2012年06月25日
新しいカウンセリングの実際のプロセス 243
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
新しいカウンセリングの実際のプロセス、実践方法を述べます。
不登校、引きこもりの人は、自然な気持ちの流れが妨げられているのです。
よってカウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。
その結果、生産的な親子関係がスタートします。
その生産的な関係性の確立のための、カウンセリングの目標設定についてモデルにより述べます。
このモデルは、「子育てに自信の持てない母親」です。
「子育てに自信の持てない」という、きわめてカウンセリングの目標設定の困難なケースです。
新しいカウンセリングでは目標設定と、その母親のサポートを同時に行います。
この母親は「育児ノイローゼ」状態です。
子育てに絶望感を持っています。
このようなカウンセリングの目標設定の困難なケースを、モデルにより述べます。
小学校2年生の女の子と、その母親とのカウンセリングです。
この母親も、子供の問題行動からカウンセリングにきました。
問題行動は、カウンセリングに対する導きです。
その問題行動とは、「学校の先生の言うことを聞かない」というものです。
このことには母親も、困っていました。
この母親は、あまりにも子供が言うことを聞かないので自分に自信を失ってしまったのです。
その結果、「自分は母親失格かもしれないという考えに支配された」きわめて困難な状況にいました。
新しいカウンセリングの実際のプロセスは、より具体的な解決を目指します。
それゆえにカウンセラーは、こう質問しました。
「どんなことが起きたら、今日カウンセリングを受けてよかったと思えますか?」
それに対して母親は、「あまりにも子供が言うことを聞かない」と繰り返すのでした。
そして乳幼児のころからの、子供の困ったことを語りました。
まったく質問には、答えていません。正確には気持ちの混乱ゆえに、答えられないのです。
カウンセリングでは気持ちの混乱で質問に答えられないときは、そのまま話を続けます。
多くの場合、「質問に答えてください」とは言いません。これは話の流れを、質問の回答よりも、重視するからです。
そのためにカウンセラーは、話を聴く姿勢が大切です。
母親に対して理解を示しあたたかく、話を聴く姿勢が求められます。
カウンセラーが母親に対して理解を示し、あたたかく話を聴く姿勢を保つだけでも大きな効果はあります。その姿勢だけでも相手(母親)に、大きな変化をもたらします。
人は誰でも、理解を求めているのです。
それをカウンセリングでは、あたたかく話を聴く姿勢により相手に示します。
そのあたたかく話を聴く姿勢により、理解されたときに、その人は前向きな生き方に向かいます。
この母親も、そうでした。
ここまでの会話は、あたたかく話を聴く姿勢を相手に示すためのものです。
ここからカウンセリングの目標設定という、本題に入ります。
そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「娘さんが、お母さんの言うことを聞くようになったら、何がどのように変わりますか?」
それに対して、母親はこう答えました。
「考えられません。」
絶望感の強い人ほど、こう答えます。
そこでカウンセラーは、次のように語りました。
「先ほどのお話から、あなたをとても良いお母さんだとおもいました。」
この言葉により、真に相手を尊重するのです。
真に相手を尊重することにより、絶望から相手を引っ張りあげるのです。
母親は、この言葉に微笑みました。
考えも、なめらかに進んでいるようです。
そして、母親はこう答えました。
「娘は私を、もっとお母さんとしてフレンドリーに対応するでしょう。」
さらに続けて、こう述べました。
「私は娘に、もっと母親らしく対応するでしょう。」
母親は自分と娘がそれぞれ母らしく、娘らしく生きられると述べています。
そこでカウンセラーは、それを次のような質問により具体化します。
「そうなったら、具体的にどうしますか?」
それに対して、母親はこう答えました。
「もっと、娘に微笑みます。」
カウンセラーは、それをより具体化するために次の質問をしました。
「娘さんに微笑んだら、娘さんはどのようにいまと変わりますか?」
母親はこう答えました。
「娘はソフトに、微笑み返します。」
「そうやって私達は、フレンドリーになっていきます。」
「・・・・・・・・そう、私達に信頼感が育まれるでしょう。」
母親にとってフレンドリーになることは、信頼感が育まれることとほぼイコールです。
カウンセラーは、それを視点をかえるために次の質問をしました。
「信頼感が育まれたらお母さんと、娘さんはどのようにいまと変わりますか?」
母親は少し考えて、次のように答えました。
「もっと自信が持てるでしょう。」
それに続けて、母親はこう延べました。
「娘は、もっと自分に自信が持てるでしょう。」
「娘は、自信がないのでしょう。」
「だから、破壊的になるんでしょう・・・」
多くの場合、自分に対する自信の弱さは破壊的な行動に至ります。
言いかえれば生きられなさは、自信の弱さにゆらいします。
自信がないから、「やけの、やんぱち」なのです。
すべて投げやりなのです。
このような大きな、一つの結論に達したのです。
カウンセリングの、大きな一つの節目です。
このケースでも一つの結論、大きな一つの節目に至るようにカウンセリングは行われました。
それはもともと可能性として、この母親の中にあるものです。
可能性として、母親の中にあるものを開示することも大切です。
それと同時に母親と子供の、橋渡しも必要です。
この橋渡しには、一つの質問が有効です。
それは橋渡しを視覚化して、スムーズなものにします。
子供用に、少しアニメのような要素もあります。
それは魔法の杖を使う、質問です。
さらに、述べます。
新しいカウンセリングの実際のプロセス、実践方法を述べます。
不登校、引きこもりの人は、自然な気持ちの流れが妨げられているのです。
よってカウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。
その結果、生産的な親子関係がスタートします。
その生産的な関係性の確立のための、カウンセリングの目標設定についてモデルにより述べます。
このモデルは、「子育てに自信の持てない母親」です。
「子育てに自信の持てない」という、きわめてカウンセリングの目標設定の困難なケースです。
新しいカウンセリングでは目標設定と、その母親のサポートを同時に行います。
この母親は「育児ノイローゼ」状態です。
子育てに絶望感を持っています。
このようなカウンセリングの目標設定の困難なケースを、モデルにより述べます。
小学校2年生の女の子と、その母親とのカウンセリングです。
この母親も、子供の問題行動からカウンセリングにきました。
問題行動は、カウンセリングに対する導きです。
その問題行動とは、「学校の先生の言うことを聞かない」というものです。
このことには母親も、困っていました。
この母親は、あまりにも子供が言うことを聞かないので自分に自信を失ってしまったのです。
その結果、「自分は母親失格かもしれないという考えに支配された」きわめて困難な状況にいました。
新しいカウンセリングの実際のプロセスは、より具体的な解決を目指します。
それゆえにカウンセラーは、こう質問しました。
「どんなことが起きたら、今日カウンセリングを受けてよかったと思えますか?」
それに対して母親は、「あまりにも子供が言うことを聞かない」と繰り返すのでした。
そして乳幼児のころからの、子供の困ったことを語りました。
まったく質問には、答えていません。正確には気持ちの混乱ゆえに、答えられないのです。
カウンセリングでは気持ちの混乱で質問に答えられないときは、そのまま話を続けます。
多くの場合、「質問に答えてください」とは言いません。これは話の流れを、質問の回答よりも、重視するからです。
そのためにカウンセラーは、話を聴く姿勢が大切です。
母親に対して理解を示しあたたかく、話を聴く姿勢が求められます。
カウンセラーが母親に対して理解を示し、あたたかく話を聴く姿勢を保つだけでも大きな効果はあります。その姿勢だけでも相手(母親)に、大きな変化をもたらします。
人は誰でも、理解を求めているのです。
それをカウンセリングでは、あたたかく話を聴く姿勢により相手に示します。
そのあたたかく話を聴く姿勢により、理解されたときに、その人は前向きな生き方に向かいます。
この母親も、そうでした。
ここまでの会話は、あたたかく話を聴く姿勢を相手に示すためのものです。
ここからカウンセリングの目標設定という、本題に入ります。
そのためにカウンセラーは、次のような質問をしました。
「娘さんが、お母さんの言うことを聞くようになったら、何がどのように変わりますか?」
それに対して、母親はこう答えました。
「考えられません。」
絶望感の強い人ほど、こう答えます。
そこでカウンセラーは、次のように語りました。
「先ほどのお話から、あなたをとても良いお母さんだとおもいました。」
この言葉により、真に相手を尊重するのです。
真に相手を尊重することにより、絶望から相手を引っ張りあげるのです。
母親は、この言葉に微笑みました。
考えも、なめらかに進んでいるようです。
そして、母親はこう答えました。
「娘は私を、もっとお母さんとしてフレンドリーに対応するでしょう。」
さらに続けて、こう述べました。
「私は娘に、もっと母親らしく対応するでしょう。」
母親は自分と娘がそれぞれ母らしく、娘らしく生きられると述べています。
そこでカウンセラーは、それを次のような質問により具体化します。
「そうなったら、具体的にどうしますか?」
それに対して、母親はこう答えました。
「もっと、娘に微笑みます。」
カウンセラーは、それをより具体化するために次の質問をしました。
「娘さんに微笑んだら、娘さんはどのようにいまと変わりますか?」
母親はこう答えました。
「娘はソフトに、微笑み返します。」
「そうやって私達は、フレンドリーになっていきます。」
「・・・・・・・・そう、私達に信頼感が育まれるでしょう。」
母親にとってフレンドリーになることは、信頼感が育まれることとほぼイコールです。
カウンセラーは、それを視点をかえるために次の質問をしました。
「信頼感が育まれたらお母さんと、娘さんはどのようにいまと変わりますか?」
母親は少し考えて、次のように答えました。
「もっと自信が持てるでしょう。」
それに続けて、母親はこう延べました。
「娘は、もっと自分に自信が持てるでしょう。」
「娘は、自信がないのでしょう。」
「だから、破壊的になるんでしょう・・・」
多くの場合、自分に対する自信の弱さは破壊的な行動に至ります。
言いかえれば生きられなさは、自信の弱さにゆらいします。
自信がないから、「やけの、やんぱち」なのです。
すべて投げやりなのです。
このような大きな、一つの結論に達したのです。
カウンセリングの、大きな一つの節目です。
このケースでも一つの結論、大きな一つの節目に至るようにカウンセリングは行われました。
それはもともと可能性として、この母親の中にあるものです。
可能性として、母親の中にあるものを開示することも大切です。
それと同時に母親と子供の、橋渡しも必要です。
この橋渡しには、一つの質問が有効です。
それは橋渡しを視覚化して、スムーズなものにします。
子供用に、少しアニメのような要素もあります。
それは魔法の杖を使う、質問です。
さらに、述べます。