2013年12月20日
新しいカウンセリングの実際のプロセス、実践方法 476
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
新しいカウンセリングの実際のプロセス、実践方法を述べます。
不登校、引きこもりの人は、自然な気持ちの流れが妨げられているのです。
よってカウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。
その結果、生産的な親子関係がスタートします。
それを女子高校生の、登校拒否をモデルに述べます。
この人は、まじめで評判の良い高校生でした。
その人のつまずきです。
高校3年生です。
この人は夏休みが終わってから、不登校です。
以前もテストの前は、欠席がちでした。
しかしテストには、出席しました。
夏休みが終わってからは、まったくの不登校です。
そこでカウンセリングを行いました。
本人は、来室を嫌いました。
よって最初は両親だけの、カウンセリングでした。
本人が来室を嫌ったときは、来室を強要しません。
あくまでも、本人に判断はゆだねます。
ここにカウンセリングの、特徴はあります。
本人の主体性を、尊重します。
先ず両親とのカウンセリングを通して、本人に働きかけます。
その働きかけにより、本人も変化していくのです。
本人のこころの変化は、直接のカウンセリングによらなくても起きます。
極端な話、本人に一度も会わないカウンセリングもあります。
その両親とのカウンセリングにより、本人に変化がおきました。
その変化が、カウンセリングに導きます。
この女子高校生も、両親とのカウンセリングを3回終了した後に来室しました。
3人でのカウンセリングは、スタートしました。
カウンセラーは、本人に安心感を与えなくてはいけません。
これがカウンセリングの、土台です。
それも踏まえて、父親との会話からスタートしました。
父親と話すことにより、本人に安心感を与えられるのです。
「お父さんは娘さんから、どんなお父さんだと思われていると思いますか?」
先ず娘から見た父親に対するイメージを、尋ねました。
この質問により、父親が自分自身を客観視する方向に向かわせます。
自分との距離を、娘の方向から取るのです。
これに対して、父親はこう答えました。
「あまり良いイメージではないでしょうね・・・」
この言葉により、本人はある意味では安心しました。
カウンセリングを受ける本人は、自分を責めがちだからです。
あとはこの父親の発言を、拡大させます。
発言に含まれた、大きな意味をさがします。
そのために、より具体的な方向に質問を進めます。
「なぜ、良いイメージではないのでしょうね?」
「そうですね・・・」
「夫婦仲が悪いですからね」
多くの場合、夫婦仲が悪いことは子供の問題として現れます。
子供には良い親子関係と、夫婦関係は必要です。
そこでカウンセラーは、より具体的な方向に質問を進めました。
「たとえば・・・」
父親は、こう答えました。
「そうですね・・・」
「私は短気ですから・・・」
次に、同じ質問を母親にします。
「お母さんは娘さんから、どんなお母さんだと思われていると思いますか?」
これに対して、母親も父親と同じ答えでした。
「あまり良いイメージではないでしょうね・・・」
父親と同じく、カウンセラーはより具体的な方向に質問を進めます。
「なぜ、良いイメージではないのでしょうね?」
より具体的な方向に質問を進めます。
「なぜ、良いイメージではないのでしょうね?」
母親は、こう答えました。
「そうですね・・・口うるさいですからね」
この言葉を受けて、カウンセラーは、より具体的な方向に質問を進めました。
「たとえば・・・」
次に母親は、こう答えました。
「口うるさいことに、主人は『そんなに言うな』と言うのです」
カウンセラーは、「そうすると、どうなります?」こう尋ねました。
ここで方向は、夫婦関係に変わります。
そこで小さな夫婦喧嘩が始まります。
「小さな?」とカウンセラーは、疑問を示しました。
「そうです、小さなです・・・」
母親は、こう答えました。
カウンセラーはこの疑問から、ハンドルを切りました。
これを深めることは、夫婦を追い詰めると判断したからです。
そこで、何も語らないで沈黙しました。
沈黙が、語りなのです。
沈黙の語りは、ハンドルを切らせることができます。
この場合も、そうでした。
「娘が・・・」
母親は、こうつぶやきました。
次にためらいながら、こう語りました。
「私達の仲に入ります」
「娘が、代弁をします」「娘が、仲に入るのです」
母親は、こう言いました。
カウンセラーは、今までの話のポイントに気付きました。
そこで、話をまとめていきます。
「娘さんは夫婦喧嘩の仲裁役」
こう一言で、話をまとめました。
「娘は・・・そうですね」
母親はきまり悪そうに、こうつぶやきました。
次に、父親もこう語りました。
「仲裁役ですね・・・」
さらにこう述べました。
「娘も、夫婦喧嘩は見苦しいのでしょうね」
新しいカウンセリングの実践方法としては、けっして原因追及はしません。
前に解決を構築するのです。
そのためにカウンセラーは、さらに話をまとめていきます。
「娘さんはご両親の気持ちを、ともに理解できるのですね」
この言葉は、娘に対する大きな肯定の言葉です。
同時に家族関係に対する、大きな肯定の言葉でもあります。
この大きな肯定の言葉を、いかしていくことが大切です。
それが新しいカウンセリングです。
そのために、何も語らないで沈黙しました。
また沈黙の語りを、用いたのです。
そうすると、母親が語りだしました。
「仲に入るのはたいへんですからね」
父親もこう語りました。
「前は、仲裁はしませんでしたね」
「このごろ仲裁しますね・・・」
この言葉も、いかしていくことが大切です。
そのためにカウンセラーは、次のことを尋ねました。
「以前は、娘さんはどうでした?」
「おろおろしていました」
両親ともにこう語りました。
新しいカウンセリングでは、常にカウンセラーはプラスにハンドルを切ろうとします。
「娘さんは、変わりましたね」
両親は、ともにうなずきました。
プラスにハンドルは、切られました。
あとはこのハンドルを切った方向に、話を深めていくのです。
それを踏まえて、カウンセラーは語ります。
カウンセラーは、さらにプラスに語ります。
「娘さんは、気づかいもできるのですね」
ここで「気づかい」という、プラスの言葉を用いました。
そのとき、3人とも顔が明るくなりました。
それはこころが解放されたからです。
こころのドアが開いたのです。
こころのドアが開いたら、風通しを良くすることが大切です。
よどんだ空気を新鮮な空気と、入れかえるのです。
入れかえたら、次に進みます。
話を深めるのです。
新鮮な空気と入れかわった思えたときに、次に進みます。
それはカウンセラーの勘です。
その勘に従い、カウンセラーはこう述べました。
「気づかいを示すのは、疲れますね」
この言葉により、話を深めました。
テーブルの上に、話をのせていったのです。
両親は、ともにうなずきました。
カウンセラーはそのうなずきを確認して、話を続けました。
「気づかいを示す疲れから、娘さんを解放してあげましょう」
この言葉により、テーブルの上の話はさらに整理されます。
また両親は、ともにうなずきました。
このとき、両親の気持ちはともに娘に向かいました。
先ず、母親が語りました。
「私達の、板ばさみですからね」
父親もこう語りました。
「娘は、それに苦しんでいるのでしょうね」
両親は、ともに大きくうなずきました。
そのうなずきと、ともに話題は前向きに娘に向かいました。
「夫婦げんかは、娘にも良くないですね」
両親は、異口同音にそう語りました。
さらに続けて、両親はこう語りました。
「夫婦げんかをやめることが、本当の解決ですね」
カウンセラーはその言葉から、話を続けました。
「娘さんを、仲裁役から解放してあげましょう」
また両親は、さらに大きくうなずきました。
そのうなずきと、ともに話題はさらに前向きなものになりました。
「娘さんを苦しみから解放することは、ご両親も苦しみから解放されることですね」
カウンセラーのこの言葉に、両親はともに大きくうなずきました。
家族関係において、自分だけが救われることはありません。
家族のシステムの歪みそのものが、最も弱いところに出ていることが多いのです。
この場合は、高校生の娘です。
高校生が持ちきれないものを、持たされているのです。
その持ちきれないものを、地面におろすのです。
それだけで、気持ちは楽になります。
持ちきれないものを地面におろす時が、いまきたのです。
それは家族のシステムそのものの、大きな変更です。
カウンセラーは次の言葉から、話をさらに続けました。
「仲裁役は右にも左にも、気配りをしますね?」
両親は、うなずきました。
話題を、さらに深めるときです。
「仲裁役は右も左も、気配りだらけです」
カウンセラーはこう語りした。
この言葉を土台にして、話をさらに続けました。
「仲裁役は自分の言葉も、失うかもしれませんね?」
両親はうなずき、うなずきとともに話題をさらに深めていきました。
「娘さんは自分の言葉を、失う状況にいます」
「自分を語れないのです」
「コミュニケーション不可能な状態です」
不登校の女子高校生は、このような状態です。
よって先ず自分の言葉を、とり戻すことです。
自分の言葉を、失ったのです。
失ったものを、とり戻すことにより前に進みます。
家庭で自分の言葉を失ったことが、不登校の大きな原因でしょう。
言葉を失ったから、登校できないのです。
言葉は、自分のすべてとも言えます。
私たちは言葉を手がかりに、生活を組み立てています。
その言葉を、いま失った状態です。
それゆえに登校できないのです。
失ったものを、とり戻すことです。
それにより、登校もとり戻せます。
「失ったものをとり戻す」ためには、家族の協力も必要です。
協力関係ができただけで、大きく前進します。
これを基礎に、話をさらに続けました。
「仲裁役から、自由にしてあげましょう?」
ここからカウンセリングは、次のステップに進みました。
両親のカウンセリングが、中心になったのです。
できるだけ夫婦喧嘩はしない。
夫婦喧嘩をしても、娘は巻き込まない。
これを目指しました。
それだけでも、立ち直れるものです。
「両親が自分のために協力してくれる」ことだけでも心強いのです。
それだけでも、登校できるのです。
この高校生も両親の協力により、新年から登校を始めました。
その後も、両親のカウンセリングは続きました。
さらに、述べます。
新しいカウンセリングの実際のプロセス、実践方法を述べます。
不登校、引きこもりの人は、自然な気持ちの流れが妨げられているのです。
よってカウンセリングを通して子供は、親の一面的な見かたから解放されることが大切です。
その結果、生産的な親子関係がスタートします。
それを女子高校生の、登校拒否をモデルに述べます。
この人は、まじめで評判の良い高校生でした。
その人のつまずきです。
高校3年生です。
この人は夏休みが終わってから、不登校です。
以前もテストの前は、欠席がちでした。
しかしテストには、出席しました。
夏休みが終わってからは、まったくの不登校です。
そこでカウンセリングを行いました。
本人は、来室を嫌いました。
よって最初は両親だけの、カウンセリングでした。
本人が来室を嫌ったときは、来室を強要しません。
あくまでも、本人に判断はゆだねます。
ここにカウンセリングの、特徴はあります。
本人の主体性を、尊重します。
先ず両親とのカウンセリングを通して、本人に働きかけます。
その働きかけにより、本人も変化していくのです。
本人のこころの変化は、直接のカウンセリングによらなくても起きます。
極端な話、本人に一度も会わないカウンセリングもあります。
その両親とのカウンセリングにより、本人に変化がおきました。
その変化が、カウンセリングに導きます。
この女子高校生も、両親とのカウンセリングを3回終了した後に来室しました。
3人でのカウンセリングは、スタートしました。
カウンセラーは、本人に安心感を与えなくてはいけません。
これがカウンセリングの、土台です。
それも踏まえて、父親との会話からスタートしました。
父親と話すことにより、本人に安心感を与えられるのです。
「お父さんは娘さんから、どんなお父さんだと思われていると思いますか?」
先ず娘から見た父親に対するイメージを、尋ねました。
この質問により、父親が自分自身を客観視する方向に向かわせます。
自分との距離を、娘の方向から取るのです。
これに対して、父親はこう答えました。
「あまり良いイメージではないでしょうね・・・」
この言葉により、本人はある意味では安心しました。
カウンセリングを受ける本人は、自分を責めがちだからです。
あとはこの父親の発言を、拡大させます。
発言に含まれた、大きな意味をさがします。
そのために、より具体的な方向に質問を進めます。
「なぜ、良いイメージではないのでしょうね?」
「そうですね・・・」
「夫婦仲が悪いですからね」
多くの場合、夫婦仲が悪いことは子供の問題として現れます。
子供には良い親子関係と、夫婦関係は必要です。
そこでカウンセラーは、より具体的な方向に質問を進めました。
「たとえば・・・」
父親は、こう答えました。
「そうですね・・・」
「私は短気ですから・・・」
次に、同じ質問を母親にします。
「お母さんは娘さんから、どんなお母さんだと思われていると思いますか?」
これに対して、母親も父親と同じ答えでした。
「あまり良いイメージではないでしょうね・・・」
父親と同じく、カウンセラーはより具体的な方向に質問を進めます。
「なぜ、良いイメージではないのでしょうね?」
より具体的な方向に質問を進めます。
「なぜ、良いイメージではないのでしょうね?」
母親は、こう答えました。
「そうですね・・・口うるさいですからね」
この言葉を受けて、カウンセラーは、より具体的な方向に質問を進めました。
「たとえば・・・」
次に母親は、こう答えました。
「口うるさいことに、主人は『そんなに言うな』と言うのです」
カウンセラーは、「そうすると、どうなります?」こう尋ねました。
ここで方向は、夫婦関係に変わります。
そこで小さな夫婦喧嘩が始まります。
「小さな?」とカウンセラーは、疑問を示しました。
「そうです、小さなです・・・」
母親は、こう答えました。
カウンセラーはこの疑問から、ハンドルを切りました。
これを深めることは、夫婦を追い詰めると判断したからです。
そこで、何も語らないで沈黙しました。
沈黙が、語りなのです。
沈黙の語りは、ハンドルを切らせることができます。
この場合も、そうでした。
「娘が・・・」
母親は、こうつぶやきました。
次にためらいながら、こう語りました。
「私達の仲に入ります」
「娘が、代弁をします」「娘が、仲に入るのです」
母親は、こう言いました。
カウンセラーは、今までの話のポイントに気付きました。
そこで、話をまとめていきます。
「娘さんは夫婦喧嘩の仲裁役」
こう一言で、話をまとめました。
「娘は・・・そうですね」
母親はきまり悪そうに、こうつぶやきました。
次に、父親もこう語りました。
「仲裁役ですね・・・」
さらにこう述べました。
「娘も、夫婦喧嘩は見苦しいのでしょうね」
新しいカウンセリングの実践方法としては、けっして原因追及はしません。
前に解決を構築するのです。
そのためにカウンセラーは、さらに話をまとめていきます。
「娘さんはご両親の気持ちを、ともに理解できるのですね」
この言葉は、娘に対する大きな肯定の言葉です。
同時に家族関係に対する、大きな肯定の言葉でもあります。
この大きな肯定の言葉を、いかしていくことが大切です。
それが新しいカウンセリングです。
そのために、何も語らないで沈黙しました。
また沈黙の語りを、用いたのです。
そうすると、母親が語りだしました。
「仲に入るのはたいへんですからね」
父親もこう語りました。
「前は、仲裁はしませんでしたね」
「このごろ仲裁しますね・・・」
この言葉も、いかしていくことが大切です。
そのためにカウンセラーは、次のことを尋ねました。
「以前は、娘さんはどうでした?」
「おろおろしていました」
両親ともにこう語りました。
新しいカウンセリングでは、常にカウンセラーはプラスにハンドルを切ろうとします。
「娘さんは、変わりましたね」
両親は、ともにうなずきました。
プラスにハンドルは、切られました。
あとはこのハンドルを切った方向に、話を深めていくのです。
それを踏まえて、カウンセラーは語ります。
カウンセラーは、さらにプラスに語ります。
「娘さんは、気づかいもできるのですね」
ここで「気づかい」という、プラスの言葉を用いました。
そのとき、3人とも顔が明るくなりました。
それはこころが解放されたからです。
こころのドアが開いたのです。
こころのドアが開いたら、風通しを良くすることが大切です。
よどんだ空気を新鮮な空気と、入れかえるのです。
入れかえたら、次に進みます。
話を深めるのです。
新鮮な空気と入れかわった思えたときに、次に進みます。
それはカウンセラーの勘です。
その勘に従い、カウンセラーはこう述べました。
「気づかいを示すのは、疲れますね」
この言葉により、話を深めました。
テーブルの上に、話をのせていったのです。
両親は、ともにうなずきました。
カウンセラーはそのうなずきを確認して、話を続けました。
「気づかいを示す疲れから、娘さんを解放してあげましょう」
この言葉により、テーブルの上の話はさらに整理されます。
また両親は、ともにうなずきました。
このとき、両親の気持ちはともに娘に向かいました。
先ず、母親が語りました。
「私達の、板ばさみですからね」
父親もこう語りました。
「娘は、それに苦しんでいるのでしょうね」
両親は、ともに大きくうなずきました。
そのうなずきと、ともに話題は前向きに娘に向かいました。
「夫婦げんかは、娘にも良くないですね」
両親は、異口同音にそう語りました。
さらに続けて、両親はこう語りました。
「夫婦げんかをやめることが、本当の解決ですね」
カウンセラーはその言葉から、話を続けました。
「娘さんを、仲裁役から解放してあげましょう」
また両親は、さらに大きくうなずきました。
そのうなずきと、ともに話題はさらに前向きなものになりました。
「娘さんを苦しみから解放することは、ご両親も苦しみから解放されることですね」
カウンセラーのこの言葉に、両親はともに大きくうなずきました。
家族関係において、自分だけが救われることはありません。
家族のシステムの歪みそのものが、最も弱いところに出ていることが多いのです。
この場合は、高校生の娘です。
高校生が持ちきれないものを、持たされているのです。
その持ちきれないものを、地面におろすのです。
それだけで、気持ちは楽になります。
持ちきれないものを地面におろす時が、いまきたのです。
それは家族のシステムそのものの、大きな変更です。
カウンセラーは次の言葉から、話をさらに続けました。
「仲裁役は右にも左にも、気配りをしますね?」
両親は、うなずきました。
話題を、さらに深めるときです。
「仲裁役は右も左も、気配りだらけです」
カウンセラーはこう語りした。
この言葉を土台にして、話をさらに続けました。
「仲裁役は自分の言葉も、失うかもしれませんね?」
両親はうなずき、うなずきとともに話題をさらに深めていきました。
「娘さんは自分の言葉を、失う状況にいます」
「自分を語れないのです」
「コミュニケーション不可能な状態です」
不登校の女子高校生は、このような状態です。
よって先ず自分の言葉を、とり戻すことです。
自分の言葉を、失ったのです。
失ったものを、とり戻すことにより前に進みます。
家庭で自分の言葉を失ったことが、不登校の大きな原因でしょう。
言葉を失ったから、登校できないのです。
言葉は、自分のすべてとも言えます。
私たちは言葉を手がかりに、生活を組み立てています。
その言葉を、いま失った状態です。
それゆえに登校できないのです。
失ったものを、とり戻すことです。
それにより、登校もとり戻せます。
「失ったものをとり戻す」ためには、家族の協力も必要です。
協力関係ができただけで、大きく前進します。
これを基礎に、話をさらに続けました。
「仲裁役から、自由にしてあげましょう?」
ここからカウンセリングは、次のステップに進みました。
両親のカウンセリングが、中心になったのです。
できるだけ夫婦喧嘩はしない。
夫婦喧嘩をしても、娘は巻き込まない。
これを目指しました。
それだけでも、立ち直れるものです。
「両親が自分のために協力してくれる」ことだけでも心強いのです。
それだけでも、登校できるのです。
この高校生も両親の協力により、新年から登校を始めました。
その後も、両親のカウンセリングは続きました。
さらに、述べます。
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新しいカウンセリング こころの傷を持った子供 1044
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新しいカウンセリング こころの傷を持った子供 1043
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Posted by counsellor at 07:41│Comments(0)
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