありません。
人格の成長発達こそが、本質的な目的です。

そこであえて、原因追及に進みません。
問題解決に、ハンドルを切るのです。

原因追及に進まずに、常に問題解決に進むのが新しいカウンセリングの特徴でもあります。新しいカウンセリングは前に、解決を構築するカウンセリングなのです。

そこでカウンセラーは母親に、質問するのです。
「子供のために、あなたは何ができますか?」

母親は、気持ちにゆとりがありません。
よって「たばこをやめるように、誰かにたのむことができます。」
こう、答えるだけでした。

そしてその理由を尋ねると、次のように答えました。
「もう、誰かにどうにかしてもらいたい。」

これでは何ごとも、前に進みません。
そこで、「いまたばこをやめたら、どうなりますか?」と質問しました。

母親は気持ちにゆとりがありませんから、「たばこをやめれば、それだけでいい。」こう、答えました。

そこでその発言を尊重して、「いまたばこをやめたら、二人の関係はフレンドリーになりますか?」と質問しました。

それに対して母親は、「たばこをやめれば、すべて変わります。もちろん子供もです。」こう、答えました。

そこから、さらにカウンセラーは解決像を引き出していくのです。
常に、前向きな姿勢こそが大切です。

カウンセラーは解決像を引き出すすために、「たばこをやめれば、すべて変わりますね。具体的に子供さんはいま、何をするようになりますか?」こう、たずねました。

母親は、「たばこをやめれば、子供の生活習慣は正されます。」
「夜ふかししなくなると思います。」こう、答えました。

次回に、さらに述べます。

  

Posted by counsellor at 08:47Comments(0)カウンセリング

2011年12月24日

新しいカウンセリングの実際のプロセス 162

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も「新しいカウンセリングの実際のプロセス」について、述べてみたいと思います。新しいカウンセリングの実践方法です。

カウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。その親の一面的な見かたは、解決像にも現れます。

特に思春期以降の、子供においては顕著です。
具体的には思春期以降の異性関係や、友人関係でこの対立はおきがちです。

具体的には、「~さんとはつき合ってはいけない」というものです。
極端な場合、親は「~さんとわかれさせる」ためにカウンセリングを利用します。

このように親は、自分の考えに子供を従わせがちです。
そしてそれを、カウンセリングの目的にしてしまうのです。

親は、子供を管理しやすくしてくれと言いがちなのです。
これでは、まったく意味を持ちません。

逆に子供は、親をだまらせてくれと言いがちです。
これも、まったく意味を持ちません。

カウンセリングの目標は、生産的なものでなければいけません。
そうでなければ、まったく意味を持ちません。

次に、モデルによりさらに述べます。
高校1年生の男子です。高校に入学後、上級生の人たちを中心とするグループと付き合うようになりました。

両親は、そのグループと付き合うことに反対です。
そのことで、家族で言い争いが続きました。

結局、言い争いの激しさゆえに収集がつきません。
そこで、カウンセリングを行いました。

現実の問題として深夜、家を出てそのグループと会っていることが問題視されました。母親は、それをとても気にしていたのです。

実際のカウンセリングも、そこから始まりました。
それは母親の、「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉です。

この「あの人たちと、会ってほしくない」という言葉が、すべてです。
これに対して、高校生は反論するのです。

「あの人たちと、会いたい」「そうしたいの!」
「お母さんが思っているほど、悪い人ではない」

こう、反論しました。

このように自分の考えを否定され、行き場のない状態だったのです。そこにカウンセラーは、新しい道を指し示すのです。

そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「今日のカウンセリングから、どのような意味のあることを得たいのですか?」

すなわちカウンセリングにくる、実際的な意味です。
新しいカウンセリングでは、実際的な意味からプロセスを始めることも多いのです。

母親から、語りはじめました。
「あの人たちに会って、煙草を吸うことはやめてほしいの・・・」

「無断、外出もやめてほしいの」
さらに、こう続けました。

このような母親の発言から、カウンセリングの実際のプロセスは決定されます。そのために、カウンセラーはこう述べました。

「煙草を吸うことと無断の外出、どちらにまとをしぼって話したいですか」
こう続けたのです。

母親は、煙草の話をのぞみました。
本人は、外出です。

一歩もゆずりません。
すでにここに、対立があるのです。

ここまでの会話は両者が、相手に何が欠けているかを話しているのです。
新しいカウンセリングであるよりは、従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルです。

新しいカウンセリングは、解決志向のプロセスをたどるものです。
解決像を前に、構築するものです。

従来の問題解決型のカウンセリングのスタイルは多くの場合、相手を非難するようになります。その結果、さらに迷路をさ迷ってしまいがちです。

その問題解決型のカウンセリングは、過去のことに触れがちです。
その結果、さらに相手を非難するようになります。

結果的に、悪循環を深めてしまいます。
解決像を前に構築する新しいカウンセリングでは、たとえば次のような質問を用います。

「もしある日、無断外出しないで家にいたら、お母さんや君はいつもとどう違います?」

これは状況設定です。今は、そうではありません。
このような質問により、解決像を前に構築しているのです。

それに対して本人は少し考えて、こう答えました。
「何も、変わらないかもしれない・・・・・」

ここで見おとしてならない、大切なポイントがあります。
それは本人が、「無断外出しない日はない」と質問を蹴とばしていないことです。

きちんと「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、考えているのです。これだけでも、大きな意味をもちます。

ある意味で、無断外出しないで家にいることも受け入れようとしているのです。
ほんの少しかもしれませんが、前に歩んでいます。

このほんの少しの歩みは、やがて歩幅を広げていくのです。
そのためにはカウンセラーと、家族に大きな努力が必要です。

真っすぐに歩めれば、無断外出もなくなってきます。
しかしそのためには、家族は自分の我を出さないという、大きな努力が必要です。

それに「ある日、無断外出しないで家にいたら」ということに沿って、本人が考えていることによりマイナスの連鎖も弱まっていくのです。

そのマイナスの連鎖とは、つぎのように表せます。
【親の非難→本人が自分を守る→親を攻撃する】

このマイナスの連鎖は一度弱まると、元には戻りにくいのです。
さらにはその戻りにくさを、強固なものにする方法もあります。

その方法は強固なものにしたら、それを土台にもします。
そしてさらに、前に進むのです。

このケースでは、そのために『ものさしによる質問』を用いました。
この方法も、質問によるものです。

新しいカウンセリングでは、実際にプロセスを進めるために質問を用いることが多いのです。質問により、カウンセリングを導いていくのです。

その『ものさしによる質問』とは、次のような質問です。
「1~10のメモリのある、ものさしを考えてください。」

さらにこう、続けました。
「外出OKは1、NOは10です。」

「いまこのものさしの1~10の、どのぐらいのところにいますか?」
このようにして、現実把握をするのです。

それに対して「10」と、答えました。
現実は、悪いようです。

このような客観化したものさしを用いると、話はスムーズに進みます。
そこでカウンセラーは、こう語りました。

「10は、完全なNOですね。」
「現実は、完全に閉ざされていますね。」
カウンセラーは、この人の気持ちを受け入れたのです。

さらにカウンセラーは、この人の気持ちを受け入れ深めるためにこう語りました。「完全なNOですから、とても困っていますね。」

それゆえにカウンセラーは、こうたずねました。
「完全なNOで苦しいのに、どうやて家にいるのですか?」

高校生は、次のように語りました。
「もう投げやりな気持ち!」

ここでも高校生は、自分の気持ちをいつわらないで述べました。
カウンセラーは心の中で、安心しました。

それに続けて高校生は、次のように語りました。
「投げたやりが、あの人たちに当たればいい!」

あの人たちとは、両親です。
けっして、不良仲間ではありません。

子供は親があまりにも自分の気持ちを拒否されると親、両親であっても「あの人、あの人たち」というように呼びます。もう「お父さん、お母さん」と呼ぶことすらできなくなってしまうのです。

両親のことを「お父さん、お母さん」と、呼ばないのではありません。
「お父さん、お母さん」と呼ぶことが、できなくなってしまうのです。

このようにカウンセリングでは、小さな言葉をキャッチすることは大切です。
小さな言葉の中に、大きなものは潜んでいることも多いのです。

よってこの高校生が「『お父さん、お母さん』と呼ぶことが、できなくなってしまう」ことは、この人の本質的な問題を浮かび上がらせてもいるのです。

ただしカウンセリングは、原因を追及するものではありません。
人格の成長発達こそが、本質的な目的です。

そこであえて、原因追及に進みません。
問題解決に、ハンドルを切るのです。

原因追及に進まずに、常に問題解決に進むのが新しいカウンセリングの特徴でもあります。新しいカウンセリングは前に、解決を構築するカウンセリングなのです。

そこでカウンセラーは母親に、質問するのです。
「子供のために、あなたは何ができますか?」

母親は、気持ちにゆとりがありません。
よって「たばこをやめるように、誰かにたのむことができます。」
こう、答えるだけでした。

そしてその理由を尋ねると、次のように答えました。
「もう、誰かにどうにかしてもらいたい。」

これでは何ごとも、前に進みません。
そこで、「いまたばこをやめたら、どうなりますか?」と質問しました。

母親は気持ちにゆとりがありませんから、「たばこをやめれば、それだけでいい。」
こう、答えました。

そこでその発言を尊重して、「いまたばこをやめたら、二人の関係はフレンドリーになりますか?」と質問しました。

それに対して母親は、「たばこをやめれば、すべて変わります。もちろん子供もです。」こう、答えました。

そこから、さらにカウンセラーは解決像を引き出していくのです。
常に、前向きな姿勢こそが大切です。

カウンセラーは解決像を引き出すすために、「たばこをやめれば、すべて変わりますね。具体的に子供さんはいま、何をするようになりますか?」こう、たずねました。

母親は、「たばこをやめれば、子供の生活習慣は正されます。」
「夜ふかししなくなると思います。」こう、答えました。

カウンセラーはさらに解決像を引き出すすために、「生活習慣は正され、夜ふかししなくなることに続いて何がスタートし始めますか?」こう、たずねました。

次回に、さらに述べます。

  

Posted by counsellor at 10:59Comments(0)カウンセリング